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40代のワーママ会社員が世界のど真ん中でファミコンとスーパーマリオ愛を叫ぶ。

ファミコン様と私、君の名は



こんにちわ。
Noteの魔窟に迷い込んで一か月、好きな事を書きつぶして良いこの桃源郷、毎日あてもなく日々の事をつらつらと書きこんで参りましたが、
あ、私、これかなり書きたいかもしれん。という事がほわっとも見つかりましたので、そんな事を共感出来る(かもしれない)日本中のどこかにいる、
昔小学生の女の子(あるいは男の子)だった、昭和生まれのファミコン世代の誰かに届きますように。

40代のワーママ会社員が世界のど真ん中で
ファミコン愛を叫ぶ。
お母さんはファミコン世代。

私はいわゆる「ファミコン世代」です。
今現在44歳だった私が、なぜこんな日記という名の叫びを書きたくなったのか。
それはセブンイレブンで見つけた「スーパーマリオ35周年コラボ商品」がきっかけでした。

「スーパーマリオが35周年」
この言葉のインパクトの強さにおもわず手に取った「ヨッシーのみどりのメロンパン」


スーパーマリオが35周年だなんて、いわばこの前まで半ズボンはいてた親戚の男の子が、結婚したって言ってたな、なんて思ってたら子供もう3人もいた、
それぐらいの衝撃でした。
(その後結局コラボ商品全種類買った)

私とマリオの出会いは小学校3年生の時。
もっと正確に言うと、「私とファミコンの出会いは」が正しいですがとにかくその時期に我々昭和世代は、いわゆる「ゲーム機のレジェンド」に出会ってしまった訳です。
(マリオなんて呼び捨てにするのもおこがましいので、本当は「マリオ様」「ファミコン様」とお呼びしたい所ですが、敬称略)

その当時、少なくとも私の周りのクラス友達は、男の子も女の子もお兄ちゃんもお姉ちゃんも、みんなファミコンに夢中でした。

そりゃそうだよね、それまでゲームといえばゲームウォッチぐらいしかなくってしかも画面もちっこくて、白黒で、ゲームは一種類しか出来なくって、コンテニューとかセーブとかももちろんなくって、
根性とか根性とか、とにかく根性とかでクリアしなければいけなかったのですから。

そんな35年後のお母さん、
「ヨッシーのみどりのメロンパン」を手に取った瞬間、お母さんの魂は時空を超えて、小学校3年生の時の自分に戻ってしまいました。

そして思い出したのです。
お母さんはファミコン世代であった事、
そしてファミコンが大好きであった事を。
さらにそこらへんの男子をうならせるぐらいスーパーマリオが得意であった事を。

だから聞いてほしい、わたしのファミコン愛を!
ピコピコ語ります。

マリオ様、我が家に君臨なさる。(我が家にファミコン様やって来た)


それは忘れもしない、小学校3年生のクリスマス。
スーパーマリオとファミコンが、我が家にやってきたのです。

うろ覚えですが「二学期の成績が良かったら、ファミコン買ってくれ」的なプレゼンを両親に披露し
その後勝ち取った勝利であったような気が致します。

それまではファミコンは近所のお友達の家にいってやらせてもらっていました。
当時そのお友達の家には2歳上ぐらいのお兄ちゃんがいて、お兄ちゃんがいない間にみんなで(この「みんな」が軽く6人ぐらいだったりするんですけど)、魔界村だのエグゼドエグゼスだのを取り合ったのでした。

そんなファミコンが家にある、友達の家でもなく、誰の家でもなく、私の家に。

(余談ですが私は7歳上の姉がいる、女の子2人姉妹でした。私が小学校3年生ですと姉はもう高校生な訳ですし、そのころ姉は「月刊ハロウィン」というホラー漫画雑誌にはまっておりましたので、実質このファミコンは私だけのものという事になります)

