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年末年始と卒論と諸々の話

年末年始の行事、タスクがとりあえず一段落した。何があったか振り返る。だいたい時系列順。

髪を切る

クリスマス前に、前髪を整えてもらうのと、ついでに長さはそのままで雰囲気を変えたいです、と伝えてカットしてもらったところ、レイヤーを入れてもらったのだが予想以上に毛先をすかすかにされてしまった。あまりにも納得がいかなかったため、翌日別の美容室に予約を入れた。ずっと気になっていたけれどいつも予約でいっぱいだったところが運よくクリスマスイヴに空きがあったため、「これはいくしかない」と迷わず予約。思い切って10cm以上短くして、顎ラインのミニボブにしてもらった。すっきりしてとてもお気に入り。前に通っていた美容室の担当の方、クリスマスプレゼント、とサロンシャンプーのミニボトルくれたのにごめんね。

集中講義

クリスマスが終わったと思えば、年末3日間、年始に1日、朝から夕方までの集中講義が待ち構えていた。頭の中は「卒論終わってないのに…」でいっぱい。でもこの授業の単位を取らないと学芸員資格はとれない。4年のこの時期に受けているのは去年の私がポンコツで履修登録を忘れていたから。

別に就職先は決まっているし学芸員の資格はひとつも関係ない仕事なのだけれど、これまでに学芸員資格のためにいくつも講義を受けてきたんだから、最後までちゃんとやりたかった。1、2年生の頃はとっている授業数が多かったけれど3,4年になると少なくなるため、長時間座ってしかも同じ人の講義を聞き続けるのは結構身に応えた。しかも1年遅れて履修してるから知り合いが一人もおらず、気分がふさいだままになる。

帰省

年末の3日間の集中講義が終わると、その翌朝7時に故郷の家族が私の住んでいる土地にやってきて、私を車で拾い、そのままスキー場へ。まだ卒論終わってないし集中講義の疲れとれてないんですが。うちの親は厳しいので、親の決めたことに反対などできる空気ではない。にこやかにスキーを楽しむ(振りをする)。うちの家族は全員スキーウェアからスキー板まで、すべて一式自分のものをもっている。父がそうさせている。母私妹は父の趣味に付き合ってあげているのだ。

暗くなるまで滑ると、近くの温泉旅館へ。翌朝も6時に起きてまたスキー。昼過ぎまで滑って、やっと実家へ帰る。親の車で帰ることで一人暮らしの部屋から実家への交通費が浮くのはいいけれど、その代償が大きすぎる。

帰省すると楽でいい、という人と面倒だ、という人と二種類いると思うけれど、私は後者。親との関係は良好だけれど、それは私が親を怒らせないように細心の注意を図っているから。これが本当に神経を使う。実家に帰ったその瞬間から一人暮らしが恋しくなる。それぞれの祖父母宅に顔を出さないといけないし、1月3日に高校の友達と会う約束をしてしまったから(その日しか合う日がなかった)、スキーを含めると一週間以上親と生活しないといけない。本当に疲れた。これは家庭によると思うけれど、うちは朝ごはんは全員で食べるのが暗黙のルールなので、たとえ年末年始でも親の仕事があれば6時に起きなくちゃいけないし、親が休みでも7時半には起きる。これが堕落した大学生にはつらい。まだ集中講義とスキーの疲れが残っている。

実家にいる間、基本的にすることはないので卒論を少しずつ進め、9割は終わらせた。年明けに高校の友達と会ってもやもやした話は既に記事に書いた。


バイト

やっと帰省が終わり、自由な一人暮らし生活に戻れたぞ、と思ったらバイト。入れます、と言ったのは自分なのだから仕方ないけれど、今のバイトは慢性的な人不足、というか人数はいるのだけれどみんなシフトに入る頻度が少なすぎて足りていないという状況で、年明けすぐに入らざるを得ないという感じだった。

男の先輩に「就職してもこっち戻ってきてね、飲み行こうよ」と言われ、「いやー、遠いし…」と口ごもると「彼氏はこっちの人なんでしょ?結婚したら墓参りとかで来るじゃん」と言われる。こっちにいる間に一度も一緒に飲みに行ってないあなたとわざわざ行くわけないし、私は前から結婚願望ないと再三言っているのに結婚前提の話をするな、と内心イライラする。

そして、この一人暮らし再開したタイミングで体調を少し崩す。熱はないけれど、ひどい鼻詰まりと喉の痛み。市販の風邪薬でなんとかやりすごそうとする。

卒論

ずっと苦しめられてきた卒論。帰省中にほぼ終わり、あとは結論を書くのと文章の体裁を整えて図版編(美術史専攻のため、本文編とは別に取り上げる絵画の画像をまとめたものを作成しなければならない)をつくるという作業が残っていた。連勤明けの日、かつ年明けの集中講義の日の前日にそれらをすべて仕上げ、勢いで提出。うちのゼミの字数規定は2万字以上で、半分くらい書き終わっていたときは「このペースだと3万字いくな」とか思っていたけれど、最後の章で失速して28,000字くらいだった。

卒論が終わったとほっとしたのも束の間、集中講義最終日を受講。それが今日だった。怒涛の約2週間が一段落。まだ集中講義の課題は残っている。風邪は一応治った。

卒論を終えてみて

今まで、気になる本とか映画があっても卒論をやらなくちゃいけないという気持ちが勝って、我慢していた。それが解放されて、今大学生活でいちばん知的好奇心が高い気がする。もったいない。早速、中公新書の『教養としての建築入門』という本を読んだ。ずっと建築史に興味があったから、楽しみにしていた本で、とても面白かった。次は積読している『近代美学入門』と『神さまと神はどう違うのか?』が待っているし、美術館建築の本も読んでみたいなと思っている。

と、わくわくしていたのに、今日集中講義から帰宅して夜になると、買い出しはしたのに自炊する気力が消えてなくなり、仕方がないからコンビニに行った。そこで何を買おうか考えると、空腹なのに何も選べず立ち尽くしてしまい、自分がかなり精神的に弱っていたことに気付いた。

疲れているときって、私は何かを選択する気力がなくなる。何かを選ぶって結構大きな力が働くと思う。

弱っている自分を自覚すると泣きそうになってしまい、コンビニの中を何周もして結局麻婆豆腐を買った。家で泣きながら食べた。なんで涙が出てくるのかは自分でも分からなかった。ずっと張りつめていた気持ちが色々一段落して、緩んだのだと思う。

この記事を書きながら、ひとまず気持ちは落ち着いてきた。明日は講義の課題を頑張って終わらせる。

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