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ブックレビュー「からだのためのポリヴェーガル理論」

図書館で借りて読みました。
和訳が固い感じですが、私はこの感じが好きでした。

仕事や家事育児やプライベートの色々で、ストレスが大変なことになり、休職してしまいました。
今思うと、元々大変なプライベートに追加で仕事のトラブルが重なって、ストレス指数が急増してしまったのだな、と思います。
時短勤務で管理職をやって、時短で帰れなくなり、時短勤務なのに出張にしょっちゅう行って、なんだか今思うと、会社は私をスーパーワーママか何かと勘違いしてしまったのではないか、と思えてきます。

マミートラックが巷で問題になることはよくありますが、やはり、物凄い上昇志向の人でない限り、特に子どもが未就学児のうちは、少し楽な仕事にしてもらった方がいいよなと思います。
それは、自分が休職して初めて思えました。今までは、未就学児のワーママでワンオペでもバリバリ働けると思っていたし、会社もそういうロールモデルを社内で作りたがってそうだから、自分がそれになれたらとまで思っていました。
ただ、慣れない仕事で管理職になり、毎日トラブル発生で、毎週土日も会社携帯が手放せなくなり、踏んだアクセルが戻らなくなり、休日の休み方を忘れてしまいました。一日中アドレナリンが出ている感じで、ブレーキが壊れた車で激走している感覚になり、怖くて仕方なくて、それで、行き止まりの塀か何かに激突してやっと車が止まったような状態です。休職して、心底良かったです。

前置きが長すぎですが(汗)、今の自分に自律神経の乱れが関係している気がして読んだのが、本書です。

著者はデンマーク在住のアメリカ人のセラピストで、ポリヴェーガル理論を具体的に実践している人です。
ポリヴェーガル理論は、新しい理論で、交感神経と副交感神経の2つしかないと思われていたものを、副交感神経をさらに2つに分けて、全部で3つある、と提唱しています。副交感神経は、リラックス状態だと思われがちだが、実は、猫に睨まれたネズミが凍り付いて動かなくなる状態も副交感神経であり、それはリラックス状態とは異なるとしています。むしろ、交感神経の「戦うか逃げるか」と同じような、危機に瀕した時の反応である、としています。

そして、この、危機に瀕した状態からリラックス状態に回復するために、自分で出来るストレッチを紹介しています。

ストレッチは、やると何となく?リラックスした気がします。

ただ、それと共に、アロマを嗅いだり、リラックス出来る音楽を聴くとさらに良い気がします。

まとめると、本書によって、自分の自律神経に目を向けるようになれたので、良い本だと思いました。


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