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自分観察で自信を取り戻す~問いを持つもの(部族)は生き残る(ネイティブアメリカンの言葉)  

 世の中には、健康の常識とされていることは様々あります。
 
 アルコールやタバコは体に害があるからやめた方がいい。
 ヨーグルトは体(腸)にいい。
 断食すると、心身が活性化する。・・・などなど
  
 しかし、考えてみれば、どれも平均的にいえば、そうなるという「一般論」。
 誰にでも、そして、私自身にも当てはまるかどうかはわかりません。
 平均的な世の中の情報を鵜呑みにして、かえって逆効果ということもあるのかもしれません。

 
 私自身は「ヨーグルトが体(腸内環境)にいい」と聞いて、せっせと食べていた時期がありました。しかし、逆に、おなかを冷やす過ぎて下痢ばかりで、むしろ体に負担をかけていました。早い段階で気が付いたので、今は、食後の胃腸が温まった状態の時に少量食べる等の工夫をして、自分の体に合った食べ方に変えています。もちろん、腸内環境的にも、効果もありました。
 
 散歩することも習慣になりました。はじめは、すぐに嫌になってやめてしまうかなと思っていました。しかし、「1,2・1,2」とリズム運動が心地よかったり、歩きながら風景を楽しめたり、あるいは、歩いているときにふっとこのNOTEなどのネタやインスピレーションが降りてくることを経験して、楽しめるようになったので、むしろ、自分から進んで取り組んですらいます。

 さらに、本格的に自分で健康記録をつけるようになって5年ほどになります。
 睡眠時間だけなどの簡単な記録でいえば10年ほど経過しました。
 日々の記録を振り返ることで、自分(の健康)にとって本当に必要な行動や習慣を見つめることになりました。
 現在では、便やおしっこの様子をチェックする事も習慣になっています。

 おしっこについては、色を見ています。特に、暑い時期は、リンゴジュースのような濃いオレンジ色(茶褐色)の場合、「脱水状態」が疑われます。私はコーヒーが好きでよく飲みますが、コーヒーは利尿作用があるため、飲めば飲むほど、逆に水分を体外に出す方向へ作用してしまいます、なので、おしっこの色を見て、定期的に水だけを飲むように心がけています。
 また、大便も「便り(たより)と書くように、体の状態、健康状態をいろいろと示してくれます。
 今は手帳に排便の様子を記録するようになりました。
特に自分の便がどんな状態かを◎、〇、△、×で記録しています。
それぞれ、次のような分類にしています。
◎:1本のバナナうんち。おしりを拭いた時に、紙に便がつかない状態。
〇:バナナうんち
△:軟便 
×:下痢
 
 記録をする前は、下痢になっても、「何か悪いものでも食べたかな」「食べすぎたかな」ぐらいで通り過ぎ、あまり深く振り返ることもありませんでした。しかし、記録をすることで、自分にとって何が体に負担をかけているのか、どういう状態なのかを細かく見つめることができました。
 
 そのおかげで、先ほど書いたように、ヨーグルトの上手な食べ方につながりました。また、糖分や脂分が多い食事をしていると、便が重たくなって水に沈むことが多く、粘り気のある便になって、紙につきやすくなったりするので、食事内容について見直す機会にもなっています。
 
 記録と見直し、習慣化で体調もよくなっていますが、何より一番、驚いているのが、「精神的」な変化です。

 自分の体(心)と向き合うことで、自分にとって必要な方法や行動を考え、実践することにつながり、それまでのように周りの人と比べたり、影響を受けたりして右往左往しなくなりました。いつも、
 
確かに、そういう方法もある(いい)かもしれないけど、「自分に合うかは分からない」、だから「私は〇〇する」(まず~してみよう)
 
と、ある意味に、自分自身で主体的に選択できるようになりました。
 
 そして、ぶれなくなくなったというか、何か困ったことがあっても、自分で何とかできる(健康習慣のように、自分で考え、自分に必要なことを取り入れ、見直し、改善できる)と思えて、自信がついてきました。
 
 今思うと、逆に、自分で考える力を失っていた(落ちていた)から、人の意見に流されたり、依存してしまったり(健康情報に飛びついたり)していたのかも知れません。
 
 また、健康だけではなく、自分の周囲の状況を観察して、その気付きや発見から、自分はどう対応すればいいかを考えて、行動を選択できるようにもなってきました。

 インターネットなどを検索すれば、ある意味「答え」は出てきます。

 しかし、調べる事ばかりが習慣になってしまうと、だんだんと、その情報自体が真実か疑わなくなってきます。あるいは、健康情報のように、自分自身に合うかどうかを考えずに鵜呑みにしてしまいます。そのせいで、自分自身の直感や五感が鈍り、自分を信じることができなくなってしまうのかもしれません。
 
 ネイティブアメリカンの言葉に

「問いを持った部族は生き残ったが、答えを持った部族は滅びた」

ということわざがあるそうです。
 ネット検索などで、「与えられた答え」しか信じない、鵜呑みにばかりしていると、自分自身がもっている本来の力をどんどんと失っていく方向に行ってしまいます。
 そうならないようにできる簡単な方法が、健康記録と自分の心の声を聞いて実践していくことだと感じています。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
 

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