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疲労について調べ始めた

なんでこんなに毎日疲れているんだろう

毎日疲れて疲れて仕方なくて、何が原因なのか、どうしたら疲れなくなるのか、わからないまま過ごしていました。
なんとなく、仕事と家事育児が大変だから仕方ないと思って諦めていた部分もあります。
でも、こんな状況がずっと続くのは自分も嫌だなと。
それで、この本を図書館で借りました。


読んでみた

疲れているのは脳で、特に自律神経だ、と著者は言います。
そして、ヒトは前頭葉という「意欲や達成感の中枢」が大きく発達したために、眼窩前頭野で発した疲労感というアラームを意欲や達成感で隠してしまうことがあり、これを「疲労感のマスキング」というそうです。
一方で、「手続き記憶」という、反復練習の記憶は、刺激やストレス、加齢によって疲れが生じにくい小脳が機能しているため、脳疲労につながらないとのことです。
疲労を放置すると免疫系が疲弊し、がんに対する防衛力もダウンします。
疲れの直接の原因となるのは活性酸素で、活性酸素は紫外線を浴びても発生するので、紫外線予防が有効とのことです。
で、どうすればいいの?ということですが、発生した活性酸素を消すためには睡眠が大事で、睡眠の質を高めるために、夕方以降に強い照明を浴びない、夜遅くにパソコンやタブレット操作をしない、入眠の1-2時間前に入浴する。入眠の3時間前までに夕食をとることを推奨しています。
また、抗酸化作用を高めるためにイミダペプチドを摂取することを薦めていて、鶏むね肉を200g食べましょうとのことです。
あとは、クエン酸を摂りましょうとのことで、かんきつ類を食べましょうとのことです。
あとは、ゆらぎのある環境で過ごすことを薦めています。ほかには、緑茶の缶を開けたときの香りがいいとのことです。

感想

なんだか、やったほうがいいことは、結構知っていることだな・・と思いました。
ただ、紫外線予防と鶏むね肉は知らなかったので、積極的に取り入れたいです。
気になったのは、「手続き記憶」は小脳が記憶しているから脳疲労につながらない、という部分です。
同じことを繰り返すと飽きる、疲れる、という反応が出るが、スポーツの反復練習といった「手続き記憶」は疲れにくい小脳が記憶しているから飽きないし疲れないのです。そして、小脳の機能は加齢によっても失われにくいとのことです。
本の中では、認知症のスモーカーがタバコの火を消し忘れることがほとんどないことを紹介しています。身体が覚えている記憶は、ずっと覚え続けていられるということです。

だったら

身体を使う反復練習を仕事として行えば、仕事をしても疲れないのでしょうか。書籍内では、いわゆるビジネスマンが行うPC作業は高次の作業で大脳という疲れやすい部分が行っているとのことです。
であれば、例えば針仕事とか、ひたすら何かを磨くとか、そういったことなら疲れないのかな・・とか思えますが、どうなんでしょうか。

結局・・・

あまり私の問いへのアンサーにはならない書籍でした。
なんとなく、体はそこまで酷使していないのに、毎日疲れているから、心が疲れているのかな、、とは思っていました。頭を使いすぎるのが疲れになるんでしょうか。頭を使わずに、日中はぼんやり仕事して、飽きてきたら外を歩いて、帰宅後に思考停止状態にならないようにすればいいのかなとも思えますが、そんな仕事ぶりではまずお荷物社員になってしまいますよね。そうしたら人間関係やら色んな別の課題が出てきてしまって、それこそ心の疲れが最高潮になってしまいそうです。
本書は、いびきのために良質な睡眠をとれていない人にはとても良い本だと思いました。ただ、私のようなすでに色々オーバー気味だけど睡眠だけはしっかりとれている(子供と一緒に寝落ちしてしまうから)ワーキングマザーにはドンピシャではありませんでした。
疲れをどうするのか、ほかの本も読んでみようかと思いました。

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