つまり、自分だけのファミコンが家にある訳ですよ。

自分の部屋なんか当然ない、狭い建売住宅にやってきたファミコン様は、父の手によってアダプターがTVに接続されました。

スマホやスイッチや、移動しながらゲームあたり前世代の人には考えられないと思うんですけど、TVにですら接続するのにものすんごく手間だったのですよね、初代ファミコン。

まずTVに接続するのに大人の手(あるいは器用なお兄ちゃんの手)が必要なのです。だから安易に「貸し借り」もできないし、万が一貸したり借りたりしたとしてもその後イチイチ「TVに接続(by大人の手あるいは(略)」しなくちゃいけなかったのです。

結論として「持っている子の家にいってやる」それがファミコン流儀でした。

我が家の六畳の団欒部屋に住まいを得たファミコン様は、たった1個のカセットと共にその部屋の一番良い所(TVの上。レース付き)に収納されました。
それが「スーパーマリオブラザーズ」でした。

(またまた余談ですが、ファミコンの説明書って漫画がついていたんですよ。しかもキャラが悟空とアラレちゃんを足して綺麗に2で割ったようなボクちゃんが出てくるんです。この漫画の話もいずれお話ししたい。とってもしたい。すんごくしたいです。)

この前まで遊びといえばゴム飛びとかリカちゃんだとか、そんな遊びしか知らなかった小学校3年生の私にとって、このスーパーマリオの脳天突き抜けるような面白さは、ちょっと簡単に説明できる日本語が見つからないのですが
「神が作った神の遊び。神の領域」でした。

君の第六感はパッケージイラストを見抜けるか(パッケージデザインアレコレ)


ファミコンで語らねばならない箇所は多々ありますが、
まず音楽
いや、その前にタイトル画面、
いやもう、パッケージイラスト、
そう、パッケージイラストから語らねばなりません。

パッケージイラスト。

当時はとにかくファミコンのソフトに関する初期情報が少なすぎました。

どんなソフトなのか、アクションなのかスクロールなのか、パズルゲームなのか、はたまた親にうっかり買わせようとしている、ファミコンで遊びながら英語遊びも的なものだったりするのか、つまり

「このゲームは面白いのか、つまらないのか」という、心臓部分の情報が、ざっくりまとめますと、
「カセットのパッケージイラストが面白そうかどうか」に集約していました。

何せに「カセットなんて1年に1本買えば十分でしょ何贅沢言ってるの勉強しなさい」という親をあの手この手で洗脳し、誕生日、あとクリスマスに少なくとも
カセットを2本買ってもらうには、
「きたるべきその日、どのソフトが親に買ってもらうのにふさわしいか」を
自分の目と耳と、限られた地元子供ネットワークを駆使して決定しておかねばなりません。

さらにその来るべき日が、誕生日やクリスマスなどわかりやすい日ならまだしも、何かの機会に遠い親戚のおじさんか誰かがうっかりやって来ちゃったり

あるいは何かの間違いでテストの点が最高だったりして「あーせっかくだから何かファミコンのカセット買ってあげようか」なんて流れで、本当に突然やってきたりする事も、恐ろしく最高な事にあったりします。

この場合、地元商店街のおもちゃ屋のガラスケースの前で
「パッケージイラストのみ」
という究極に限られた情報源の中、自分の第六感とセンスをフル活用し、今後の人生を左右するファミコンカセットを選び抜かねばなりません。

そして選んだその最高にかっこいいクールで素敵で綺麗でかわいいそのゲームは、だいたいにおいてハズレなのでした。(このパッケージ論は長いのでまたどこかで別途説明します)

そこで戻ります、マリオ。
私がマリオを愛してやまない100か1000の理由の1つに、パッケージイラストに嘘がない事があげられると思うんです。
パッケージに嘘がない、つまり、ゲームとパッケージイメージが100%リンクしているという事です。

これがドット絵で構成されるファミコンの世界において、いかに難しい事であった事か。
このパッケージに出てくる謎の美女はゲームのどこに消えてしまったのか
このパッケージにある宇宙のどこかの謎の惑星はいつになったら登場するのか
それがスーパーマリオにはなかったんですね。

