次期総理を決める自民党総裁選挙が始まる。派閥の影響がほぼなくなったので候補者が多いのは選択肢の増加であり良い事だと思う。一方で、総裁の選出方法は、党員の一票よりも国会議員票に重きを置いている。緊急性があるのであれば仕方がないかも知れないが、今回のように余裕?をもって選挙スケジュールを組めるのであれば、党員の一人一票で決めるべきではないかと思う。 イギリスでは労働党が、日本では日本維新の会が、それぞれ党員の一人一票で決めている。自民党にできないはずがない。それ以上に、実は自
東京都知事選挙は小池百合子が当選したが、大方の予想を裏切り蓮舫は3位で、2位は石丸伸二だった。その原因は、現役世代や若者で石丸に投票に投票した人が多かったから。では、なぜ、現役世代や若者は石丸に投票したのかを個人的に考えてみた。 それはコロナ禍で、小池があまりにも現役世代や若者を軽視する政策を採ったから。政府も同じだったが、あまりにも高齢者優先ひいては業界団体優先の政治に怒りを覚えた人が多くいたのだ。そして、それを忘れてはいなかったのだ。 若者を敵視し、夜の街を敵視
イギリスの総選挙で労働党が勝利し、14年ぶりに政権交代が行われるが、その労働党が何をするかがよく見えないままの勝利となった。保守党政権に国民が飽きたというのが実相のようだが、だからと言って何をするか明言しきれていない労働党に政権を託しても良いのだろうか? 労働党は前党首があまりにヒドすぎたのだが、スターマーが党首になって党を再建したのは誰もが認めるところである。しかし政権を取るにあたっては、曖昧な発言に終始し何をするかは全く見えてこない。例えば、保守党のスナークは「減税
産経新聞の記事によると、総選挙が行われているイギリスで、離脱(ブレグジット)党改めリフォームUKを結成し選挙に挑んでいる党首のナイジェル・ファラージが当選する可能が高まっている。巷ではポピュリスト扱いされているが、ポピュリストの定義にはヒトラーやプーチンも含まれるし、そもそもポピュリストという言葉が相手を貶めたり非難したりするための方便でしかないので、それにファラージは該当しないというのが私の考え方である。 個人的には(EU離脱時の言動を見る限り)議員の地位に頓着しな
雑誌に一回切りしか載らなかった作品を紹介する企画の5回目。今回は、1981年12月に発売された「マンガ奇想天外臨時増刊号 パロディマンガ大全集」に収録された、佐々木けいこ『マルコ・ポーロと'82世界情勢を語る』を紹介。 インタビュアー(作者本人)が、アニメ放送が終了したマルコ・ポーロに国際情勢を聞くと言う名目なのだが、ハナからその気がないらしいどころかヤバイ雰囲気に。 作者の勝手な恋愛感情もヨソに、マルコはフビライ・ハーンと深い中にと思いきや、 フビライ以外にも
以前にXでこのようなポストをした。 意外と反響が大きかったのだが、酒税というものはメーカーが納めるものなので、メーカーを動かさないと酒税減税という運動は難しいという結論に至った。しかしそこであきらめたら試合終了。課税する側の思うツボであるので、どうにかならないものかと色々と調べた。 そこで気付いたのが酒税の歳入額。約1兆2千億円で、全歳入額の1%でしかない。 昔はともかく、ビールやワインは外国産だったから課税して国内業者を保護する必要があったや、国民の健康の維持
人口戦略会議が「消滅可能性自治体」というものを公表した。それによると2050年までに744の自治体が人口減により消滅するというのだが、その原因は若年女性に減少にあるという。ただでさえ子供が産まれないのに、その子供を産む女性が減るのでは元も子もない。そこに高齢化も加われば、日本そのものの消滅も現実味を帯びてくるだろう。 少子化対策として子供を産んだら一人一千万円支給しろという議論があるが、真面目な話、女の子産んだら一千万円とまでは言わなくとも、三百万円くらいは支給すべきで
最近、『体験格差』と言う本を読んで改めて思ったのが、格差というものは昔からあったという事。体験できない人やできなかった人から見れば、私は体験できた人(幸せ者)だからそんな事を言うのだろうと揶揄と侮蔑の視線を向けるのだろうが、やりたくもないのに体験させられた事だって多くあるのだ。何もしないと無気力の原因になるという人もいるが、無理にやらされたから反発する原因になる事もあるのだ。おまけにあの手の人達は、子供達に体験してほしいと言いながら、その実は体験させてやろう。体験させてやっ
