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職場の先輩に詩を添削していただいた話。

「きれいですね」「素敵ですね」って言葉を自分なりに表そうとすると、
私はたまに「美味しそう」という表現になります。
なんででしょうか、不思議です。

こないだ空を見上げた時、薄く透き通った夏空があまりにもきれいだったので、私はふっとこんなことを思いました。
「ソーダ水みたいな空だな」と。

別にお腹を空かせているわけではありません。
そりゃパフェが食べたいなぁとか、ラーメンや唐揚げが食べたいなぁとか、最近珍しく食欲をオープンにしていますがそうではなく。

そんなこんなで。自分でもこの発想が面白いかも?と思ったので、
特に深い内容はないけど5億年ぶりに詩を書いてみることにしました。

「夏空クリームソーダ」

 「だれかが空一面に ソーダ水をぶちまけたような夏だった。
  ああ あんなにモクモクと、まっしろなバニラアイスを
  贅沢にトッピングして。
  ならば赤々とゆっくり沈む夕焼けは、
  もしかしなくてもサクランボなのかもしれない。
  透明なグラスを空に掲げたらきっと、
  とってもおいしいクリームソーダのできあがり!」

むぅ……。

さて、作ってはみたものの……。
「なーんかしっくりこない」とか
「なんかイマイチだなぁ」という感想が頭をよぎります。

ちなみにこれ最初「青空クリームソーダ」だったんですよ。

最後に「クリームソーダ」という一言を入れたので、
サクランボを入れてみたはいいものの、
ぶっちゃけ青空なんだか夕暮れなんだかわからない
ということに後から気が付いて改題しました。

そこで詩の同好会に所属されてる、同じ文章作成担当の先輩に
ご意見をいただこうと思いました。よければ添削していただけないかなぁと。

そしてこうなりました!(タイトルは同じです)

「だれかが空一面に ソーダ水をぶちまけた
 ああ、あんなにモクモクと まっしろなバニラアイスを
 贅沢にトッピングして

 あかあかとゆっくり沈む夕焼けは アイスにのったサクランボ
 透明なグラスを空に描いて 君を背景に傾ける
 おいしいクリームソーダの できあがり」

ふぉぉ……!”だ!
なんかより爽やかで、かわいらしくなっています!!
国語の教科書に載ってそう……。

なんというか私の作った詩は
「見たままのを面白味もなく書いてみただけ」なのに対して、
先輩がアレンジしてくださったのは、暗喩がたくさん使われています。

すごい(語彙力の喪失)

詩を作る際の初歩的な注意点も教えていただきました。

詩では句点は使わない
直喩と暗喩は同時に一つの詩では使わない

なるほど~と思いました。
なんか自分で読み返しても違和感まみれでしたものね、私の詩。

自分の書いた詩はどこか表面だけで薄っぺらいなぁと感じていたので、
より詩らしい、のびやかさが感じ取れるものにアレンジしてもらって嬉しかったです!

この学びを活かして、また新しく詩を作ってみようかなと思います~

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
次回も鋭意執筆中です。
kirinboshiはココナラで、キャッチコピーの制作も承っております~


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