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映画レビューまとめ。

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2023年6月の記事一覧

映画#152『ザ・フラッシュ』

映画#152『ザ・フラッシュ』

アメコミ界隈においてMARVELと双璧を成すDCコミックスから最新作が到着。地上最速のヒーロー「フラッシュ」が主役の『ザ・フラッシュ』だ。

最近ではMARVELの専売特許となりつつあった「マルチバース」という設定が、今作からDCにも登場。かつての家族を取り戻すために、バリー・アレン/フラッシュが時を遡り、その結果時間軸が歪んでしまうというもの。

同日公開『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダ

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映画#151『スパイダーマン/アクロス・ザ・スパイダーバース』

映画#151『スパイダーマン/アクロス・ザ・スパイダーバース』

今作のレビュー&感想は他のブログにて執筆済みなのだが、こっちでもちゃんと記事にすることにした。さすがに同じ文量で書くのはキツすぎるからこっちは軽くだけど。

まぁ何が言いたいかって今年ベストに選んじゃっても良いぐらいエグい映画だったってこと。この映画に敷き詰められた「全て」の要素………アニメーションもストーリーも演出も、もう「全て」が前作とは段違いのクオリティ。

んでもってとんでもない量のスパイ

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映画#150『バットマン』

映画#150『バットマン』

昨今では『MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)』を始め、数多くのアメコミの実写映画が制作されてきた。アメコミと言えば、MARVELコミックとDCコミックの二大出版社が有名だが、アメコミの実写映画・ドラマ化という観点において、先手を打ったのはDCコミックスだ。

DCコミックスを代表するキャラクターとして、スーパーマンの次に挙げられるのはやはりバットマンだろう。自身のトラウマが原因で幼い頃

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映画#149『65/シックスティ・ファイブ』

映画#149『65/シックスティ・ファイブ』

『クワイエット・プレイス』を手がけたスコット・ベックとブライアン・ウッズ、『死霊のはらわた』『スパイダーマン』を手がけたサム・ライミ、そして『スターウォーズ/フォースの覚醒』にて一躍スターとなったアダム・ドライバーが奇跡のコラボ。

世にも恐ろしい恐竜たちが闊歩し、隕石衝突により滅び去る運命にある地球から一刻も早く脱出せねばならない………それが今作『65/シックスティ・ファイブ』だ。

恐竜からの

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映画#148『ブレードランナー』

映画#148『ブレードランナー』

諸君らは「サイバーパンク」という名の世界観をご存知だろうか。近未来的な世界観と重苦しく暗い世界観を複合させたような混沌とした設定で、昨今のSFを題材とした映画では比較的主流となりつつある。

代表作としては『マトリックス』や『トロン』、『ターミネーター』など有名な作品が多数挙げられるが、そんなサイバーパンク映画の元祖と呼ばれるのがこの『ブレードランナー』だ。監督は『エイリアン』でお馴染みリドリー・

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映画#147『TAR/ター』

映画#147『TAR/ター』

世界最高峰のオーケストラ、その史上初となる女性指揮者として抜擢され、まさに人生における栄光の頂きに達していた「リディア・ター」。そんな彼女が時代の波に翻弄され、栄光という名の玉座から転げ落ちていく………即ち「栄枯盛衰」を描いたのが今作『TAR/ター』だ。

主演は名優ケイト・ブランシェット、その狂気的とも呼べる演技力と緻密な映像表現が大きく評価され、第95回アカデミー賞では実に6部門ものノミネート

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