先日他界した漫画家の鳥山明と小説家のJ・K・ローリングの資産が話題にのぼり、そこでローリングは1千億円にも及ぶ資産があるのに対して、鳥山は84億円しかないのはおかしいという話になっていた。鳥山の場合は会社(事務所)名義の資産もあるだろうし、小説とマンガ、発行部数の違いもあるが、日本におけるクリエイターの地位と権利の問題について考えたい。 それがタイトルの「マンガ一冊に千円出せるか?」である。例えば『ハリー・ポッター』のシリーズは一冊約二千円。外国文学は結構高く文庫でも平気
Ⅹ(旧Twitter)上で、古典や漢文、三角関数の授業は必要か?という議論が巻き起こっている。私は要不要の議論をするより、今の教育制度が現代社会の変化に対応しきれず、ニーズにも応えられていない事の表れだと思っている。ゆえに強制教育を排し、必要と思う人だけが自由意思に基づいて学べばこのような議論は(定期的に)巻き起こる事はなくなるだろう。その延長線上というわけではないが、音楽の授業は必要ないとハッキリ言いたい。 私が音楽の授業が嫌いで、音楽への関心も低いと言えばそれまでだが
とある本屋が、漫画一冊配本されないと涙ながらに訴えていると聞いたが、それもそのはずこの本屋は相当な左翼本ばかり扱って被害者面している事で有名な本屋だった。同情するだけ損である。 トーハンや日販にやり方に問題はないと言えばウソになる。しかしその一方で、特定の本をヘイト本として侮辱し、左翼の本ばかりを取り揃えて被害者面するのはどうだろう?自分で投げたブーメランが自分に帰ってきただけ。人、それを自業自得と言う。 この本屋は本にもなっているが、左翼の本を多く取り扱ってい
バラクーダ『日本全国酒飲み音頭』の替え歌で。 酒が飲める 酒が飲める 酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ 内閣府は肥大化で 酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ 総務省は交付税で 酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ 法務省は人権で 酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ 外務省はODAで 酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲めるぞ 財務省は紙幣刷って 酒が飲めるぞ 酒が飲める飲めるぞ 酒が飲め
先日、ツイッターで小池百合子の関するやり取りからこんな替え歌を考え付いた。藤圭子の「圭子の夢は夜ひらく」の替え歌で「百合子の闇はまだ続く」 百合子の闇はまだ続く 都政に咲くのは ゼロの花 都庁に咲くのは 百合子花 自分が咲ければそれでいい 闇はまだ続く 五十、六十、七十と 私の人生黒すぎる 過去もどんなに黒くとも 闇はまだ続く 最初細川 次ぎ小沢 はては小泉安倍若狭 男遍歴ひどすぎる 闇はまだ続く ホストクラブは 取り締まる 風俗嬢も 取り締まる やってる感出す
雑誌に一回きりしか載らなかった作品を紹介しようとする企画の3回目。今回は創刊と当時に廃刊となった『COMIC CUTEGIRL 2012年6月号』に掲載され連載予定だった、ガビョ布『白くて三角でリボンのついた・・・☆』を紹介。 マリエとハナはとあるお屋敷のお手伝いさん。よく晴れた日、マリエがご機嫌で洗濯物を干しているとハナがやってきて洗濯物を確認しある事を話し始める。 それは街で下着ドロボウが流行っているという事。ハナのパンツも盗まれたようだが、マリエはその意図が知
日本会議兵庫第24回総会・講演会で行われた河野克俊講演会に行ってきた。冒頭の総会は安倍晋三リスペクトの感が強く、少々薄気味悪かったが、河野克俊の講演は非常に有意義なものであった。 安倍政権下で統合幕僚長を務めた方なので、多少の安倍リスペクトはあったが、総会の時ほど違和感はなく、むしろ安倍がシビリアン・コントロールの意味をよく理解し政治家と自衛隊の垣根をなくし距離を縮めた功績を改めて知らされた。以下、講演会で印象的だった事。 自衛隊と旧日本軍には継続性がないので、陸海軍の