今でもスーパーマリオのパッケージイラストを見ると、本当に懐かしくって嬉しくって
最高で楽しくってもうわくわくする気分になれます。

その後学生になって色々な絵を模写する機会に恵まれましたが、人生で一番模写したのは
このファミコンのスーパーマリオのパッケージイラストだった妙な自信があります。

当時ずっと「マリオの左足がちょっと難しいしどうなってるかわからないし難しいなあ」
と思いながら描いていて、今パッケージイラスト見直したらやっぱりちょっと難しいし
どうなっているかよくわかりませんでした。ちょっと凹む私。もう一回描いてみようかな。

私もきのこ王国の住人になれた日(タイトル画面考)

タイトル画面のお話です。

ファミコンが出たばっかりの頃、ゲームのタイトル画面って、黒字バックに白い英語の文字というスタイルをかなり見かけました。

当然これは容量の問題が多くあったと、大人になった今は思うのですが、黒バックのタイトル画面というのは、ファミコン初期の古き良き懐かしき財産であったように思えます。

そもそもタイトル画面がメインではないので、
「1P」か「2P」か「START」が読めれば問題なし、もっと言えば「どこかボタンを押していくうちに、ゲームが始まってくれれば問題なし」とゲームそのものにたどり着くまでの途中経過ぐらいにしか思っていませんでしたし、

クオリティだの音楽だの、そんな素敵なものは「考える次元にないもの」だったんじゃないかと思います。
(もしくは裏技のコマンド入力する画面という認識ぐらい)


むしろ今になってみればデザイン性に神を感じる黒画面。

なにせ「ゲームは1日1時間」世代なので、
1秒でも長くファミコンやりたい、
もうボタン押す時間すら惜しい!
ええい画面バグるんじゃねえ!
ふーふーするぞ!
チャンネル何チャン?
お母さん帰ってくるぞ!
新しいマル勝これ?
とまあ当時の小学生ファミコン始まる前も忙しかったですしね。

で、そこでスーパーマリオのタイトル画面がこちら

思いました。全然違う、なんだろうこれ、と。

色がついているだけでも凄いのに、タイトル画面だけで完全にマリオの世界感を、完全に表しているではありませんか。左でスタンバっているマリオ、これボタン押すと同じ場所からスタートするんですよ。

これだけでもう
「こちらの方が主人公のマリオさんで、はいこれ右に進むんですよー」って小学校3年生でもわかります。

さらにその先に広がる、陸と海と地下ときのこと若干空の世界感。

一番好きな面を聞かれるとかなり悩みますが(生涯で1回も聞かれた事ないですけど)
将来マリオのお父様(宮本茂様)にお会いする機会があるかもしれないですし

「ミホさんは、好きなスーマリの面どこなの?(タバコを取り出す宮本氏)」
「あ、わたくしは僭越ながら7-3ですね。(さっと火をつける私)」
と大人の対応が出来るぐらいはシュミレーションしておかねばと真剣に考えています。
初期マリオカートとディスク版ゼルダでもすぐに数字出せるぐらいにはしておきたいです。

当時「きのこ王国は本当はどこにあるんだろう」と真剣に考えていました。

さすがに頭のどこかに「いや、ないよね、きのこ王国」と思ってはいるのですが、「こんな世界、見なきゃ作れないはず!きっとマリオを作った人は自分の目で見たことがあるに違いない!」と、なんの根拠もない「大人ってずるい」を抱えながらランドセルを背負ってBダッシュしてました。

そういえばBダッシュ最近してないなあ。今日してみようかなと思う、そんなちょっと腰が痛い令和時代です。



きのこおうこくの へいわみだすクッパを(ゲーム音楽とピコピコ文化 前編)


今ではゲーム音楽といえども全然ゲーム感を感じさせないゲーム音楽業界ですが
ファミコンといえば「ピコピコ電子音」でした。
(魂の抜けたパフュームみたいな感じでしょうか。全然違いますかね)

電子レンジを「チン」と呼んでしまうように、昭和の多くのママンはファミコンの事を「ピコピコ」と呼び、
「あんたいい加減ピコピコやめなさい!捨てるわよ!」とのような使い方をされました。

マリオも当然ピコピコ電子音満載のゲームであった訳ですが、マリオが他のファミコンソフトとここで圧倒的大差で違う点、それは

「ゲーム音楽に合わせた歌(歌詞)の入ったレコードが出た」という事!
はいそれがこちら!!

