ドイツ一人旅_日本人_03_08【海外旅行】
1999年冬 3日目 ケルン
ユースホステルの受付の兄ちゃんから鍵を受け取ると早速部屋に向かった。
ドアを開けると2段ベットが3台、コの字型に置いてあった。ベットはどこを使ってもよかったのだが、既にひとつは使われているようだった。
僕は入り口手前の下の段を選び、ベットにシーツを敷いた。すると同じくらいの年齢の日本人男性が部屋に入ってきた。
「こんにちは」
「こ、こんにちは」
日本語で挨拶をする。当面の間、日本語を話すことはないと思っていたのだが、早速使うことになるとは…
ユースホステルの使い方を改めて簡単に教えてもらい、夕飯を一緒に食べないかと僕から誘った。
「いいよ。じゃあ18時に大聖堂の前で待合せしよう」
そうと言うと疲れているからと早々に寝てしまった。
今の時刻は16時。ユースホステル内の食堂やシャワー室を一通り確認したあと、身軽になってケルンの市街地を観光にすることにした。
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