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ブックレビュー「世界は夢組と叶え組でできている」

Voicyの日経クロスウーマンの番組で、桜林直子さんの記事を紹介していて、そこで気になってkindleで購入しました。

私も働く母として、そして桜林さんと同じ1馬力なので、お金と時間については常に考えています。
家庭も仕事もどちらも100%はまず無理です。子どもがいない時には、子育てしながら仕事なんてとてもじゃないけど無理!と思っていましたが、実際にその立場になってみると、子育てしながら仕事は意外とできます。
ただ、やはりお迎えに行く時間は決まっているから、残業はできないし、キリが良くても悪くても帰らないといけません。50%50%というところですが、大体において、仕事70%家庭50%、あれ、100%を超えた20%はどこから出てきている?と思うと自分の無理から来ていて、それで数ヶ月に1回寝込んで100%に戻る感じです。

書籍からの抜粋です。
「共稼ぎの夫婦と同じように暮らすには「半分の時間で2倍稼ぐ」必要があるとわかった。それが最低条件だなんて厳しいなーと思ったけど、しかたがないからその方法だけを考えた。」

これは、激しく共感しました。
周りの共稼ぎ夫婦は、なんだかんだお互いに不満がありつつも、責任の半分を分担し合える仲間がいるというだけで、恵まれている気がします。
ワンオペ育児がよくいわれますが、そもそも元からワンオペだと不満も何も抱きようがなく。

「「何をしたいか」だけではなく「時間を何に使うか」という観点が必要だ。」
「だから、「自分の時間を何に使うか」を自分のキャパシティの中で(←これも重要)割りふった時間割をつくり、その時間割そのものを「やりたいこと」としたらいいと思う。」
「極端なことを言うと、人生はただの時間だから、死ぬまでの時間を何に使うか、誰といるかがすべてだと思う。」

限られた時間の時間割、も共感です。

「いちばん大きなフタは「しあわせになりたい」という願いを抑える「自分はしあわせになれない、なってはいけない」という思い込みのフタだ。」
これも共感です。
なぜか、幸せになんかなれないという呪いを自分にかけるのが得意です。

と、全体的に共感の嵐の本書、買ってよかったです。著書のボソボソっと話している感じ(実際のお声はもう少しハキハキしていましたが、丸い感じの優しい語り口の方です)の雰囲気や世界観も何だか好きです。


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