ドイツ一人旅_映画館_05_09【海外旅行】
1999年冬 5日目 ベルリン
いや~、よくぞ映画館を思いついたと自分で自分をほめた。
シートに深く腰をかけてゆったりと休息することができた。最高だ!
しばらくすると室内灯が消えてCMが流れ始めた。するとなぜかCMが理解できた。なんと日本語で話していたからだ。変な感じで面白い。
それはドイツの銀行のCMなのだが日本語の内容は銀行とは全く関係がなかった。
日本人の若い女性がドイツ人の彼氏を、偶然を装って両親に紹介しようと色々な場所で待ち伏せてしている。何度も失敗した結果、ようやく両親と出会い彼氏を紹介できたといった内容だ。
その色々な待ち伏せ場所に銀行の看板が写っており、その銀行はどこにでもありますよと伝えていた。
日本でもCMで外国人が全く関係ない英語のやり取りをしているシーンを見かけるが、彼らは何を話していたのだろうかと気になった。
映画の本編が始まった。ドイツの映画で若い夫婦が何やらもめており言い争いをしている。
どんな映画なのだろう?と思ったとたん、クスクス押し殺したような笑いがあちこちであがってきた。
なんだ?と思っていると笑いをこらえ切れず吹き出す人も出てきた。この映画はコメディーなのか?
映像を見る限りではシリアスで到底笑うことができないように思われるのだが、みんなの笑い方からしてやはりコメディー映画のようだった。
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