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猿がいる社会(加害者にならないために猿の扱い方を知る)○はじめに


○はじめに
コロナ世代は猿である。
皆さんは、コロナ世代という言葉をご存知だろうか?2020年に全世界で猛威を振るったCOVID-19は、我々の生活から多くの物を奪った。その中で3番目に痛手だったもの、それはコミュニケーション能力だと私は考えている。
コロナ世代は、人間関係の構築にもっとも重要な学生生活を、コロナ禍で過ごした世代の若者たちの一部を指す。彼らは、一言で言うと「当事者意識がない」につきる。コロナ禍では、リモートワークやいわゆるYouTuberといった配信者などの自身の能力を存分に発揮する個人事業が以前に増して認知された。そんな数年間を過ごした彼らは、主に仕事において、自信が組織の一員であるという自覚が著しく欠落しているのだ。そのため、挨拶、コミュニティにおいての情報伝達、ルールやマナー守る意識、他者への思いやりといった、社会に生きる人間としての当たり前ができなくなっている。そんな彼は人ではなく、猿である。
-出勤時に挨拶をしても返されない。
-依頼が出来ていない+出来てないことを伝えて来ない。
-今までやってきたルールやマナーがここ数年守られてない。
-何度注意をしても同じミスや不注意を繰り返す。
-"ダメ"と言った事に対して、やってくれと言ったことに対して、納得ができないからやらない。
-悪いことをしたと思わないから謝って来ない。
-すぐに何でもパワハラだと主張される。
皆様の組織で過ごす時間の中で、このような覚えはないだろうか。
本書は、そんな猿達と上手く組織を構築するために、また猿の主張のせいで自信が被害者にならないために、ノンフィクションで起こった事案をもとに、解決策と行動案を提示する。"時代が変わった"のひとことで済ましたくない我々が、社会において弱者にならないためのマインド成形の一助になればと思い、執筆する。

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