現役世代が石丸に投票した理由
東京都知事選挙は小池百合子が当選したが、大方の予想を裏切り蓮舫は3位で、2位は石丸伸二だった。その原因は、現役世代や若者で石丸に投票に投票した人が多かったから。では、なぜ、現役世代や若者は石丸に投票したのかを個人的に考えてみた。
それはコロナ禍で、小池があまりにも現役世代や若者を軽視する政策を採ったから。政府も同じだったが、あまりにも高齢者優先ひいては業界団体優先の政治に怒りを覚えた人が多くいたのだ。そして、それを忘れてはいなかったのだ。
若者を敵視し、夜の街を敵視し、ステイホームだとやったところで、現役世代も若者も死ななかった。死んだのは寿命を迎えた老人ばかりだった。それでも、死者の数だけで被害を過大評価し、現役世代や若者に自制を求めた。そして老人達はドンドン横柄になった。小池も政府も「お年寄りを助けてください」「お年寄りを守りましょう」と頭を下げればまだ愛嬌もあったのだが、それさえしなかった。現役世代や若者に下げる頭はなかったらしい。
結果、コロナで死んだのは日本全国で約7万人。そのほとんどが寿命を迎えた老人。その代償は、現役世代や若者の自由だった。小池も政府も老人のために犠牲を強いた事を詫びる様子も恥じ入る様子もない。そんな小池や政府に物申さなかった蓮舫を始めとする野党議員も同罪。老人のために犠牲を強いた政治家連中を決して許すまいという思いを抱いて投票に臨んだのだろう。
投票した石丸も、コレという政策もなければ、人物としてどうかと思うのだが、安芸高田で老害議員を揶揄して叩きのめす姿が、あまりにも立派に見えたのだろう。ただ、それだけの理由だ。現役世代や若者は投票に行かないから軽視してもいいという考えは、意外なしっぺ返になる事は間違いない。
なお、本来であればこのような批判票は、田母神俊雄に寄せられるべきであったが、今や田母神も過去の人であり、何より高齢。ゆえに老人側と見なされてしまったのであろう。過剰なコロナ対策に頑として反対を唱えていたのだが・・・
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