マリオの大冒険~

みて下さいこの愛らしいイラストを…(そして私の画力では愛が伝えきれなくてもう色々通り越して辛い。)

1986年、3月。


時は1986年、ファミコン&スーパーマリオの爆発的人気に盛り上がった日本は
「こりゃ商売になりまっせ」という大人達の手により、それはそれは様々なグッツや本やおもちゃが「数うちゃ当たる」的に販売され始め、
おこずかいの少ない子供達を翻弄したのでした。

そしてその波に乗りに乗って、マリオのレコードも当然のごとく発売されたのです。

マリオの音楽で、さらにそこに歌が入ったレコードが出た。

頭の中にキノコしか生えていない小学三年生の私は、お年玉をかき集めそのレコードを探しに行きます。

ですが何せに情報が少なすぎます。
① 町に一軒しかないレコード屋さんに売っていると思う。
② お値段はちっこいレコードだから1000円でおつりがくると思う。
③ お正月にもらったお年玉で買えると思う。(発売が3月だったから)
④ パッケージの絵はたぶんマリオだと思う。
これから戦地に行くというのに生死を問う情報の少なさですね。

で、
人生は様々な大イベントが発生致します。
青空の下バージンロードを歩いた結婚式当日の事は全く思いだせませんが、
このマリオのレコードを聴いて「何が起こったんだ」と思ったその日の事は昨日の事のように思いだせます。
「これ、違うレコードだ」

後半へワープ

きのこおうこくの へいわみだすクッパを(ゲーム音楽とピコピコ文化 後編)



大枚はたいて買った人生初のレコード。このレコード、なんとびっくり
「スーパーマリオのファミコンの音源がそのまま入った(だけ)のレコード」だったのです。

はい、それがこちら。

家にファミコンのソフトが1個しかなくって、それを毎日毎日365日やっている上に、
そのゲーム音源入ってるレコード買っちゃうなんてなんてこった…とさすがに落ち込みましたが、「ゲームは1日1時間ルール」が根強く残っていた我が家ですから

「いやまて、このレコードのおかげで音楽だけは1日1時間以上…聞ける!」と
少々斜め上のポジティブ精神を発揮し、ゲームをやっていない間はこのレコード聞いていました。
(今気が付きましたが、B面はオーケストラ・ヴァージョンだったのですね。全然覚えてなかったです。ヴァージョンっていう響きいいですね)

35年ぶりにお休みにYoutubeでこの歌の入ってる方、「マリオの大冒険」拝聴させて頂きました。♪スーパーマリオ、きのこでへんしん~
めっちゃ涙でる。良い歌だなあ…

余談ですが
写真にあるレコードは大学に行こうが社会人になろうが、彼氏が出来ようが、嫁に行こうが、子供を産もうが「これだけは手放せない」と手放せなかった私のそのレコードです。
私がマリオのお父様(宮本茂様)にお会いする機会がありましたら、サインを入れて頂こうと
真正面から企んでいる一品で御座います。

特典と致しまして
①大型ポスタージャケット
②特製キャラクターシール
がついておりましたので、是非見ていって下さいませ。

こちらがレコードです。結婚式で流せば良かったです。


こちらが特典① 大型ポスタージャケットの表面です。地上と地下と海と空面がきちんとカバーされている辺りにこだわりを感じる1品です。


こちらが特典① 大型ポスタージャケットの裏面です。見慣れたジャケットでもこう大きくして見るとまた新しい発見があって1人盛り上がれますね。


こちらが特典②の特製キャラクターシールで御座います。見慣れたキャラの見慣れた構図の見慣れたシールですが、とてもとても貼れず今に至ります。


数うちゃあたるファミコンのおもちゃ(マリオグッツ 前編)


子供の社交場、駄菓子屋にもファミリーコンピューターのシールだのけしごむ人形だのが大量投入されました。当時死ぬ気でけしごむ人形を集めていた覚えがあるのですが、その子達は人生のどこかで手放してしまったようです(絶賛後悔中)

ですが、手放せなかったマリオ、マイコレクション達は、35周年という時を超え、Noteというこちらの場でご披露させて頂く機会を得たのです。素晴らしいNote!Note最高!

