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ドイツ一人旅_手をつなぎたくなる_02_03【海外旅行】
1999年冬 2日目 カッセル
マールブルクを出発してカッセルには約1時間で到着した。
駅前のロータリーにはベンツのタクシーが待機している。僕はタクシーを使わずに、西に向かって伸びている、なだらかの坂をヴィルヘルムスヘーエ公園へと向かって歩き出した。
のんびり歩いて20分ほどで公園に到着した。公園には園児が遠足に来ていた。よくある平日の風景なのだろう。
関心が向いたのは手をつないで散歩している老夫婦だ。
日本の食器洗剤のCMで『手をつなぎたくなる』というキャッチコピーが流行っていたが、日本では恋人同士以外で手をつないで歩いている場面はあまりみかけない。
そのせいか、その老夫婦に目が止まったのかもしれない。将来、僕はこの老夫婦のようになれるのだろうか?
比較的大きな公園には遊具はなく、階段の頂上に噴水があり、そこから水が流れ落ちていた。
特に何をするでもなくブラブラ歩き、歩き疲れると街の中心部に戻るために路面電車の停留所へと向かった。
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