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音楽の授業は必要ない

 Ⅹ(旧Twitter)上で、古典や漢文、三角関数の授業は必要か?という議論が巻き起こっている。私は要不要の議論をするより、今の教育制度が現代社会の変化に対応しきれず、ニーズにも応えられていない事の表れだと思っている。ゆえに強制教育を排し、必要と思う人だけが自由意思に基づいて学べばこのような議論は(定期的に)巻き起こる事はなくなるだろう。その延長線上というわけではないが、音楽の授業は必要ないとハッキリ言いたい。
 私が音楽の授業が嫌いで、音楽への関心も低いと言えばそれまでだが、そもそも嫌いになった原因が音楽の授業だ。毎度毎度「あーあーあーあー」を繰り返し、ハーモニカとリコーダー以外の楽器は絶対触らせてくれない。で、音符がどうの記号がどうのと小うるさく言われれば、嫌いにならない道理はない。親の金で音楽教室にでも通うか、友達同士でバンドやその真似事でもしていた方がよほど勉強になっただろう。音楽家ご歴々の違いなどは余暇で楽しめばいい。ゆえに学校での音楽教育は必要ないが私の考えである。
 でも学校の授業でやらないと、永遠に音楽に触れる事が出来ない人もいると言う人もいるだろう。ならば学校の授業で音楽に親しみ楽しむような努力や工夫がなされているだろうか?結局は「あーあーあーあー」を繰り返す事しかできない。せっかくある多種の楽器にも触れる事を許さず、ハーモニカやリコーダーばかりを強制し曲ができない事をなじる。しかもそれらは、古典や漢文や三角関数以上に役に立たない。これでは自分でどうにかするか、永遠に触れない事を選ぶかのどちらかだ。教える者を食わせるために、教わる者に負担と犠牲を強いるのはもうやめるべきだ。
 ただ、学校教育の場では国家である「君が代」を教えておかねばならないので、その一点でだけは音楽教育は必要である事は明言しておく。それ以外では、ほぼほぼ生涯役に立つ事はないので、音楽の授業は必要ない。


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