Kinoko

読書し続けるワーキングマザー

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最近の記事

ブックレビュー「なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか」

読んだきっかけ 書店で平積みされていた「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」をぱらぱらめくってみたら結構面白くて、10分くらい立ち読みしたのですが、そのときに引用されていた文章にピーンときて、その引用元文献が最後のほうのページに書いてありましたが、それが「なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか」でした。 早速図書館で予約して借りて読みました。 面白い本でした。 内容 内容は、神学の大学教授として熱意と理想に燃えていた著者が、燃え尽きて仕事をできなくなり退職を選択してから

    • ブックレビュー「病気にならない暮らし事典」

      アズマカナコさんのブログで発見 アズマカナコさんの本が大好きで、アズマカナコさんがSNSで発信していないかなーと調べていたら、更新が滞っているご本人のブログを発見。そこで紹介されていたのが本間真二郎さんの本でした。 そこでさっそく図書館に借りに行きました。 感想 著者の本間さんは自然派医師として、栃木県那須烏山市に移住して自給自足生活をしながら診療所をしています。 著者の言葉で印象に残っているのが、 「自然からはずれたことをすると病気になる」 「病気になったということ

      • ブックレビュー「セルフケアの道具箱」

        書店で購入 いつだったか書店で購入しました。Voicyかなにかで、コーピングリストの作り方が書いてある、というような情報を入手して、それで購入した記憶があります。 結果的に、今の自分の辛い状況を癒す本となりました。 あらすじ 辛い気持ちを癒すためのステップが書かれています。表紙にあるように、毛布にくるまってみるとか、腕をつねってみるとか、ふわふわしたものをなでてみるとか、そういったことが書いてあります。 だんだんと認知行動療法に向かっていって、その後マインドフルネス、最

        • ブックレビュー「ぼくはお金を使わずに生きることにした」

          ネットでたまたま見つけた本 図書館で借りてきました。 とても面白い本でした。 心に残った文章抜粋 「われわれがみな、食べ物を自分で育てなくてはならなかったら、その三分の一を無駄にするなんてことはしないだろう。机やいすを自分で作らなければならなかったら、部屋の模様がえをしたとたんに捨ててしまったりはしないだろう。目抜き通りの店で気に入った服も、武装兵士に監視されながら布地を裁断する子どもの表情を見ることができたら、買う気が失せることだろう。豚の屠畜処理の現場を見ることがで

        ブックレビュー「なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか」

          ブックレビュー「サーチ・インサイド・ユアセルフ」

          図書館で借りてきた 休職してからも、辛い状況は続いていたので、自律神経の本とか、ストレス心理学の本とか、図書館で借りては読む、そして実践、を繰り返しています。 辛い状況というのは、仕事で頭がグルグルしてアドレナリン大分泌みたいな状況が、不安でドキドキ状況にすり替わってしまったことです。 どちらにしても毎日心拍数多めのドキドキ状況というのがなかなか収まりませんでした。 そこで、呼吸を整えるのがいいのではないかと思い至り、図書館で借りたのが「サーチ・インサイド・ユアセルフ」で

          ブックレビュー「サーチ・インサイド・ユアセルフ」

          ブックレビュー「ものも家事も最低限。子どもとミニマルに暮らす」

          ミニマリストNozomiさんの初書籍です。 Nozomiさんは、Instagramで偶然見つけて以来のファンです。あまりに極端なミニマリストぶりに衝撃を受けたのをよく覚えています。 パーソナルカラーが黒や紺というNozomiさんは、黒か紺のシャツワンピ1着で過ごしているということです。私物も40個前後とのこと。 Nozomiさんを見つけた当時は、家事育児仕事のお手玉の毎日で、物を減らせば時間が増えるというNozomiさんの言葉に励まされつつ、物を減らしていました。 ただ、私の

          ブックレビュー「ものも家事も最低限。子どもとミニマルに暮らす」

          ブックレビュー「からだのためのポリヴェーガル理論」

          図書館で借りて読みました。 和訳が固い感じですが、私はこの感じが好きでした。 仕事や家事育児やプライベートの色々で、ストレスが大変なことになり、休職してしまいました。 今思うと、元々大変なプライベートに追加で仕事のトラブルが重なって、ストレス指数が急増してしまったのだな、と思います。 時短勤務で管理職をやって、時短で帰れなくなり、時短勤務なのに出張にしょっちゅう行って、なんだか今思うと、会社は私をスーパーワーママか何かと勘違いしてしまったのではないか、と思えてきます。 マ

          ブックレビュー「からだのためのポリヴェーガル理論」

          ブックレビュー「「人生が充実する」時間のつかい方 UCLAのMBA教授が教える“いつも時間に追われる自分”をやめるメソッド」

          買ってしまいました。 時間が足りない毎日、どうしたらいいのか分からなすぎて、ふらっと立ち寄った本屋で思わず購入。 図書館で読んで本当によかった本しか買わないことにしていたのに…… 新刊はまず予約で待たなくてはならないため、買ってしまいました。 肝心の内容ですが、 総花的ではありますが、それだけに、必ず「ここはよかった!」と思えるポイントがある内容でした。 私が心に残ったのは、 可処分時間(義務でやっていることは病院に行くとかでも可処分時間には入れない。仕事や家事時間も入

