見出し画像

医療栄養学科に入ったら読みたい! 君羅文庫50選

はじめに

新型コロナウイルス感染拡大により、4月からの大学での授業が実施できるか不透明になっていた2020年3月9日。

大学での授業が受けられなくなってしまうかもしれない医療栄養学科新入生や在校生たちに向けて、家にいる時間でも好奇心を失わず、学び続けてほしい、自分の世界を広げてほしいと想い立ち、君羅の心動いた本を紹介する #君羅文庫 を始めました。

医療栄養学科での学びに役立つ本やただただ笑える本に泣ける本など、さまざまな本をTwitter、Instagram、Facebookで1週間に1冊づつ紹介してきました。本を紹介していくと、紹介した本の著者の方と繋がって大学での講演実現できたり!君羅文庫で紹介されていた本読みました!などの感想も学生からもらえるようになったりとやっててよかったな出来事も多数ありました。

城西大学水田記念図書館のTwitterアカウントでも君羅文庫を紹介していただき、最近では図書館内に君羅文庫のミニ展示コーナーまで作っていただいて、学生たちに紹介してもらっています。

2020年君羅文庫で紹介した本の総数は50冊に及びました。

城西大学薬学部医療栄養学科に入ったらぜひ読んでほしい2020年君羅文庫50選をジャンルごとに紹介していきます!

Kimira Bunko


食べもの

医療栄養学科に入学する学生さんは「食べること」が大好きなひとがたくさん!君羅文庫では、食べるの大好き学生の皆さんにおすすめの食べ物にまつわる小説やエッセイをたくさん紹介しました!

Kimira Bunko


栄養学

これまでの人生の中で「栄養学」に興味を持つきっかけとなるイベントがあり、管理栄養士として活躍することを夢見て医療栄養学科に入学してくる学生さんがたくさんいます。

最近は「スポーツ栄養」に興味を持って学びたいと考える学生さんが多くいますね。そんな方におすすめなのが「アスメシ」。漫画なので読みやすく、スポーツ栄養学について興味を持って学べてさらにいろんなこと学びたいな!と思わせてくれる1冊です。

Kimira Bunko


生物学

「食品学は生物学だ」といつも叫びながら授業を展開しているように、「生物」のことを知ることが「食品」についての理解を深めることにつながると思っています。生物好きになることが管理栄養士として「食のプロ」になるためにも必要ということで「生物」に関する本もたくさん紹介しました。

Kimira Bunko


命・つながり

2020年は、命について考える機会が多かった。特に人と人の繋がりが断たれてしまうことの弊害を多く感じました。君羅文庫では、人の死について考える本や人の繋がりの重要性について考えるキッカケとなる本も多く紹介しました。暗くなりがちなテーマかと想いますが、僕の中では「プレイフル」がキーワードだなとポジティブな感情にさせてくれる本が多かったなと感じます。

Kimira Bunko


考える

明確な答えが書いてある本よりも

・答えが書いてある本を書くつもりはない
・他者の方法や考え方に触れて、自分で考えなさい

というメッセージ性のある思考を促すような本に触れたいと常々考えています。

学生の皆さんにも、自分の中には無かった考え方や方法に触れて、思考を拡張してほしいなと思い、たくさんの「考える」本を紹介しました。

『13歳からのアート思考』は読んで感激し、ぜひ医療栄養学科の学生たちに末永さんの話を聞いてほしいと想い立ってから、すぐに著者の末永さんに連絡を取り、医療栄養学科1年生向けの特別講演を実施してもらいました。講演を受けて学生たちにもいろんな考えが芽生えたようで大成功の君羅文庫初のイベントとなりました。


Kimira Bunko


コミュニケーション

『偏愛マップ』今年の1冊と言われればコレ!と言っても良い本です。
1年生が入学したにも関わらず、同級生とのコミュニケーション不足に陥り、一緒に学ぶ仲間ができにくい状況となっていた時にこの本にある「偏愛マップ」を使ってオンラインコミュニケーションを上手にできたことが、医療栄養学科の1年生同士の交流に大きな一役を買いました。

オンライン授業の発信を続けていたら『実験医学』という雑誌で医療栄養学科のオンライン授業の取組について執筆する機会もいただきました。

オンラインコミュニケーションに「偏愛マップ」オススメです!

Kimira Bunko


言葉・文章

今年は、オンライン授業・リモートワークなどの機会が多くなり、直接の対話ができない中で「テキスト」「文章」の発信力が重要となった年とも言えます。

阿部広太郎さんの「言葉」に関する考え方・実践を知ったことで「言葉」や「文章」に関する本にフォーカスを当てて読むことが多くなり、君羅文庫でも多く紹介しました。

Kimira Bunko


エッセイ

もう今年はエッセイを読みまくった1年でした。君羅文庫に紹介していない本もたくさん!

君羅文庫でも医療栄養学科の学生さんに是非読んでほしいエッセイをたくさん紹介しました。

Kimira Bunko


小説

エッセイとはまた違う世界を広げてくれるのが「小説」の世界。自分の知らない業界や生きたことのない時代について覗く面白さ。そして自分のいた過去に遡ってその時代に生きた誰かの物語に触れることは、ほかのことでは代替できない面白さがあります。

Kimira Bunko


宇宙

君羅文庫はこの小野さんの『宇宙に命はあるのか』から始まりました。僕がワクワクする本を紹介していきたいと思ったのも宇宙に関する小野さんの本に触れたから!『宇宙の話をしよう』では、本の制作に携わるという素晴らしい体験をさせてもらいました。


最後に

50冊の中で気になる本はありましたか?

本って手に取ったら読み始めなくちゃいけないわけでもなくて、「積読」しとくのもありだと思うんです。

「そういえば君羅先生が面白いって言ってた本なんだっけなぁ」と思い出した時に手にとれるように、2020年に紹介した君羅文庫の本たちをここに「積読」しておきます。

見返して、気になる本があったら手に取ってください。

たとえ1冊の本を読み終わらなくても、本の途中でも皆さんの学びや人生にヒントがもらえる何かがあるかも知れません。少しづつでも読み進めてみてくださいね。

来年も君羅文庫は続きます。

どんな本が紹介されるかお楽しみに!


この記事が参加している募集

読書感想文

買ってよかったもの

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?