絹子

24卒会社員。観て、聴いて、読んで、撮って、考える日々。

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結婚と子供について

現在、結婚願望はない。私はたまたま異性愛者で彼氏もいるけど、彼氏も私も結婚したいとは考えていない。 理由は、私たちにとって結婚が具体的なイメージを伴って浮かび上がってこないからだ。よく分からないものに対して、したいという気にはならない。これは私たちが幼いということなのか。 少しずつ同級生が結婚をしだして、なかには子供がいる人もいる。本当にすごいなと思う。私は子供が好きだけど、欲しいとは思わない。親としての責任に自分が耐えられないと思うからだ。子供は、親の価値観のなかで育て

    • 5年ぶりのディズニーランド

      今日は3月31日。私は明日から新社会人となって学生から勤め人になる。そんなどきどきの前夜に、心を落ち着かせて気を紛らわせるために少し前に彼氏と行ったディズニーランドの記録をしておく。 もともと、彼氏はディズニーリゾートアンチであった。なんでも、高校の修学旅行でシーに行った際、無理やりタワーオブテラーに乗らされ、乗り物酔いをし、そのまま次はレイジングスピリッツへ。乗ったアトラクションはそれだけで、全く楽しかった思い出がなくトラウマになったためだと言う。 対して私は、6歳の誕

      • 京都旅行に行ってきた!

        卒論提出が終わったと思えば、部屋探し、引っ越しと怒涛の一か月が過ぎた。引っ越しが滞りなく済み、一息ついた頃に彼氏と卒業旅行として京都を訪れた。とても楽しかったので、備忘録としてここに残しておく。 1日目京セラ美術館 まず訪れたのは、京セラ美術館。村上隆の企画展が行われていた。重厚な近代建築と現代的な建築が一体化した建物でとても面白かった。村上隆については何も知らずに見学したのだが、作品を観ていると京都で展示することを意識したのか彼が藝大の日本画科出身である(これもキャプシ

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          猫の日記念、野良猫さんたち

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          映画館と私

          「映画にまつわる思い出」と見ると、私の中では勝手に「映画『館』にまつわる思い出」に変換されてしまう気がする。私は3年間映画館でアルバイトをしていて、つい先週最終日を迎えたのだ。 私の地元は最寄りの映画館まで電車で50分ほどかかる場所にあり、めったに行くことはなかった。でも父が週末になるといつもテレビで録画した映画を観ていて、それを横でなんとなく観ていたので映画は身近な存在だった。 大学進学を機に一人暮らしを始め、ほどなく映画館が徒歩圏内にあることを知った。アルバイトをして

          映画館と私

          24卒の私の大学生活を振り返る

          1年生全く縁のない土地で一人暮らしを始め、大学ってどんな場所なんだろうと不安と期待でいっぱいだった中、オンライン授業が決まる。誰にも相談せず不安なまま履修登録をした。 フランス語と英語の授業は顔出しのzoomだったため、何人かの顔と名前は覚えた。でも私の方は覚えてもあちらはどうか分からないので距離は縮まらない。 後期になると、一部対面授業が始まる。しかしそれは冬休みまでの3か月間のみ。微妙にzoomで見たことあるな、くらいの人と仲良くなるのが難しかった。自分から見た相手と

          24卒の私の大学生活を振り返る

          『PERFECT DAYS』??

          ヴィム・ヴェンダース作品は初めて。 観ている間ずっと、この作品のコピー「こんなふうに生きていけたら」が引っかかっていた。本当にそう思う?なんかいいとこしか映ってなくない?「こんなふうに生きていけたら」なんて思う人は、今の便利で恵まれた生活があるからこそ、安全地帯で「こんなふう」にならないと分かっているからこそ、思うんじゃないの? 平山だって生まれは裕福みたいだし、トイレ清掃員で質素を極めた生活をやらざるを得ないという状況でもなさそう。そんな彼の生活に精神的な豊かさを見出す

          『PERFECT DAYS』??

          『枯れ葉』

          『コンパートメント No.6』以来の、久しぶりのフィンランド映画。アキ・カウリスマキ監督作品は初見。 とにかく、すべてのショットが美しかった。どこを切り取っても、絵画のよう。時にはバロックの宗教画、時にはオランダの集団肖像画、はたまたハマスホイの作品、ポップアートの雰囲気さえまとうシーンもあったような気がする。光の差し込み具合、色彩の使い方が息をのむほど美しかった。 抑制的な演技も私好みなもので、見ていて心地が良かった。抑えられつつも、そこには確かに愛があることが分かる。

          『枯れ葉』

          日本建築史を知りたい

          私は美術史専攻なのだが、学芸員資格のための講義で日本建築史をほんの少し齧ってから、それに興味を抱くようになった。だがほどなく卒論の執筆が始まり、それどころではなくなってしまった。そして卒論を提出した今、やっと少しずつ本を読んでいる。新しい分野のことを知るってとても楽しい。 まず読んだのが坂牛卓の『教養としての建築入門』。とっつき易く、とても読みやすかった。読みやすすぎてすぐ読了してしまい、少々物足りなさも感じた。 そこで次に書店で見つけたのが、隈研吾の『日本の建築』だ。今

