ドイツ一人旅_イタリアン_06_08【海外旅行】
1999年冬 6日目 レーゲンスブルグ
昼寝をして目を覚ましたときには既に周りは暗かった。
時刻は18時。さて夕飯でも食べるか、と外に出た。市街地に行き美味しいドイツ料理でも食べたいなぁと思って歩き回ったがなかなか決まらない。空腹で我慢できなくなり目の前のイタリア国旗が掲げられている店に入った。
イタリアンの知識が全くない僕はメニューを見ると、さすがにパスタとピザくらいはわかるのだが中身まではさっぱりわからない。
僕の知っているイタリアンといえばミートソースとナポリタンくらいだが、そんなメニューはどこにもなかった。何度も見ているうちにようやく一つだけ聞き覚えのある単語を発見した。
『カルボラーナ』
とりあえず『カルボラーナ』を注文することにした。僕が知っている単語なのだからきっとミートソースかナポリタンに似ているものが出てくるに違いない。
そう思いながらビールを注文して飲んで待つことにした。やがて出てきた『カルボラーナ』は想像していたものと全く異なるものであった。
「白い…、オレンジじゃない…」
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