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【116】意識マップで自分の感情のエネルギーレベルが分かる! ー エネルギーレベル20~100

ご訪問頂き誠にありがとうございます。

本日も以下テキストから人間の意識レベルを見ていきます。






詳細は前回の記事を参照下さい。

再度意識マップを引用します。


前回の記事でも解説しておりますが、意識マップのログ項に記載されたエネルギーレベルの数値は十進数ではなく対数表示です。つまり、エネルギーレベル100は10の100乗ということになります。

従って、エネルギーレベル75の「悲しみ」と100の「恐怖」の間には大きな差があるということです。

では、早速各エネルギーレベルの詳細を見て行きます。


エネルギーレベル 20: 恥


人間は恥をかかされることが最も苦しみの度合いが高くなります。人目につかないようにそっとその場から去ることになるでしょう。
原始社会でのそれは「追放」を意味し「孤独」になります。この状態はいわば「死」に近く、非常に危険な状態と言えます。

「恥」は心の健康を破壊し、やがて肉体の病気も引き起こします。さらに性格全体のレベルを引き下げてしまうので、他のネガティブな感情の影響を受けやすい状態になります。

また自らの「恥」を他人に投影し、相手を攻撃することが正しいと思い込む傾向にもあります。それが自分へ向かうと、自ら追い込んで精神を病んでしまったり、最悪自死を選んでしまう危険もあります。

幼少期などに何らかの原因で辱めを受けたなどの辛い体験があり、「恥」が行動の根底にあるような場合は、専門家の処置がなければ性格の修正は難しいでしょう。





エネルギーレベル30: 罪悪感



罪悪感は激しい後悔や自己否定、自己犠牲精神などから生まれます。罪悪感にとらわれ「罪」に対して敏感になってくると、自分はもちろん他人に対しても「許さない」という気持ちが強くなります。

罪悪感は激しい怒りを引き起こし、それが正義として人を断罪することに利用されることもあります。

犯罪者を吊るし上げる行為や、いじめ、ネットリンチなども罪悪感が根底にあるのかもしれません。





エネルギーレベル50: 無気力


無気力とは希望を失った状態です。世界や未来が灰色に見え、貧困や絶望にとらわれていて、生きるエネルギーを失っています。
外部からのエネルギー供給がない場合、最悪自死を選択してしまう危険があります。

「社会から見捨てられた」人々に多く、他人への依存も強いので、周囲からは「お荷物」という見られ方もしてしまいます。

これらの人々を救済しようとしたのがマザー・テレサのような勇気のある人たちです。




エネルギーレベル75: 悲しみ


愛する者を失った深い悲しみや、健康、経済の損失、何かの依存症にとらわれた状態です。このレベルに固定されてしまった場合、絶えず続く後悔の念でうつ病を発症する危険があります。

ですが、無気力よりはかなりエネルギーのある状態ですので、何かのトラウマが解消され、涙を流すようなことがあればそれは回復の兆候と見なすことができます。

カウンセリングなどで人に話を聞いてもらうだけでも救いとなるでしょうか。




エネルギーレベル100:恐怖



ここまで来るとようやくエネルギーが出てきます。つまり、恐怖は健全なエネルギーと言えます。なぜなら、人間のやむことのない行動の源となっているからです。


恐怖というとどういったものがあるでしょうか?

■ 自分に害を及ぼすものに対しての恐怖

→ 敵対する人物、集団、国、自分の生命にとって脅威のあるものに対して恐怖します。

■ 人間関係においての恐怖

→ 集団生活から仲間はずれにされる、嫌なことを言われたりされないか、友達に嫌われたりしないかと恐怖します。

■ 病や老い、死に対する恐怖

→ 病気に対する恐怖。
  老いによって身体の自由が利かなくなったりする恐怖。
  また死という未知のものに対する恐怖。

■ 自分という存在を拒否される恐怖

→ アイデンティティに関するものについて否定される恐怖
  積み上げた経験や実績を否定されるような恐怖
   人格の否定に対する恐怖


このように人には様々な恐怖があるわけですが、時にその恐怖を巧みに利用されることもあります。例えばこのような例です。

■ 全体主義国家が恐怖を用いて民を完全に掌握する
■ メディアや広告が人々の恐怖を煽り、それに対するソリューションを提案することで市場を獲得する

このように恐怖が利用されるのは、恐怖が増殖的な性質を持っており、限界がないからです。結果、この世の中は恐怖であふれ返っています。
恐怖には伝染性もあり、社会全体に蔓延することもあります。

テレビをつけると不安や恐怖を想起させるような話題が続くのは、この増殖性を利用して観てもらおうとしているからです。

恐怖の伝染というと、思い起こされるのは1973年に起きた豊川信用金庫事件の例です。
他愛ない女子高生たちの「信用金庫は危ない」という会話が誤った形で拡がり、信用金庫に預金者が殺到したという事件です。

これも「銀行が潰れて預金が消えてしまうかもしれない」という恐怖が増殖し無限に感染していった結果です。

このように人は恐怖にかられてしまうのです。しかし同時にこれは生物に備わった危機回避能力とも言えるでしょう。



まとめ


ここまでエネルギーレベル20~100までを見てきました。
読んでいてグサッと来るものもありましたね……

もちろん人間ですから、当然、このレベルの感情を持つことはあります。

このあたりの感情が湧いてきたら、「あ、自分はここまで落ち込んでいるんだな」と受け入れてあげて、まずは少しでも上のエネルギーレベルに上がれるように意識するだけで変わってくるでしょう。

その時に意識マップを眺めてみるのも良いかもしれません。
すると、こういったアプローチも可能なのではないでしょうか。


例えば何か失態を犯したとして、誰かに危害や損害を与えてしまったとします。

当然、罪悪感がわいてくるでしょう。社会的もしくは世間体を気にして「恥」や「自己嫌悪」の気持ちも生まれるかもしれません。

「私は何てことをしてしまったんだろう。私は最低だ。生きていく価値もないんだ」と思ったとすればその気持ちを一旦受け入れます。

深呼吸でもして冷静になってくると、今度は

「あの時注意していればあんなことにはならなかったな。本当に何をやっていたんだろう。あの時に戻ってやり直せれば」と後悔したとします。

ここで意識マップを見て下さい。これだけでエネルギーレベルが20~30だったものが、75まで上昇したことになります。

同じネガティブな感情でもエネルギーレベルに差があることに意識を向ければ、「自分はさっきよりも良くなっている」と実感できるようになるでしょう。

そして時間をかけてでも少しずつ上昇していくことで、自分の中のエネルギーが戻っていくことになるでしょう。
YoutuberのKenji Spiritさんのお言葉をお借りすると、「元の氣に戻る」、つまり元気になるということですね。




明日はエネルギーレベル125以上を見ていきます。


ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。
いつもご訪問下さり、スキやフォロー頂けることに感謝致します。

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「創作大賞2023」ファンタジー小説部門応募作品です。全編約50000字程度の短編小説となっております。





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