私はNoteで哲学関係の記事をよく書いています。書く際にどのような意図をしているのか。どのように読んでもらいたいのか、それを簡潔に説明しておきます。 1、哲学について 私は哲学を「それがなんであるか」という疑問の体系だと思っています。存在論はまさにそうで、認識論は存在論のための発展、言語学とか心理学は認識論の道具だと思っています。 「そうであるべきか」が倫理学です。いまは人の性格や行動や規範にだけ適用されていますが、事物にも「無機物倫理学」として適用できると思い
哲学同好会のメンバーめっちゃ少ないのに俺から2万円借りたまま逃げた元友人に似てる人と精神科行ってた元カノに似てる人がいて笑ってる
暗い人が好きだから、文系サークルの体験会でちょっと話した外見と話し方が明るい先輩に「馴れ馴れしく話しすぎてごめんなさい。仲良くしてください😭」ってLINEが来てエッチだな…………って思った 同性で2年上の先輩だけど
個人を成り立たせるのが個性で、個性を見出すのが「具体的に見る」ことなら、具体的に生きることが個人として生きることになる。 人間は、あるときは国民、労働者などと抽象化されても、国民や労働者としても他の国民や労働者と微かには違う。 それでも欲望だけは否応なく個別に与えられ、何人にも消されない。なにもしたくないとしても、なにもしたくないという一つの欲だ。 もし、欲望が押し付けられそうになったら抵抗すべきである。 「国民とはこうしたがるもの」「男とは/女とはこうした
絵が「モナリザ」だけだったとしたら、絵=モナリザ、になる。言葉が区別のために存在するのなら、モナリザ以外に絵がない場合、モナリザと区別するものがないので、絵という言葉は不必要に=無意味になる。つまり、なにかを抽象化できるのは(この場合は絵)、二つ以上のものがある場合に限る(この場合はモナリザとか真珠の耳飾りの少女とか)。 では、人間というのは抽象的な言葉なので、人間は二人以上いることになる。そして、なぜ人間という言葉を作ったかと言うと、便利だから。つまり、そう言いたかっ
抽象化が個人を殺すと言ったが、この抽象化は、人間が増えて・・・それに伴って社会の諸々の制度が出来上がるのにつれて・・・進行している。あらゆる人間が全生涯を抽象化されている。病院では「赤子」として、老人ホームでは「老人」として、生まれ死ぬのだ。 ・労働者 労働者は人間である。特定の人間関係と、個々の人生と、性格思想や趣味嗜好などを持つ、つまり唯一の人間である。だが、雇用者は唯一の人間であることを求めない。それどころか、無数にいることを求める。なぜなら、その人じゃないと仕
もう一つ、そう思って手を伸ばしたが、なににも触れなかった。手元を見てみると、そこにはプラスチック製の小さな空箱があった。 はぁ・・・ あと一つだけだったのに、足りない。叔父さんの部屋にもあったはずだからそこから貰おう。押さえつける手を離すと、ペロッと左上から捲れた。白装束のように白いワンピースを着た女が右半身と両足だけを見せている。 畳をシュウ・・・と踏み鳴らしながら引き戸をガラガラと開けて、縁側に出る。パジャマだと肌寒いなと思いながら歩くと、中庭に、若い女が見
この世界は私の欲望に作られている。この椅子は私の座りたいという欲望によって椅子になり、人を攻撃したいという要望によって凶器になる。 絵は、抽象的にしようとすれば「色付きの紙」になるし、具体的にしようとすれば「私を楽しませてくれる、横が○○cmで、縦が○○cmで、○○によって描かれた・・・絵」になる。 後者の欲望の働きを「欲望の遠近感」とでも言おう。これを「できる限り近くで見る=限りなく具体化する」ことを「超個別化能力」と言う。これには幸福を促進する効果と不幸を減退させ
↑一応これの続編ですが、読まなくてもたぶん大丈夫です。 また、念のため言っておくと、ここで言われる「欲望」は「善人になりたい」「無欲になりたい」なども含みます。 欲望の世界観 前の、さらに前の記事で、存在そのものの全体性は世界であり唯一性は世界である=世界とは存在そのものであり、この世界には存在そのものしかない、と述べた。では、なぜいろいろなものが見えるのか、それは、我々が見たいからである。 絵がこの世に存在するかは分からない。人間の感覚と思考は必ずしも正しいと
全体性と唯一性 個々の人間は唯一の存在でありながら、唯一であることの根拠は全体性にある。全体性とは、血の一滴すら含む「すべて」のことを言い、それによって個々の人間は唯一の存在となる。 ここで言っているのは物理的な、空間的な話であり、いわば写真のようなものである。つまり、時間の概念がない。しかし人間は時間性=時間と共に生きる存在であり、いわば動画である。 人間の全体性を時間の観点から見るとどうなるのか・・・つまり、人間を構成するものには「血や肉や骨や皮」と「幼児
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「きみはコーヒーが好きだな。これを飲んでみろ」 「これはコーヒーだね?飲ませてもらおう…………おいしい」 「ふふ、実はそれは、ほどよい苦味とコクと香ばしさと忌まわしくない見た目があって喉を潤してくれるしおいしいし安全なだけのコーヒーじゃない液体だよ」 「そうか、だがもう一杯もらおう。僕がコーヒーに求めてるものは、まさに、ほどよい苦味とコクと香ばしさと忌まわしくない見た目があって、喉を潤してくれるおいしい安全な液体であることだ。それを満たしてくれるのならこれはコー
「どうすれば哲学でお金儲けができますか?」 「ソクラテスは貧乏でした。それが答えです(笑)」
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もし自由を信じる者がいれば、私は彼を殴って、「なぜ痛みを感じないことを選ばなかった?」と、問うてみよう。 もし運命を信じる者がいたら、私は彼を抱きしめる。
前書き 一つくらいきっちりした記事を書きたい、他人に紹介できる記事がほしい、一つの思想を体系化したい、そういう思いが数か月前からあった。題材として、存在そのものを取り扱おうと思う。なぜなら、あまり興味のない分野だからこそ、熱狂的にならないし、練習の材料として多少は雑に扱えるからだ。そして存在論が最初に取り組むべき哲学だと思ったからだ。 できるかぎり専門用語は使わずに、スイーツなどを使って書こうと思う。 この記事内の造語は実際の哲学用語と被ることがあるが、新しいもの