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「今」と「これから」を大切にする自己分析~『ミーニング・ノート』を就職活動に活用しよう~vol.3

みなさん、お久しぶりです。金風舎でインターンをしている大学3年生のMです。
早いもので、こちらの連載も本日で最後となりました。
最終回は、「ミーニング・ノートを実践してみて、就活以外で私に起こった変化や気付き」についてお話します!


「ミーニング・ノート」を実践して1ヵ月。私に起こった変化~就活以外編~

「ミーニング・ノートは自己分析に有効なのではないか?」という思いつきから、ミーニング・ノートを始めた私。
しかしその効用は、就活だけにはとどまりませんでした。


<就活以外のこと>
①1日1日の密度が上がった、チャンスに対して積極的になった


まずは、①についてです。

「ミーニング・ノート」は、たとえどんな日だとしても必ず1日3つチャンスはある!ということを説いている本なので、これから書くことはいささか本末転倒ではないかという気もします(笑)。そのため、あくまで私の個人的な感想として読んでください。

1日3つチャンスを書くというのは、やってみると意外に難しいです。1日中ぼーっと無為に過ごしてしまうと、「さ、今日のぶんのミーニング・ノート書くぞ!」となったときに、何も書くべきことが思い浮かばなくて困ります。

常に気を張っている必要はありませんが、「どこかにチャンスはないか?」「これはチャンスになり得るんじゃないか?」と、アンテナを高くしておくことが求められると思います。

私の場合、チャンスに自ら飛び込む——自分から心を動かされにいくようにしていました。例えば、積読にしていた本を読んだり、録画して放置していたアニメを観たり、いつもとは違う道を通ってみたり……などです。そうすると大抵、「なんでもっと早く読んで(観て)おかなかったんだ!」「こんなところに良いお店があった!もっと早く来たかった!」と後悔します。

目の前にある小さなチャンスを見逃さないこと、後回しにしないことが重要なのだと思います。そうすれば、自然と1日1日は充実したものになってくる。ミーニング・ノートをつけ始めてからは、つけ始める以前よりも1日の密度が上がったと感じます。


<就活以外のこと>
②1ヵ月前の自分が何をしていたのか、はっきりと思い出せるようになった

続いて、②についてです。

私はテレビで見た豆知識や友人が何気なく呟いた一言など、割とどうでも良いことはよく覚えているのですが、こと自分のことになると途端に記憶力が悪くなる人間です。「昨日の夜ご飯は何を食べたっけ……?」というレベルです。学食でドリアを注文した後、昨日の夕食もドリアだったことを思い出し、愕然とした経験もあります。

1日前のことですらそのような感じなので、1週間前、1か月前の出来事となってくるとほとんど忘れているといっても過言ではありません。そのため、ESやレポートの締め切りが迫ってきて気持ちが焦ると、「一体先週の自分は何をやっていたんだ?どうしてもっと進めておかなかったんだ?」と自己嫌悪に陥ることもしばしば……。

しかしミーニング・ノートをつけるようになってからは、その日の自分がどう過ごしていたのかを、1ヵ月前でもある程度はっきりと思い出すことができるようになりました。その理由は、主に2つあると思います。

1つ目は、ミーニング・ノートに書くチャンスは、「感情」と結びついているからです。

みなさん、自分が覚えているなかで1番古い記憶は何ですか?私は5歳のとき、運動会の練習で幼稚園の先生に怒られた記憶です(笑)。これは推測ですが、「感情」を伴う記憶は頭に残りやすいのではないでしょうか。とても嬉しかったこと、とても悲しかったこと、とても怒りを覚えたことは、たとえ10年前20年前のことであったとしても記憶していると思います。

ミーニング・ノートに書くチャンスは、何度も繰り返している通り「心を動かされた出来事」です。感情に直結しているぶん、記憶にも残りやすいのでは、と思います。

2つ目は、ミーニング・ノートは書いたチャンスを何回も見返すことになるからです。

みなさん、「エビングハウスの忘却曲線」はご存知かと思います。受験のとき、復習がいかに大切かを先生に叩きこまれましたよね(笑)。人間は何もしなければ、覚えたことを時間の経過とともにどんどん忘却してしまいます。そのため、記憶を定着させるには周期的な振り返りが必要となるのです。

ミーニング・ノートには、この「振り返り」がそもそものシステムとして取り入れられています。ミーニング・ノートの仕組みを説明した際にも少し触れましたが(→vol.1)、1週間、1ヵ月、1年ごとに書きためたチャンスを見直し、まとめページを作成するのです。ただ書いて終わり、ではないのがミーニング・ノートの最も重要なポイントです。

こうして1ヵ月前の出来事まで思い出せるようになった私は、「先週の自分は何してたの?」という自己嫌悪に陥ることがほぼなくなりました。ノートを開けば、1週間前、1ヵ月前の自分が、その時その時なりに頑張っていたことが分かります。

「そうか、先週は○○社のインターンシップの事前課題をやっていて忙しかったんだな。じゃあレポートが完成してなくてもしょうがない。今から頑張ろう!」と自分を肯定し、ポジティブに考えられるようになりました。


結びにあたって

これまで偉そうに書いてきましたが、私自身、ミーニング・ノートはまだ初心者ですし、就活も絶賛継続中です。

このnoteを読んで、ミーニング・ノートをやってみたいと思った方、実際にやってみたという方がもしいらっしゃいましたら、ぜひ教えてください!感想を共有して、さらに良い自己分析を目指しましょう。

みなさん無理しすぎない程度に、お互い就活がんばりましょうね✨
では、また。


『ミーニング・ノート』についてもっと知りたい方は、こちらから!

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