見出し画像

ブックレビュー「セルフケアの道具箱」

書店で購入

いつだったか書店で購入しました。Voicyかなにかで、コーピングリストの作り方が書いてある、というような情報を入手して、それで購入した記憶があります。
結果的に、今の自分の辛い状況を癒す本となりました。

あらすじ

辛い気持ちを癒すためのステップが書かれています。表紙にあるように、毛布にくるまってみるとか、腕をつねってみるとか、ふわふわしたものをなでてみるとか、そういったことが書いてあります。
だんだんと認知行動療法に向かっていって、その後マインドフルネス、最後はスキーマ療法までいきます。

ためになったこと

私の場合、自動思考(ふっと浮かぶ思考)に恐怖を感じて喉が苦しくなるという症状が続いています。喉が苦しくなるとますます恐怖倍増です。
だいたい、仕事復帰を考えたときとか、疲れてきたときとか、あとはなぜか空腹時です。
そんなときに、本書にあるマインドフルネス呼吸をしたり、トイレのワーク(本の中ではもっと直截的な言い方でしたが、一応きれいに書きました💦)をすると、なんとなく、ちょっと落ち着きます。

課題

私にとってはスキーマ療法は難しいなと感じます。なぜなら、幼少期の辛い経験を思い出す作業が必要になるからです。大変な辛い経験があったわけではないですが、それでも、幼少期の経験が現在に影を落としていることって、ほぼ全員あるのではないでしょうか。それを思い出しながら癒していくのがスキーマ療法のようですが、これは元気な時にやったほうがいいです(が、元気な時はきっとこういった振り返り自体意味を感じずにやらないんだろうなとも思います)。

まとめ

スキーマ療法は難しいですが、これって簡単に言うと、自分のなかの子ども(=本当の自分の気持ち)が喜ぶことをしてあげる、ということのようです。本当の自分はやりたくないのに、大人の自分が、色々なことを頭で考えだして、やるという決断をしてしまう、ということを繰り返していくと、本当の自分からどんどん離れて行ってしまいます。これも、「みんなそうやって我慢してやりたくないことをやっている」と思ってしまうのは簡単ですが(実際にこういう風に人から言われたこともあります)、それをうのみにすると、のちのち体調を崩します(私です)。
そのため、最終的には、自分の「本当の」気持ちに正直になることが大事だな、と思います。そのことを改めて気づかせてもらった、とても良い本でした。
マインドフルネスは、今の自分にすごく必要だと思っているので、正直あまりできていないですが、やります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?