          ブックレビュー「「人生が充実する」時間のつかい方 UCLAのMBA教授が教える“いつも時間に追われる自分”をやめるメソッド」

          疲労について調べ始めた

          なんでこんなに毎日疲れているんだろう 毎日疲れて疲れて仕方なくて、何が原因なのか、どうしたら疲れなくなるのか、わからないまま過ごしていました。 なんとなく、仕事と家事育児が大変だから仕方ないと思って諦めていた部分もあります。 でも、こんな状況がずっと続くのは自分も嫌だなと。 それで、この本を図書館で借りました。 読んでみた 疲れているのは脳で、特に自律神経だ、と著者は言います。 そして、ヒトは前頭葉という「意欲や達成感の中枢」が大きく発達したために、眼窩前頭野で発した疲

          疲労について調べ始めた

          生産性について今思うこと

          今まで ワーキングマザーの私は、生産性を上げないと仕事が終わらなくて、家事も育児も終わらなくて、だから、「生産性」「効率性」こういったことを日々試行錯誤して向上させてきました。 三種の神器(乾燥機付きのドラム型洗濯機、ロボット掃除機、食洗機)は全て買い揃えました。 仕事では、かなり非現実的な目標で仕事して(午前中で1日の仕事を終える!とか)、実際には毎日達成出来ないですが、現実的な目標は結果的に達成する、といった具合で仕事をしていました。 そんな当時の愛読書は、ちきりんさん

          生産性について今思うこと

          ブックレビュー「昭和なくらし方」

          図書館で借りた本です。 アズマカナコさんと稲垣えみ子さんに密かに憧れているので、昭和の暮らしに興味があります。そこでドンピシャな題名の本を借りました。 本の中身は、写真と文章の組み合わせで、文章もさることながら、写真が大変に参考になりました。 心に残った文章は以下です。 「私はいつも「買うと馬鹿になる」と言っています。言いかえれば「買わないと賢くなる」ということで、実際にそうなのです。」 本書は全部勉強になる内容でしたが、特に上の文章が強烈に心に残りました。 今あるもの

          ブックレビュー「昭和なくらし方」

          ブックレビュー「身銭を切れ」

          先日読んだラヴァル氏の本で、ラヴァル氏がおすすめしていた本でしたので、図書館で予約をして借りてきて読みました。 アマゾンのブックレビューでも、かなり癖がある著者であると書いている方が何人かいました。実際、結構癖がありました。 しかも、日本人にはあまり馴染みのない宗教についても書かれていたり、海外の歴史についても書いてあるので、世界史が苦手だった私には、ちょっと難しい点もありました。 ただし、それを差し引いても大変面白く、付箋を貼る手が止まりませんでした。 以下は私の中で心に

          ブックレビュー「身銭を切れ」

          ブックレビュー「シリコンバレー最重要思想家 ラヴァル・ラヴィカント」

          図書館で借りましたものすごく図書館で人気で、半年近く待ってようやく自分の番が回ってきました。 何かのきっかけで読みたいと思っていた本でしたが、待ちすぎてもはや何がきっかけだったか覚えていません。 読んでみた今回も、付箋だらけになりました。心に残る文章がたくさんありすぎでした。 心に残った文章たち 「カネではなく、地位でもなく、富を求めよ。富とは、君が寝ている間も稼いでくれる資産だ。カネとは、時間と富を人に与えるための手段だ。地位とは、社会階層内での君の立ち位置だ。」 「

          ブックレビュー「シリコンバレー最重要思想家 ラヴァル・ラヴィカント」

          育成する後進を選好したい

          アラフォーになって、後進育成について考えることが増えました。 きっかけは、noteにも書いた、「人生後半の戦略書」に書いてあったからです。 また、テレビで見た伝説のテイラーで90歳を超えた方(安積登利夫さん)が、80歳を過ぎてから、テーラーの学校を設立したこともきっかけでした。 他にも、色々きっかけはあるのですが、一言で言うと、「次の世代に受け継がれずに終わってしまう技術を救いたい」ということです。 技術革新によって陳腐化する技術は、受け継ぐ必要はないと思っていますが、一方で

          育成する後進を選好したい

          ブックレビュー「家事か地獄か」

          こちらの本は、図書館で借りずに購入しました。 いつも本は図書館で借りることにしています。 というのも、以前はKindleで購入することが多かったのですが、立て続けに「駄本」(といっていいものか・・私にとっての「お金を払う価値のない本」)を購入してしまって、本を購入することに嫌気がさしてしまいました。 本屋で立ち読みして、いいと思った本だけ買うという手もありますが、私の場合、立ち読みしている途中で疲れてきてしまって、もう買っちゃえとなって、で、買わなきゃよかった、となります。

          ブックレビュー「家事か地獄か」

          ブックレビュー「世界は夢組と叶え組でできている」

          Voicyの日経クロスウーマンの番組で、桜林直子さんの記事を紹介していて、そこで気になってkindleで購入しました。 私も働く母として、そして桜林さんと同じ1馬力なので、お金と時間については常に考えています。 家庭も仕事もどちらも100%はまず無理です。子どもがいない時には、子育てしながら仕事なんてとてもじゃないけど無理!と思っていましたが、実際にその立場になってみると、子育てしながら仕事は意外とできます。 ただ、やはりお迎えに行く時間は決まっているから、残業はできないし

          ブックレビュー「世界は夢組と叶え組でできている」