【143】健康へのマインドフルネス応用③ - マインドフルな休息
ご訪問くださる方々に心より感謝申し上げます。
本日も以下マインドフルネスのワークブックにて学習していきます。
本日のテーマは「マインドフルな休息」です。
心と身体は休息を必要としている
自然界に朝と夜があるように、私たちも活動と休息の両方が必要です。
人は睡眠はもちろん、何もやらないことに対して罪悪感や焦りを感じてしまい、それを削ってまでも活動に時間を裂こうとしてしまいがちです。
前回は運動の時間を取りましょうと紹介致しました。
今回はそれと同じく、休息をとることもまた大切だというお話です。
これまで多くの瞑想を紹介してきました。
いずれも目的や手順に違いはありますが、「今の状態に意識を向けて受け入れる」ということです。
そのための手順は
① 姿勢を正す
② いつものように呼吸をし、その呼吸に意識を向ける
③ 意識がそれたら呼吸に意識を戻す
目は開けていても閉じていても良いですが、目を閉じていても問題ありません。
しかし、特に瞑想を始めたばかりの頃は、目を閉じていると眠くなってしまうということがあります。
その場合こそ、心の底では「休息を取りたい」と思っていることに他なりません。
何もしないこと
スケジュール帳には予定が無数に書き込まれているでしょうが、その中に「何もしない」時間を書き込みます。
何もしない、どこへも行かない、誰ともかかわらないという予定を入れます。
こうして「何もしないこと」が予定となり、実行すべきものとなります。
何もしないことは悪いことではありません。
「何もしない」とはどういうことか、例えば、昼寝をしたり、早めに就寝する、横になる、座ってコーヒーを飲む、空を眺めるなどです。
この時に、電話やテレビ、ステレオなどの電化製品は遠ざけておくか、電源を切っておきましょう。
行くことができるのであれば、公園や山、海などの環境に身を置くことも効果的です。
最低半日ほどブラブラする日を作ると良いでしょう。
例えば、子供がいてそれも難しい場合は、誰かに預かってもらうことも計画の一つに入れるなど、それほどまでにしっかりとした休息が必要です。
リラックスする時間の優先度を上げ、実行できない理由があれば一度書き出してみて、本当に解決できないかどうかも検討してみることが重要です。
チルい
現代社会では、どんな犠牲を払ってでもつねに活動的・生産的であることが求められるため、「何もしないこと」は罪深い行為であるかのように捉えてしまいがちです。しかし、「何もしないこと」は精神状態を安定させ、向上させるという点で、実に「生産的」な行為なのです。
リラックスするための時間を取ることは、心や身体にとって必要なことであるという認識が必要です。
若者の間では、何もしないことを「チルい」と言って、重要視されています。
英語のChill outから来た言葉で、「まったりと過ごす」「リラックスする」「ゆっくり過ごす」という意味です。
使い方としては
この前の休みはどこも行かずに家でチルっていた
この公園は静かでチルい
仕事でストレス溜まったから、チルしよう
今日はゆっくりできて、本当にチルい感じだ
単語では、「チル部屋」「チル旅」「チルサウンド」「チル友」などがあるそうです。
いずれも「ゆったりできる◯◯」「リラックスできる◯◯」という使い方ですね。
「チルい」についての詳しい記事はこちら
「チルい」を使うか使わないかは別として、既に若者の間では「何もしないこと」が意味のある行動であるという認識があるということが重要です。
「地球は行動の星であり、行動し続ける人こそが成功する」と言われます。
しかし、それも「休息」とのバランスがあってのことです。
睡眠時間を削ってまで行動することが推奨される場面もあるでしょうが、基本的にはNGなのです。
そして「真の休息」とは、テレビやゲーム、スマホで動画を観ることではなく、寝たり、ボーっと空を眺めたり、ゆっくりと何もしないことです。
デジタルデトックスがあちこちで言われるようになりましたが、普段多くの人は休息をしているようでしていないのかもしれません。
若者に学び、「チルい」という概念をインストールして、「何もしないこと」の優先度を上げていきたいものです。
私たちには「休息」が必要です。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
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マインドフルな運動
人間は活動的な生き物です。そして、ストレス発散するには運動が一番だそうです。
実際に運動することで、ストレスホルモンの放出が減り、エンドルフィンという幸せを感じる神経伝達物質が増えるそうです。