エントリーナンバー1 ファミリーコンピューターのゲーム場面シール(アマダ ファミリーコンピュータコレクション)


ででん。

駄菓子屋で手に入れられる1品で御座います。
当たりくじ付きのシールで、シールの台紙を手に入れるのも結構一苦労です。

名場面かと聞かれれば、そうでもないようなゲームのワンシーン。時折写真と説明が全く合っていないような気も致します。カセットの写真にゲームのステージ説明がついているけど、ステージ写真がなかったり。

ですがそれも全部ひっくるめて最高の一品です。

このシール、「私は前世で何かしたのか?」というぐらいダブりまくるシールでした。
おこづかい事情もあり当然コンプリできませんでした。

(今改めて拝見しましたが、チャレンジャーのカセットの写真に
「まっとうくじら まっとうくじらが画面に出ているときは、パワーがアップしていくよ」
とのご説明が。なかなかどうして。まっとうくじらはどこかへ行かれてしまったようです。
センスが飛びぬけ過ぎていますね。好き)


エントリーナンバー2 ファミリーコンピューターロゴつきマリオのトランプ


私のマリオファミコングッツコレクションの中で特に御気に入りの逸品で御座います。
「盗まれるかもしれないし、なくしたら私もしぬ」
と本気で考えておりましたので、全部のトランプにわたくしの名前が入っております。

かなり厳重に保管しておりましたので35年たった今でもきちんと枚数揃っております。
プラスチックの蓋部分に金色で「FAMILY COMPUTER™」って印刷されている所がお気に入りです。


あとケースの裏側の「Nintendo Co, Ltd.」のロゴと、右下のJAPANもいいですね。
綺麗な黄色のケースが今でも素敵だなあと思ってしまいます。

中身は普通のトランプです。マリオとかいません。


そこがまた任天堂のカードゲーム職人らしさを感じるので好きです。

数うちゃあたるファミコンのおもちゃ(マリオグッツ 中編)


エントリーナンバー3 
ファミリーコンピューターマガジン編集部・編著
スーパーマリオブラザーズ 完全攻略本
徳間書店


学校の教科書は全部読んだのかも怪しいですが、この本は5万回ぐらい読んだのではないかと思います。

当時は新作のファミコンのカセットが発売されると同時に、そのゲームの攻略本も大量に世の中に溢れかえりました。

ですが!攻略本はぴんきりの世界。
「画面写真をつなぎ合わせただけ」というような、
「今このゲーム超流行ってるし、タイトルだけで子供飛びついて買うと思って作っているかもしれませんが、君がこんな本作って子供に売ってるって聞いたら田舎のおばあちゃん泣くよ」
といった雰囲気の攻略本も沢山~売られていました。

当然当時大人気だったスーパーマリオの攻略本も、様々な種類が町の本屋さんで山のように売られていました。

本屋さんの一角に今よりもっと大げさな攻略本のコーナーがあり、同じゲームタイトルでも沢山の出版社が様々なタイプの攻略本を出版していたのです。

マリオの攻略本が欲しいというと、お母さんはじゃあ一冊だけねという約束でおこずかいをくれましたので、心底真剣に吟味した覚えがあります。

どの攻略本にしようか悩みに悩んだ結果、この本を手に取った理由は
「マップ画面が全部手描き」だったからです。
信じられますか、マリオのマップ画面全部、全~部 全部手描きなんですよ。

