見出し画像

ドイツ一人旅_ライン川_03_04【海外旅行】

前の話  プロローグ  3日目01

1999年冬 3日目 マインツ~ケルン

列車はライン川に沿ってケルンに向かっていた。

車窓からの景色は最高だった。ライン川は渓谷のようになっており、両岸とも崖になっている。

要所には砦がありその古びた風景は長年の風化だけでなく、古代の戦争の爪痕も残っていた。ライン川を挟んで過去に何度も争いごとがあったのだろう。今ではその砦も観光名所やホテルになっている。

崖のような斜面には、ところ狭しと葡萄畑が並んでいる。ドイツでは白ワインが有名らしく、どこかのタイミングで味わってみたい。

ライン川には日本の海で見かけるような大きな船やタンカーなどが浮かんでいた。ライン川は重要な物流網なのだ。

飽きることなく車窓を眺めていると、やがてライン川が遠ざかって見えなくなり、街並みが増えてきた。どうやらケルンに近づいてきたようだ。

すると遠くからでも、その高さが明らかにわかる教会が見えてきた。

「ケルン大聖堂だ!」

近づくにつれて、そのとんでもない高さがはっきりとしてきた。



次の話 (表示されない場合は次回更新までお待ちください)

#旅 #旅行 #海外旅行 #旅行記 #一人旅 #ひとり旅 #ヨーロッパ #ドイツ #バックパッカー #ショートショート #連載

サポートして頂いたら有料記事を購入します!