過度にならない程度の適度な運動は楽しくもあり、身体的にも精神的にも良いのです。
そして、毎日身体を動かし、汗が出るまでしっかり行うことが大切です。
運動におけるマインドフルネスとは何でしょうか。
瞑想ができるくらいのゆったりとしたペースをやることではなく、「意識的に運動を行う」ことです。
筋トレもただ漠然とやるのではなく、今自分がどの部位や筋肉にどれくらいの負荷をかけてやっているのか、今の筋肉の状態はどうなのかに意識を向けることで、トレーニング効果が全く違ってくるということはよく言われるでしょう。
運動にもさまざまなものがあります。
筋トレの他にも、ストレッチ、ヨガ、水泳、ランニング、太極拳、サイクリング、サッカー、バスケットボール、野球、サーフィン、ピラティス、テニス、山登り、まだまだたくさんあるでしょう。
ものによってはその運動が自分に合っていなかったり、苦痛を感じてしまうものもあるかもしれません。
ここでは自分が興味を持てて、短時間でも毎日取り組めるものを探してみることから始めてみるのがよいでしょう。
私の場合は居合道がありますが、これは下肢の痛みが酷く、現在は残念ながらできていませんが、心の中では、多少無理してでもやりたくてやりたくて仕方のないものです。
そのようなものがあればそこから始めてみても良いと思います。やりたいものがない、私のようにやりたくても身体がついていかずにできないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで忘れていけないのは、ウォーキングです。
シンプルかつ身体に最も負担がないものにも関わらず、しっかりと有酸素運動となり、特別な道具も必要ありません。
天候などはありますが、基本的にいつでも始められるものです。
考えてみれば最近、仕事が激務過ぎるのと、痛みが酷くて運動の時間も十分に取れていませんでした。
身体の痛みが酷くなっていることで、余計に運動から遠ざかるという悪循環へと陥ってしまっています。
痛み止めの量が増えてしまった一因となったかもしれません。
酷い時には全身にしびれを感じてその場に立っていられなくなることも出てきましたが、少しずつでも運動しないといけませんね。
運動を続けるための注意点
※ あくまでもストレス低減のための運動のためのものです。トレーニング目的であれば、やはり多少キツめの負荷をかけなければならないということもあるでしょう。
■ 過度な運動メニューを立てないこと
ここまではできそうだと思うよりも少なめに設定します。
少しでも無理と感じる場合は、メニューを減らすことも視野にいれます。
そうでないと、そもそもキツくて続けられなくなる、もしくは身体を壊したり、却ってストレスになってしまいます。
■ 時間を決める
短時間でもいいので、毎日決まった時間を確保する。
習慣化の基本ですが、何かとセットにするという方法もオススメです。
例えばこのようなものです。
起床後すぐ / 就寝前に必ずやる
デスクワークを一時間継続したら、必ず立つようにして軽い運動をする
■ 仲間と共にやる
同じ目的を持った人がいれば、一緒にやるのも効果的です。
複数人で決めておくと、相互にいいプレッシャーとなり励ましとなるので、続けやすくなります。
■ 実行が難しい理由を考えてみる
もし、運動を始めたけれども続かない、モチベーションが上がらないということがあるとすると、必ず問題となっている要因があるはずです。それが何であるか分析してみます。
時間が確保できない。
→ 確保できる時間が一日のうちに何分あるのかまずは探してみる。
短時間しかない場合でもそれでできることを検討してみる。
めんどうくさい
→ 道具の準備、服装、環境、外出しなければならない、天候に左右されるなど様々なめんどくさい要因があるかと思います。
それを一つ一つ見ていき、面倒だと思う要素が少ない運動を選択します。
道具の準備がめんどくさいのであれば、セットにしてバッグなどに一つにしておけば、すぐに運動を始められます。
キツい、だるい
→ 運動が自分に合っていないか、メニューがキツすぎる可能性があります。
別のものにしたり、軽めのものへ変更します。
■ 何かのついでにできるものがないか、検討する
日常生活のついでで何かできないか検討してみる。
私はすっかりまともに運動できないような状態になってしまいましたが、
少しずつでも毎日できる運動を習慣化していきたいですね。
いつもスキやフォロー頂けることに感謝致します。
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「創作大賞2023」ファンタジー小説部門応募作品です。全編約50000字程度の短編小説となっております。
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