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【エッセイ】 人も違えば、言葉も違う。
今朝は、いつもより少し早めに目覚めてしまった。たぶん、緊張が原因だと思う。遠足の前夜でも、テスト前夜でも同じように早めに起きてしまった。
緊張には、ドキドキするものもあれば、ワクワクするものもある。それらが混ざっているものもある。全部まとめて“緊張”と呼んでいるから紛らわしいけど、夜明けの近い空みたいに、グラデーションになっているんだよね。
今朝のあたしも、そんなグラデーションの緊張。ドキドキもしてるし、ワクワクもしてる。不安も混じれば、情熱も入っている。きっと、今日の夜はぐっすり眠れるんだと思う。
話は、450度くらい変わるけど、あたし、仕事に行くと「他人の変化」に敏感になってしまうんです。髪型、服装、化粧、匂い、装飾品。瞬間的に相手の上から下まで見てしまう。「髪の毛切ったなあ」は分かりやすけど、「なんかカッコよくなった」とか「目に力がない」なんていう、言葉で説明しきれない微妙な変化まで感じてしまうの。霊的なものではなくてね。すごく感覚的な話。
まあ、あたしの偏見なんだろうけども、そんな些細な違和感を感じることが多いんです。これは、クセなんだろうか・・・。
いつから備わってしまったのかは分からないけど、人をジロジロ見てしまう。それで褒められることもあれば、怒られることもある。でも、これはどうすることもできないんだよね。生き様ってやつかなあ。
あたしなりの自己分析は、「相手に興味がある」と同時に「超・自意識過剰」なんだと思う。自分が思っているのと同じように、他人から見られているという意識があるの。だから、ときどき、すっごく息苦しくなって逃避行したくなる。
でも、中には全く相手の変化に気づかないって人もいるでしょう? すごく不思議に感じてしまう。「どうして気付けないの?」って思うし、同時に少し羨ましくもある。どんな風に世界が見えているのかが気になる。でも、きっとあたしが感じないところでストレスを感じたりしてるんだろうね。
人間なんて、まさにグラデーションだと思う。いや、もっと複雑かもしれない。
落ち葉みたいな美しさがあればいいけど、本当はもっともっとたくさんの色が乱雑に並んでいて、モザイクみたいなんだと思う。ノイズとも言えるかもしれないね。
人も言葉も、みんな違う。
はあ、緊張してきた。
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