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ナイジェル・ファラージに当選の可能性

 産経新聞の記事によると、総選挙が行われているイギリスで、離脱(ブレグジット)党改めリフォームUKを結成し選挙に挑んでいる党首のナイジェル・ファラージが当選する可能が高まっている。巷ではポピュリスト扱いされているが、ポピュリストの定義にはヒトラーやプーチンも含まれるし、そもそもポピュリストという言葉が相手を貶めたり非難したりするための方便でしかないので、それにファラージは該当しないというのが私の考え方である。
 
 個人的には(EU離脱時の言動を見る限り)議員の地位に頓着しない人だと思っていたので、改めて議員を目指すのは不思議な気もするが、幾度となく選挙に挑みながらも単純小選挙区制(EU議会は国ごとの比例代表制)の壁に阻まれ、議席獲得に至らなかったイギリス下院でようやく議席が得られることに、面白い事になりそうだという思いの方が強くなっている。ファラージ自身は首相を目指しているそうだが、そこまでやらなくてもいいので、まずは当選を目指してほしい。

 ご参考までに言っておくと、ファラージは外国人を差別してはいない。イギリスへ来て福祉制度に依存する外国人や不法移民をイギリスに入れるな。イギリス人の税金を外国で使うなと言うのが主な主張である。イギリスで真面目に過ごす外国人を排除するような言動はしていない。ついでに言うならファラージは移民の家系で妻は外国人である。リベラルぶったマスコミの印象操作に騙されてはいけない。

 さらに言うと、減税を公約に掲げているが、その財源の根拠が曖昧と批判されている。これはイギリスの相手批判の常道で、保守党にしても労働党にしても財源の根拠はたいてい曖昧である。これについて言えば、ごちゃごちゃうるせえ減税しろ!で十分だ。
 

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