横スクロールのスーパーマリオ、1つの面だってかなりの量だと思います。それが綺麗に8-8まで手描きで描かれているって、すごい手間と情熱と愛情だと思います。(大人の事情で画面写真使えなかったのかもですが…)


マップ全部手描きのこの攻略本、
もう眺めているだけでも本当~~~に楽しくって楽しくって。色も綺麗ですし、何よりとても丁重に描かれていました。

また攻略本のマップとファミコンのマップがピッタリ合っていて小学生ながらに「ほわあ~」って感動した覚えがあります。
(それぐらい当時適当な攻略本が多かったのです)

おくずけを拝見致しますと、
マップイラストを描かれている方は
村上清香さんとあります。

このNoteの記事を見て頂ける可能性はほぼゼロかもしれませんが
本当にこの攻略本は素晴らしかったですし、
私この攻略本大好きでしたー!
そして今でも大好きですーーーー!

裏表紙のキノコいらなそうなマッチョマリオも大好きです。

数うちゃあたるファミコンのおもちゃ(マリオグッツ 後編)

エントリーナンバー4

ファミコン冒険ゲームブック
(双葉社 ゲームブックシリーズ)
スーパーマリオブラザーズ Vol.3 マリオ軍団出撃
(スタジオ・ハード編/池田 美佐 著)



マリオのゲームブックは沢山発売されていたと思うのですが、このゲームブックはスーパーマリオのシリーズの「3」になります。(1は買う事が出来ず、2は購入した覚えはあるものの現在行方不明なので、3をご紹介させて頂きますね。2は何処へ)

横スクロールのアクションゲームのゲームブックって、なかなか難易度高そうですよね。
ではここで1と2の説明を見てみましょう。

スーパーマリオブラザーズ Vol.1 マリオを救え
話題の「スーパーマリオブラザーズ」ゲームブック、第1弾!
ファミコン大好き少年のボクは、ある日マリオのSOSの声を聞いた。その瞬間、ファミコンの世界に入り込んでしまったのだ!!
果たしてキミは、マリオを救う事ができるのか!?

スーパーマリオブラザーズ Vol.2 大魔王ネオクッパの挑戦大好評、マリオシリーズ、第2弾!!
突然の爆発で、500年近くも未来にタイムスリップしてしまったマリオ。そこにはなんと、サイボーグ化したネオクッパがいた!!
果たしてキミは、強大化したクッパを倒すことができるか!?

なんでしょう、
第2弾が特にとってもじわじわしますね。

ではとってもじわじわしている貴方に「3」の説明はこちらです。

キノコ王国に流れ星。だが流れ星の正体を知ったマリオは言葉を失った。目にしたのは小型のUFO。
のりこんでいた少女は信じられない事を口走った。
なんと正体不明のエイリアンがクッパ軍団の体に乗り移って大暴れ!?

マリオ、ルイージ、ピーチ姫は三人でパーティを組み、エイリアンとの決戦に挑んだが…
究極のパーティプレイRPG, ゲームブックに初登場!!

ああ~~~いいですね!もうこの自由さが「ザ ゲームブック」という感じで最高です!!
気が付けばキノコ王国の平和どうのこうのから、エイリアン軍団と戦うRPGのゲームブックへと進化を遂げているこの柔軟さ!

ゲームブックによりますが「もうゲームと全然違う通り越してむしろ超新しいわ」という謎ジャンルを確立させたのも、またゲームブックの良さの1つなのではいかと思います。


(著者の池田美佐さんはゲームブックでは珍しい女性の作家さんでした!勇敢で大胆でカッコ良いピーチ姫素敵でした) 

世界最強の任天堂法務部も、このようないかれた世界のタフボーイ達を相手にしつ成長されたのかな…と勝手に想像し胸が熱いです。

さてファミコンと共に成長した(と思うのですが、違いましたらごめんなさい)「ファミコンのゲームブック」は本当に大好きで、ファミコンとは全く違うどころかもう全然違う(例:エイリアンと戦うマリオRPG)など毎回新作が出ると本屋さんの棚の前でソワソワした事を覚えております。