          日本建築史を知りたい

          『カラオケ行こ!』

          最高の綾野剛のPVだった。 私は、和山やまの『女の園の星』が大好きだ。同じ作者というつながりで『カラオケ行こ!』も読もうと思った矢先、映画化されることを知った。私には原作厨の素質があるので、映画がどれだけ良くても原作のことが脳裏を過り100%映画を楽しめないことが容易に想像できた。だから、漫画を読むのは映画の後のお楽しみにすることにした。 映画を見終えて、漫画も読了した今、その選択は間違っていなかったと思っている。 映画はとても面白かった。ずっと温度低めな感じでふざけて

          『カラオケ行こ!』

          『サタデー・フィクション』

          中島歩が出ていると知り、それ以外の情報はほぼ入れずに鑑賞した。中島歩はやっぱり演技がとても上手い。作品ごとで、その演技の「演技っぽさ」のチューニングが上手いのだ。周りと演技の方向性で浮くことがなく、かつ存在感を確かに示している。 お話の流れとしては、劇中劇により入れ子構造になっており、外側と内側の物語が一致する瞬間は見事だった。群像劇とまではいかないものの、登場人物が多く入り乱れているため、前半が少々その説明に割かれてしまった感は否めないけれど、ユー・ジンがフレデリックと再

          『サタデー・フィクション』

          就活をして女であることがハンデだと気づいた話

          就活をしていたとき、社会で働くには女という属性はそれだけでハンデになるんだな、とやっと気づいた。今日キャバクラのスカウトをされて不快な気持ちになったときにこの感情を思い出した。以下はまだ社会を知らない小娘の戯言です。 私はそこまでがつがつとした就活をしていたわけではなくて、「それなりに」ぐらいの感じでやっていたから、もっとちゃんとやっていた人はこのことについてどう感じたかは分からない。 私は当時2種類の就活エージェントを利用していて、その両方の面談でキャリアプランとは別に

          就活をして女であることがハンデだと気づいた話

          年末年始と卒論と諸々の話

          年末年始の行事、タスクがとりあえず一段落した。何があったか振り返る。だいたい時系列順。 髪を切るクリスマス前に、前髪を整えてもらうのと、ついでに長さはそのままで雰囲気を変えたいです、と伝えてカットしてもらったところ、レイヤーを入れてもらったのだが予想以上に毛先をすかすかにされてしまった。あまりにも納得がいかなかったため、翌日別の美容室に予約を入れた。ずっと気になっていたけれどいつも予約でいっぱいだったところが運よくクリスマスイヴに空きがあったため、「これはいくしかない」と迷

          年末年始と卒論と諸々の話

          友達の愚痴

          noteを書くにあたって、本当は嬉しかったことや心が温まった話などを書いてみたいのだが、そういうことは本当にささやかなことで、いちいち書くほどのことではないのかもしれないと思ってしまい、結局愚痴みたいなことを書くことが多くなってしまう。今回もその一つ。もやもやしたことって、自分の中でまだ整理がついてないことが多いから、言語化のために長々と書けてしまうのだと思う。 まず内容を手短に言うと、久しぶりに会った友達と会話してもやもやしたということ、昔からの友達と関係を切りたいけどど

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          デパコスデビューにおすすめのコスメ教えてください!

          彼氏がクリスマスプレゼントにデパコスを買ってくれることになった。私はずっとデパコスに憧れていたのだけれど、「こんな私が...」という気持ちもあり、買えていないと話したことがきっかけだった。 (記事の画像は資生堂のコスメカウンターで単色アイシャドウ、オーラデュウ プリズム イルミネーター ピコを買った時の写真。2,000円くらいだったから私の中ではデパコスノーカンということで) でもどこの何を選べばいいのか分からず迷子になっている。美容系と呼ばれる人たちのインスタやYouT

          デパコスデビューにおすすめのコスメ教えてください!

          『アラビアン・ナイト 三千年の願い』

          綺麗なポスターに惹かれて、前情報は全く入れずに鑑賞。ティルダ・スウィントンの演技を観たことがなかったからそれが観たかったというのもある。ティルダ・スウィントンは赤とボブが似合う美人だった。 前半はジン(魔人)の過去の話、後半はアリシアとジンの2人の物語。始めは、あまりにジンの回想が長く詳細かつ多様であるため物語の主眼が過去の回想なのか現在の話なのか分からず困惑したが(そこで眠くなってしまう人もいたみたい)、次第に回想シーンの美しい情景とその物語に引き込まれてしまった。

          『アラビアン・ナイト 三千年の願い』