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【126】マインドフルネス実践 ー 一日の終わりを感謝で締めくくる

ご訪問頂き誠にありがとうございます。

本日は以下のテキストの実践です。




Week8は 「1日のおわりを『感謝』で締めくくる」です。


1日の終わりに、その日にあったことで「ありがたい」と思うことを少なくとも5つ書き出すという内容です。


ロンダ・バーン氏の『ザ・マジック』でもお馴染みのワークですね。

私も毎日寝る前に「10個書いて一回ずつ読む」というのを習慣にしており、今日で連続160日を超えました。


ワークの狙い


このワークを始めると、一日のうちで感謝すべき内容は何だろうか、と考え始めます。すると、書くことがたくさんあることに驚くことでしょう。
そして、昼間のうちでも「今夜、このことをリストに書こう」とその感謝の出来事を頭の中でメモするようになるでしょう。
この修練を続けると、周りのことに常に感謝するようになり、心の姿勢が好ましい方向に変化していきます。

「幸福」についての研究によると、幸福感の40%は自分の行動で決まるそうです。
「感謝日記」をつけ、自分に親切にしてくれた人に常に感謝を表すようにすると、幸福感が大幅に向上し、抑うつ感が減ると言います。

そして、感情にエネルギーを注いでいくと成長します。
感謝の心を養う努力は、一見すると偽善的だったり打算的なものであると感じるかもしれませんが、これを続けることによっていずれ心からの感謝ができるようになります。


本著では以上のように説明されております。


これは本当に正しくて、引き寄せの法則を実践し始める初期段階は、そもそも感謝することをほとんどしてこなかった方も多いと思います。
私ももちろんそうでした。

なぜなら、感謝すべきことは脳の自動操縦下では、通常「当たり前」と感じるようになっているからです。


するといざ親切なことをやってもらわなかったり、相手がしてくれたことが自分の望むものとは違ったりすると、感謝どころか「気が利かない」とか「やるんだったらもう少しちゃんとやれないのか」などと相手の非難を始めたりします。

無意識で感謝もせず、人の悪いところばかり目につき、それに対して悪口、陰口、文句、不平不満を言い続ければどうなるでしょうか。
先程、感情はエネルギーを注ぐと成長するとありましたが、悪い方向にも成長するのです。

また鏡の法則により、自分が他人を非難すれば、自分もまた人から非難されることになります。

逆もまた然りで、感謝をすれば必ず巡り巡って自分も感謝されるような存在になるでしょう。


そういった意味で、無理矢理にでも「感謝をする」という行動をとることで、自分の中に「感謝する」という思考のクセができてきます。


感情がこもってなくても、とにかく「ありがとう」を何回も唱える、感謝日記をつける、心の中で感謝する。ここが始まりです。

色々ご意見はあろうと思いますが、今まで感謝することをしなかった者にとっては、このスタートを切らなければ、一生そのまま感謝の気持ちが生まれることはないのです。



この世界には「意図的に」ネガティブが撒き散らされている


私たちの心は、ネガティブなことに磁石のように引きつけられます。
変えられもしない過去に対して何度も何度も繰り返し思い出しては、後悔したり恥ずかしい思いをして気分を害する。
来てもいない未来に対して不安を持っては、「ああなったらどうしよう」「こうなったら終わりだ」などとこれまた気分を害する。

放っておくとこんなことを繰り返してしまうのは、それが人の持つ防衛本能だからです。
現状維持をしようとする、危機回避しようとする心の働きが、「良いことより悪いことが起きた時の準備をしておくべき」という方向に向かわせるのです。

メディアはこうしたものを十分に理解し、それを利用しています。
世の中にネガティブを撒き散らして、人々にその「解決策」を購入させているのです。
結果、「心配した通り」のことが起き、不幸になるだけです。


