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義務教育はクソです

教育は素晴らしいですよ。人間特有の力といえば知恵とか器用さとかありますけど、教えることだって同じくらい素晴らしいです。

たとえばね、頭と手を使って火の起こす方法を見つけるでしょう?でもね、それを他人や子孫に教えられなければそこまでなんですよ。
他人や子孫はまた1から始めて見つけなきゃならないんです。
でも教えてもらったらその分だけ時間と体力に余裕ができるんで火を使って肉を焼くとか動物を追っ払うとか別のことを考えられるんです。

いろんなメディアに日々触れているみなさまならわかると思いますが情報は大事なんですよ。だから情報を伝えること、教育も大事なんです。教育がなければ原始人と同じです。

でもね、やりすぎ。
義務教育はクソです。

いやそんな大事な教育を国がちゃんと管理してやってくれるのはとってもいいんですよ。(進学先は選べないでしょうけど)最悪税金を払えなくたって行くだけならできますし。ある程度は平等で公平ですよね。

それが却って悪さをしています。そんなにいい場所だからこそみんな行って、成長していずれ社会に出て、そしてその人たちの子供も行って…………と繰り返されますが、そうするともう社会がそれ前提になるんです。義務教育を受けて当たり前の社会になって、受けられなかった人たちは自動的に排除されるか窮屈な思いをするんです。

いまね、不登校と子供の自殺者が年々増えてますよ。通信制高校の生徒も増えてます。格差が広がったり不景気が長引いたりすれば貧乏な子たちも増えます。親たちに余裕がなくなれば子供たちも追い詰められます。

学校に行きたくない理由なんていくらでもあるんです。でも行かないといけません。義務教育を受けたこと前提の社会ですから。

嫌な気持ちを押し殺してなんとか社会に出ても、はたして改革を始められるほどの余裕が、彼ら彼女らにあるでしょうか?さんざん苦悩してきた果てにあるのでしょうか。
ないでしょうね。だから社会は変わりません。

これから少子高齢化を戦うには人材が必要です。
景気が悪化すれば外国人労働者の数も減るでしょうし、国内からかき集めます。
そんなとき、貴重な若い人たちが麻痺状態にあります。その一因には義務教育をまともに受けられなかった、というのがあるでしょうね。






1つたとえ話をしましょう。

ここに社会への扉があります。
この扉を通らないならその前で蹲るしかありません。
身長2mの人が通ろうとしますか、扉の高さは1.7mだったので通れません。
2mの人はがんばって腰を曲げて通りましたが、腰は歪んでしまい、治ることもなく、ズキズキとした痛みを感じながら仕事をしました。



いや言いすぎたな…………

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