ドイツ一人旅_表裏_02_10【海外旅行】
1999年冬 2日目 マールブルク
そろそろGさんの家に帰ろう。
Gさんの勤めている研究所に電話をかけようとして公衆電話に向かった。
電話機にテレホンカードを入れたのだがすぐに出てきてしまう。向きを変えて入れてもまた出てしまう。おかしい。カッセルでは問題なく使えたのに…
何度か繰り返して諦めようとしたとき、ふと裏返してみたらどうかと考えた。試してみるとあっさり入った。電話ひとつかけるにも一苦労だ。
電話に出てきたのは同僚の方だった。Gさんは席を外しているらしい。それではまた後でかけ直しますと伝え電話を切った。Gさんがまだ研究所にいることがわかったので、もう少し時間をつぶすために街を散策した。
1時間後、再び研究所に電話をかけると今度はGさんを捉まえることができ、もうすぐ帰宅することがわかった。僕は安心してGさんが帰宅する時間を見計らってタクシーで帰ることにした。
Gさんの家で再び夕飯をご馳走になりベットへと向かった。昨日、今日と緊張の連続で疲れてしまい、すぐに眠ってしまった。
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