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対話道の探究(30、コミュニケーション力を判断する前に…)

国際コーチング連盟のホームページには
コーチングに関連したコラムが掲載されているのだけれど

最近読んだのが
Communicating for Respect

自動翻訳機能だと
意味合いが不明の和訳になることも多いので

辞書で微妙なニュアンスも自分なりに解釈していくのが楽しい。

世の中で起きてる
ハラスメント、人間関係でおきるもめ事を見聞きするたび

私の中には
「尊重」「敬意」「信頼」という単語が
必ずと言っていいほど浮かぶ。

communication =意思の伝達、心の通じ合い
ということであって
片方だけが自分の決定や意思を押しつける
という意味ではないはず。

毎回完ぺきなコミュニケーションができるとは限らないから

・ごり押しせずに、丁寧な意思疎通を積み重ねて関係構築すること
・敬意をもって自分の考えを主張すること
・うまくいかないこともあると認識しておくこと
・普段から相手を認め、傾聴し、理解する働きかけをすること

そして、自分自身を尊重することも大切。
(Self-Respect と記述されている)

自分が何を大切にしているのか、どんな信念をもっているのか
に向き合い
どのように世界を見ているか、何を感じるかを認識する

そのうえで
デリケートな自分の領域に立ち入られたとき
相手に対する敬意をもちながら、「自分」について伝える。

自己尊重って、私にとってはときおり苦しむ壁でもある。

相手を受け入れすぎると、自分が我慢することもあるし。
きっと思考のクセが染みついているんだと思う。

「自分が言いたいことを言ってしまうと、
相手が不快な思いをするのではないか」
という幻想?思い込み。

ここに、「相手への信頼」が重要になってくるのだ。

たまたまではあるけれど
数日後には、日本の大半の組織や学校などで新年度が始まる。

新しく自分のところに入ってくる誰かさんに
「コミュニケーション力がない」と簡単に思うなかれ。

意思疎通するには
ある程度の時間が必要。

相手の伝える力を判断する前に
こちら側が聞く姿勢になっているか
相手とともにいる気持ちがあるか
という点も、大切にしたいところ。

もちろん、私自身も。

受け入れる側も
入っていく側も
質の高いコミュニケーションが身につくヒント、あります↓


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