おまもり

今日は

私の闇堕ちした学生時代を共に過ごしてくれた大切なお友達と会ってきました。

当時、言うなれば私が月で
全てにおいて真逆の彼女が
私にとっては太陽のような存在でした

一緒に学校へ行ったり、放課後に門限が8時の私と遊んでくれたり、移り行く恋の話をしたり。
私の居場所はインターネットだったけれど、
彼女は彼女なりに持ち合わせた繊細さや様々な葛藤を共有してくれつつ、私の手を引っ張ってくれて、所々で新しさの楽しみ方を教えてくれていたような気がします。

あの日の夏
限界拗らせJ Kだった私は、彼女に心の中身を吐き出しました
「私は誰かを夢中にさせたり、愛してもらうことがとても苦手。きっとこの先ずっと同じ形のまま人生を過ごすことになるんだと思う」
…何度でも言いますが
当時、限界拗らせJ Kの私です

すると彼女は珍しく表情を曇らせて
私にこう言いました

「あなたは沢山の人に愛されているんだよ
あなたがその人たちを愛してあげていないだけ。私、今寂しかったよ。」

彼女のこの言葉と真剣な表情が
今でもずっと鮮明に心に残っています

小さく弱い私はその瞬間
少しだけ強くなれたような気がしました

苦い青春時代を優しく彩ってくれた彼女に会うと、今更、少しだけ、私は私を許せます。
ダメになりそうな時
彼女のくれた言葉はお守りのようです

今日その話しようかなって思ったんだけど
恥ずかしいからやめました。


あの時ありがとう。






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