いつか別の記事でご紹介させて頂きたいです。
あれから35年、好きなゲームブックの作家さん
皆様お元気でいらっしゃるといいなあと心から思います。

数うちゃあたるファミコンのおもちゃ(マリオグッツ 追記)

追記:
マリオへの愛(のみ)で「大魔王ネオクッパの挑戦」を発見致しました。
大切にしすぎて大切な棚に埋もれていました。マンマミーヤ。

そうそうこちらのゲームブック、表紙と裏表紙はそこはかとなくマリオの世界観を醸し出しているのですが、案の定中身が全然違うという、ぞくぞくするゲームブックです。

私のお気に入りは怪しい男が
「闇船を出してやろうか?」とマリオに問うシーンです。


キノコ王国の平和以前の問題ですが、
その後たしかBAD ENDになった覚えがあります(お約束万歳)

いいですね。昭和のファミコンのゲームブック、やっぱり面白いです。
タイムマシンが開発されたら、なんとなく納得いってない10歳の自分に言ってやりたいです。
お嬢ちゃん、ファミコンのゲームブックってのは、そういうもんだぜ…

ネオクッパ軍のネの字もチラつかせない裏表紙がたまりません。

昭和のゲーム雑誌という名の天国


さて、ゲーム雑誌のお話に続きます。

当時のファミコンブームを先導していたゲーム情報源は、なんと言ってもゲーム雑誌であったと思います。

今はSNSであっという間に情報が拡散出来ますが、当時の情報源といえば「テレビ」か「ラジオ」か「雑誌」。その中の花形といえば、やはりゲーム雑誌ではなかったでしょうか。

(テレビでいうとファミコンのCMも超最高でした…ゼルダとか…でるでる…ファミコンウォーズとか…母ちゃん達にも…ファイアーエムブレムとかも…手ごわいシュミレーション…いかんですね。興奮してきますね)

ゲーム雑誌、ざっくりと思い出しても
「ファミマガ」「マル勝」「ファミ通」などなど、用途や目的によってそれはそれは様々なゲーム雑誌が発売されていました。

〇テクといえばファミリーコンピューターですし(嘘テクに本気で騙された事を忘れない44歳)
編集長のゲーム投票といえばファミ通などなど、ゲーム雑誌が書店に一同に並んで「さあ買いたまえ小学生諸君!」と熱視線を送る中、わたくしはファミ通を買い続ける女子小学生でありました。

ファミ通はかなり大人になるまで捨てられずとっておいたのですが、何せに量が多いので泣く泣くガバスと共に卒業致しました。(こちらも絶賛後悔中)

(注意:ガバス=ファミ通内で取引される通貨。
雑誌内で投稿が採用されると、内容に応じてガバスをもらうことが出来ます。同雑誌内にガバスが使えるプレゼントコーナーがあり、全国の小学生が「これを手に入れる事が出来たら涯何もいらない」というような商品(主にゲーム)をガバスで交換することが出来ました)

ちなみに雑誌1冊につき、3ガバスとか少額のガバスがついてきたような覚えがあります。その少額のガバスをかなり大人になるまで全部取ってあったような覚えがあります。いやもう、本気で捨てなきゃ良かったです…ガバス…)

さてガバスは置いておきまして、ファミ通を買っていた理由は色々とありましたが、
「漫画連載陣営が豪華だったから」
がかなり大きな理由でした。
一番のお気に入りは桜玉吉先生の「しあわせのかたち」

せっかくなのでマリオのページを。
べるのが大大好きでしたし、今でも大好きです。

大人になって思いますけど、カラーの連載ものすごいクオリティで描かれていたのだと感服致します。

当時、ファミコン雑誌(達)にはなぜか大人向けから子供向けまで「ありとあらゆるジャンルの漫画」が連載されていたように思えます。
今から思えば「なんでそこでそれが?」という漫画も多数あり、(例:魍魎戦記MADARA マル勝ファミコン連載。最高)いい塩梅にごった煮になっておりました。

