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大花 町
2023年6月17日 22:25
▼プロローグ タケミナカタ(建御名方命、諏訪大明神)の物語は古事記における出雲の国譲りの段に語られます。 この神様は謎の多い存在で古代から今に至るまで多くの考察を生んでいます。 今回はタケミナカタが何者であるかは考察しません。 物語としてのタケミナカタ神話のメッセージ性に触れていきたいと思います。▼導入神話とはなんでしょうか?様々な捉え方があると思います。まずはいくつかの捉え方のケース
2023年7月23日 00:35
▼はじめに今回からタケミナカタ神話の裏側を覗いていきたいと思います。そのために第一回目は「そもそも日本神話とは何なのか」という点から「鎖」を解いていこうとおもいます。おそらく否定したくなる方もいるであろう内容となっています。それでも目を背けずに見ていただけると幸いです。※下記の記事は「表」になります。「表」を見なくてもわかるようにこの記事以降の「裏」を書いていくつもりですが私個人とし
2023年7月8日 21:03
▼はじめにタケミナカタ神話の裏側を覗いていくシリーズ、第ニ回目はタケミナカタと同一視されることもある「伊勢津彦神(イセツヒコノカミ)」という存在についてフォーカスしていき、その中で~氏、~族という「鎖」も解いていけたらと考えています※第一回はこちらから。※下記の記事は「表」になります。「表」を見なくてもわかるようにこの記事以降の「裏」を書いていくつもりですが私個人としては見ていただくこ
2023年8月4日 00:26
▼はじめにタケミナカタ(建御名方命)神話の裏側を考察していくこのシリーズ。今回の記事では伊勢津彦神(イセツヒコ)と同様に度々タケミナカタと同一視される天津甕星(アマツミカボシ)について考察していきます。また、その流れで日本神話の意義について個人的な想いをお伝えさせていただきます。※下記の記事は「表」になります。「表」を見なくてもわかるように「裏」を書いていくつもりですが私個人としては
2023年8月14日 17:40
はじめに諏訪大社の御祭神とされる建御名方命(タケミナカタノミコト)の伝承や神話を紐解いていくこのシリーズ、早くも4回目となりました。今回は物部守屋にフォーカスを当てて、風神と雷神の戦い、という観点でタケミナカタを紐解いていこうと思います。※これまでのシリーズはこちらから物部一族と諏訪の関係 これまでの私の記事でタケミナカタは物部守屋である、としてきました。 物部守屋は6世紀の人物で仏
2023年8月16日 01:02
▼善光寺縁起 むかし、天竺(インド)の毘舎離国に月蓋長者(がっかいちょうじゃ)という金持ちがいた。月蓋には娘に如是姫(にょぜひめ)がいて大層可愛がった。月蓋は信仰心が薄くお釈迦様が訪れても追い返してしまうような男だった。しかし、如是姫が病気になり医者も匙を投げてしまうとお釈迦様に縋りついた。お釈迦様はこれまでの不信心を咎めることなく、西方の極楽浄土におられる阿弥陀如来を拝むように伝える。