こんにちは、セレナです。
昨日、私のパートナーと、その知人夫妻と楽しく食事をしてきました。
私より少し若い夫婦で、奥さんの方はポーランド人。20年ほど前にオーペアとして、私のパートナーの家で働いていた女性なんです。
ちなみにオーペアとは、知ってる人の方が多いとは思いますが、エージェントを通して海外からやってくる住み込みのベビーシッター(ナニー)のことです。
当時は私のパートナーにも家庭があり、娘さん2人もまだ乳児。1年契約だったので、彼の家を出たあとはビザを切り替えて地元の大学に通い、彼が勤めていた金融会社入社。そして数年後に職場結婚したそうです。
娘さんたちは今は20代になり、それぞれの記憶に彼女はいないにも関わらず、今でも連絡を取り合ってるし、家族みたいな絆があるのは素敵だなあ!と思いました。今も同じ職場で熱心に働いてる、生真面目で明るい彼女。
オーペアをしているときにアメリカ生活の中で色々なことを感じ、そこから新たな願いが生まれ、それを現実化していった満足感や、自分の人生の土台を造ってくれた私の彼に対する感謝がしっかりと伝わってきました。とても優しそうな旦那さん共々久しぶりだったので会話も弾みました。
ということで、このオーペア制度。
日本だと、住み込みベビーシッターを雇う観念があまりありませんが、最近ではこの制度を利用して海外に出ている人たちも多いのではないでしょうか。
私が20代のときは、特にヨーロッパにおいて、日本人にこのビザは与えられていなかった気がします。
私は他人と一緒に生活するのは面倒で考えられないし、子育てが楽しかったので、わざわざ海外からナニーを呼び寄せたいという気持ちもあまり理解できないもが正直なところ。
しかもオーペアとの浮気騒動の相談に乗ったことも何度かあったりするので、ついつい色眼鏡で見てしまう部分があるのですが、もちろん、心温まるような話もよく聞きます。
たとえば、アメリカ人の女友達の娘さんが、高校卒業後の進路を見失い、進学も就職もしたくないという状態の中で、海外でオーペアをしてみたいという希望が生まれたのが数年前。
エージェンシーが選んだ先はモナコの裕福な家庭で、フロリダにバケーションに来るついでに面接をしたいと言われたので、友達は娘さんに同行して面接に行っていたのを思い出しました。
面談後にOKをもらって、娘さんは1年近くモナコでオーペアをしていたとき、当時大ファンだったアメリカ人セレブがモナコを散歩してるところにバッタリと遭遇したんです。そこでの短い会話から、今後の生き方のヒントをもらったということで、素敵な体験をしたんだなぁ、とほっこりしました。
もう一人の友達の娘さんも、通っていた大学が合わなくて、ちょっとくすぶっていたときに、オーペアの話が決まり、大学を休学。行先はニュージーランドでした。超裕福な家庭なので収入などは特に気にせず、ファーストクラスに乗りこんで優雅に飛んでいったのですが(彼女の場合、飛行機代は親が出しましたが、通常は依頼主が払うみたいです)、スノッブでいじめっこで親も手を焼いていたその女の子が、ビックリするほど親身にベビーシッターを楽しんでホストファミリーからも可愛がられていたと聞いて、これまたジーンとしてしまいました。
アメリカでも、今はリモートが主流なので、こうした需要が落ちてると思いきや、まったくそんなことはなくて、幼児の世話で仕事にならないからと、ベビーシッターさんを探す人も多いです。
そんな中、オーペアをしてる日本人女性と出会って、カフェやダンスに誘ったんです。楽しい時間を過ごしたんですが、なかなか自由時間がないようだし、色々とと大変そうな気もするけど、貴重な体験をこなされているようで、とても頼もしく見えました。
年齢制限や、色々な規定はあるようですが、実際にはどんな感じなのかなとちょっと調べてみたら、Quoraという掲示板に、自分の体験とアドバイスを書いた女性の方の投稿が載っていたんです。なるほどなぁと思ったので、AI訳を紹介しますね。
ということで、オーペアは、自分の自由はない代わりに、短い滞在期間の中で、その国の家庭状況を学べる最高の体験になりそうですね。
もちろん、どの家庭に入るかで価値観も体験も学べることも大きく変わってくるのでしょうが、海外生活の体験ができるオーペアを、自分の問題の逃げ場所にするのではなく自分の精神状態がベストなときに望む。というのは素晴らしいアドバイスですよね。
私の友達の娘さんたちのように、精神状態はまあまあいいけど、ちょっと方向性が決まっていない、なんてときには、刺激的な日々の中で、新たな望みが生まれる良いチャンスなのかもしれません。
新しい体験の中で、自分の中に新しい望みが生まれる。ということは、私も20代のときに体験しました。引き続き、そんなことについてもまた書いてみますね。
長くなってしまいましたが、最後までお読みいただき、どうもありがとうございます!