とここまで読んだところで、思い当たる点がいくつか浮かんできます。

ニュースや広告などをボーっと流れるままに享受していると、自分のネガティブな気分を煽られ、やがて依存や中毒にも似た症状が芽生えてくるのです。


怖いものをもっともっと見たい


誰かの不幸を見て、自分だけじゃないと安心したい


自分よりも格が下に見える人を何とか見つけて、そこに対してマウントを取っては下には下がいるんだと優越感に浸りたい


立場の違う者たちを断絶させるような構図を構築し、互いに争わせるように仕向けたり煽る

→ 世代、人種、ステータス、身体的特徴、経済力、学力、性差、病気の有無、障害の有無


自分の日頃のストレスをぶつける対象がほしい。

社会的弱者、法律を犯したもの、凶悪犯罪者、他人の欠点、黒歴史、大失敗した有名人、無礼な人、客として入ったお店のスタッフ、一般常識やマナーに欠けた人、ネット上で見つけた意見の違う人、メディアやインフルエンサーに「負け組」と呼ばれる人、怠慢に過ぎる政治家、ミサイルをデモンストレーションで発射しまくってくるあの国、戦争を起こしているあの国のトップ。


このようなものをひたすら探しては「正義」を振りかざして攻撃する毎日。


「他人の不幸は蜜の味」とばかりに心を満たすような世の中がさも当然かのようになっています。

無意識であればあるほど、飛んで火に入る夏の虫がごとく、気がつけばネガティブなものに吸い寄せられています。


その場では気分が高揚するような錯覚を覚えるかもしれません。

しかし、その直後から虚しさから始まって、嫌悪感や罪悪感、焦燥感、怒り、憎しみ、妬み、辛み、ありとあらゆる負の感情が増幅されて、今日も一日どっぷりと疲れ果てて浅い眠りにつく。

睡眠中は潜在意識がその負の感情を溜め込んで、翌朝は最悪なスタートを切る。この繰り返しです。

やがて、心身がおかしくなり身動きが取れなくなるのは時間の問題です。

自ら命を断ってしまう人や精神病が増えている要因の一つは、この世界に「意図的に撒き散らされたネガティブ」があるのだと思わざるを得ません。本当にもうこんなのはたくさんです。


本著では、最後にこう締めくくっています。


一日の終りに「感謝の練習」をすることは、不幸を呼び寄せる心の習慣を解毒する作用があります。
また、日々の多くのポジティブなことやありがたいことに光を当てるので、思考の流れがポジティブな方向に転換するようになります。


「感謝日記」や「ありがとうを何度も唱える」ことは、ネガティブなものにしか目が行かなくなっている状態から脱却する唯一の方法であると思います。

良いことを増やすよりも、悪いものを取り除くのが先です。悪いものをそのままにして良いものをいくら増やそうとしてもうまくいくものもうまくいかないのは道理でしょう。


私が160日間続けてきて、ようやく一日に自然に心からの感謝が1つ2つできるようになりました。
また、「ありがとう」を言うべきタイミングを見つけては、意識して「意図的に」感謝を伝えています。そうでなければ感謝すべきものに気づかず、素通りしてしまうことでしょう。


姿勢のことも然り。普段から姿勢が悪い場合、これを直すのにはとにかく習慣化して毎日意識して少しずつ矯正していくしかないのです。

たとえ専門家に歪みを治してもらったところでそれは一時的なものです。これを維持するのは並大抵ではありません。


感謝の足りなかった人間が心から感謝するレベルに行くには、一足飛びなんてものはありません。

その道は本当に泥臭いものです。当たり前のことができない人が当たり前のことをできるようになるというのは、努力が必要だということを本当に痛感させられています。

そういった経験から見て、人間には本当にステージがあると感じます。

そのステージによっては、ある意味「正解」である完璧なメソッドが提示されたとしても、受け入れられないか、実力不足で理解できない、もしくは難しいと感じて実践できないでしょう。

成功した人が「この方法で成功した!」と言ったところで、そのまま今の自分が実践してもそのままうまくいくとは限りません。むしろ、うまく行かない方がほとんどでしょう。

そもそも抵抗感が有りすぎてやる気も起きなくなるかもしれません。

とにかく自分が「今」納得できるものから実践してみる。結果それが効果がなかったとしてもいいのです。

その工程が次の道を照らしていきます。やがて自分にとっての「正解」の方法にたどり着くのでしょう。

変えたければだまされたと思ってまずはやってみる。これしかないのだとここ半年を経過して思うのでした。


ここまで読んで頂き誠にありがとうございます。

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向日葵畑の向こう側


「創作大賞2023」ファンタジー小説部門応募作品です。全編約50000字程度の短編小説となっております。




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