見出し画像

ドイツ一人旅_初めてのレストラン_03_11【海外旅行】

前の話  プロローグ  3日目01

1999年冬 3日目 ケルン

レストランに入ると40歳位のウエイターが出迎えてくれた。

僕は1人だと告げると、1人用の背の高い丸テーブル席に案内されてスツールに座った。

ウエイターからメニューを受け取ると当然ながらすべてドイツ語で書かれている。唯一わかるのは『Wurst』。ブルストと読み、つまりソーセージだ。

その横には数字が書いてあり、本数を意味しているらしい。とりあえず、ソーセージを4本注文することにした。

それからビールを注文しようメニューをめくったが『Bier』の文字が見当たらない…

その様子にウエイターが気付いたようで、店の一角にあるカウンターに案内してくれた。ビールはそのカウンターで別に注文するらしい。

「ビアー ビッテ(ビールをお願いします)」

ビール係に伝えると大きさの異なるグラスを出してきた。サイズを決めてくれということらしい。

僕は330ミリリットルと表示されているグラスを指さした。ビール係は頷くと丁寧にビールを注ぎ始めた。

グラスの上部に線が引いてあるのだが、その線から上にきっちりと泡が残っている。気に入らない場合は注ぎ直してくれるらしい。

ビールを受け取るとテーブルに戻った。



次の話 (表示されない場合は次回更新までお待ちください)

#旅 #旅行 #海外旅行 #旅行記 #一人旅 #ひとり旅 #ヨーロッパ #ドイツ #バックパッカー #ショートショート #連載

サポートして頂いたら有料記事を購入します!