ファミ通ではしあわせのかたちのページの他に、片山まさゆき先生の「大トロ倶楽部」も掲載されておりました。
学園モノ!ギャグ!そしてゲーム!!最高じゃないですか?最高ですよね。(今思うと片山まさゆき先生のカラー漫画って貴重だったのでは…番長好きでした)

そしてファミ通といえば 新井清和先生ですし、べーっし君ですね。
べーっし君から、大好きすぎてシュンと結婚したい「オホーツクに消ゆ」の話まで行きたいのですが
(新井清和先生がキャラデザをしてあの、ほりいゆうじさんが原作のゲームが出るという宣伝を見た、あの日の思い出をいつか叫びながら走り抜けたいですボス)

最新の話題は「流氷物語号」もうこれですね!
(話題の北海道バスツアー行きたくて床でジタバタ致しましたよお母さんは)



昭和のゲーム雑誌という名の天国(ファミ通を語る編)



私の小学生人生とファミ通はつねに寄り添い、
出来たばかりのコンビニにファミ通を買いに走る金曜日でした。 

その後大人になるまでファミ通とは長いお付き合いをさせて頂く事になるわけですが、その間ぱっと思い出すだけでも、柴田亜美先生に餅月あんこ先生、みずしな孝之先生に鈴木みそ先生
豪華です…豪華全員集合です…アドレナリンが湧き出ますね。

柴田亜美先生はパプワ君ももちろん面白かったんですけど、ファミ通で連載されている「ドキばぐ」に、たとえばチュンソフトの中村光一さんが登場されたりして
「し、柴田亜美先生の漫画にな、中村光一さんが!」みたいな、豪華二本立てみたいな
とんかつ定食に焼肉もついてるみたいな豪華さとボリュームありました。

(大人になってコミケに餅月あんこ先生の便せん買いに行きました。どっかにまだあるはず、ドラネコシアター好き♡)

さてそんなファミ通、ガバスは捨ててしまいましたが、ふろくは捨てられませんでした。
ファミ通に限らず当時のファミコン雑誌は、ふろくが「豪華」というよりは「小学生心をくすぐるあんなツボやこんなツボ」満載のふろくがたくさん付いておりました。

たとえばはい!ミニ攻略本!!!


アスキーといえばウィザードリィですが、このミニ攻略本のクオリティ!
羊皮紙を彷彿とさせる(冒険は羊皮紙)古いっぽい紙面に、お約束の「RPG系のゲーム攻略本に出てくるヨーロッパっぽい東西南北なマーク」!小学校のハートを鷲掴みにする要素しか入っておりません。


(ウィザードリィの本格派な大人な冒険絵(なんていうんですかね…)
がたまらなく好きで模写したりしました。ウィザードリィパッケージイラスト素敵ですよね。
あとウィザードリィを「ウィズ」って略すのとか憧れました。

そういえば記事を書きながら思い出したのですが、小学生の時ウィザードリィのカセット借りて、セーブしてある凄いメンバー使って
めっちゃ地下まで下りて、そのまま石化したり壁に埋まっちゃったりして、どうしようもならんまま返した覚えが…モゴモゴ)

そして私のお気に入り中のお気に入りふろくはこちら!!!!!!

カセットに貼れるシ~ル~

はああ……………………………

すみません、言葉を失うぐらいいいです。
いいですね。いいです。はああ………

この「カセットに貼れるきんきら」がふろくに付いていた雑誌を開いた瞬間のことは、もう昨日の事のように思い出せます。雑誌から光があふれて出ていましたね。
有名タイトルのカセットのシールがこうばっと並んでいて、自分が持ってるカセットが合った時の至福感といったらもう…はああ…

カセットの裏面のシールのおまけもありました。
「そんなことは全国の小学生が存じあげておりますが、何度聞いても最高です」というような
超有名なゲームの裏技の説明付きのシールでした。

そしてこの「上に貼れるシール」と「裏面に貼れるシール」両方貼れた時の達成感といったらもう…こんな達成感は35年間ぐらい味わってないかもしれませぬ。はああ…

もちっと続きます❤

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