ぱんだ

都内のギャラリーに8年くらい勤めて、ふと辞めて、1年くらい無職して、再び働きはじめまし…

ぱんだ

都内のギャラリーに8年くらい勤めて、ふと辞めて、1年くらい無職して、再び働きはじめました。小人とうさぎと暮らしています。日々の気付きを綴ります。1日1投稿の予定です。読んでくれればそれだけで嬉しいです。

最近の記事

コスパの良い人間に

「1台3役だからコスパが良い」 「安くてボリュームがあるからコスパが良い」 コストに対するパフォーマンスの高さを評価する行為が、年々強くなっていると感じる。身もふたもなく言うと、大衆の心が貧乏になった(もしくはなりつつある)からだと思う。悪口ではない。 話を戻す。 本来、コスパという言葉は「人間」を対象に用いるのがベストだ。 コスパを評価するのは人間であるし、人間尺度の物差しである。 よって「私はコスパが良い」といった表現が適切だと考える。 食事なら、白米があればおかず

    • 図書館は元を取れるか?

      久しぶりに図書館で本を借りた。 久しぶりに日記を書こうと思う。 私が通っている図書館の本は、巻末に「貸出期限日票」なるカード貼られている。カードには、貸出時にスタンプで返却予定日が押される。 今回、私が借りた本には2018年から合計8つのスタンプが押されていた。 書籍の定価は1,500円(税別)。 限られた予算の中で、誰かのリクエストが叶った結果、棚に並んだのだろう。詳しくは知らないが、どのような基準で購入に至ったのだろう。 過去、予約待ちが数十名待機している本の記録を

      • 小さなトラウマ

        約10ヶ月ぶりの投稿である。ふとnoteという存在を思い出し、1記事書いてみることにする。 先日、コンビニでセルフ式のアイスコーヒーを購入し、自宅で飲んだ。翌日、洗ったプラコップにペットボトルに入ったアイスコーヒーを注ぎ、蓋をして、飲んだ。それを見た彼女は「こいつは今日、コンビニでアイスコーヒーを購入した」と思い込んだ。 振り返れば、私は今回のようにプラコップを再利用することが多々ある。それは何故かと考えたところ、原因らしきものに思い当たる。 私は過去、アイスコーヒーを

        • 面白い、久しぶり。

          ふとネット上で見つけたフリーのノベルゲームに手を出した。どうせ数分くらいで飽きるだろうと思っていたのだが、翌日も気づけば手を付けていた。面白いとか、気づく暇もなく、夜更かしをして、全てを読み終えた。 同作者が他にも作品を出していたらやりたいなと思って調べたら、他にも二作品をリリースしていることを知り、続けて残りの二作も読み終えた。 計三本を読み終えて、空虚さを感じた時、あぁ、これが面白い、ってやつだと思い出した。この感覚は久しかった。 ソフトウェアの紹介はしないが、少々

        コスパの良い人間に

          近くないとだめ。

          彼女が実家に帰っているので、帰宅すると惰性で生きている。 一人きりでいるとき、何をするかで自分が客観視できると思う。音楽を聞いて、積んでいた本を読んで、ブックマークしておいたサイトを徘徊する。眠くなったらこたつでそのまま目を閉じる。 まぶたがかゆい。ふさふさする。目を開けると、檻から出したままのうさぎが、私の顔をベロベロ舐めていた。数分くらいだろうか。左の頰を舐められている時、薄眼を開けると、細くて白い、うさぎの毛が見える。距離にして2、3センチ。 しばらく毛を見ていた

          近くないとだめ。

          血を啜る。

          マグロの赤身を食す時、私は血を啜っているのだなと意識する。真水が貴重な海上では、魚類の血液を水の代わりに飲むと聞いたことがあるが、これは「血」のお話。 マグロの血は私の消化液と溷濁。いつか私の身体をぐるぐると回り、そのうち排出されて、遠い遠い場所へ辿り着いて、遥か先に、何らかの生命体に還元されるのかもしれないし、その辺でくだを巻いているかもしれない。 マグロの血は私に何をもたらしたのか。明後日には、マグロを食べたことなんか忘れて、日常を惰性で生きる私を想像する。 そんな

          血を啜る。

          絶版、

          装丁が素晴らしくて、わざわざ単行本で購入した本があった。シリーズ物で計5冊。それが最近、絶版になったらしい。文庫版も安価で出ていたのだけど、チープだから手に取らなかった。いつか大切に読もうと思って、寝かせている。今は置物のように。 近年はウェブベースで発表される漫画が多く、人気があると書籍化され、人気がないと2巻からは電子書籍だけ、なんてことも多々あるようだが、需要がないのなら妥当である。 昔の漫画を読もうと思うと、本屋にもアマゾンにも在庫が無かったりする。すると古本屋を

          絶版、

          四十肩とは。

          肩が痛い。ただそれだけを言いたい。電車を降りてから、肩が痛い。衝撃を与えた記憶もなく、寝違えたようでもなく、老化が原因かも考えた。年齢は30代前半だが、日常的に運動もしておらず、順当に老けているのではないか、またはカルシウム不足ではないかと思う。しばらくで落ち着けば良いのだが、続くとなると、げんなりする。寝返りすると毒沼に一歩踏み込んだくらいのダメージはあるし、バスタブを洗うのにも爪楊枝で突いたくらいの刺激はある。 四十肩という響きが心地よくて、とりあえずの病名(?)として

          四十肩とは。

          寒いと料理が捗る。

           正確に申し上げるならば、寒いと暖かいご飯を頑張ってでも作ろうという気分になれる。一年中アイスコーヒーを飲むくらい、ドリンクはひえひえ派ですが、食べ物は別。体を温めたいわけじゃなくて、寒い環境下で暖かいものに触れたい、コタツでアイスのあれです。  暖かいご飯って、エネルギーっぽさが増す気がするのです。しかし、普段は食物を摂取することで、お腹いっぱいになることで「エネルギー充填」とか思ったりしないし、実感もない。食べ過ぎてぐったりする方が多いし。  今日は小説の中でカレーが

          寒いと料理が捗る。

          夏が特別だと思っていた。

           四季の中だと、夏がずっと好きだった。子供の頃、四季を意識し始めた頃からそうだったと思う。音としての響きか、文字としての形か、とにかく好きだった。祭りのようだった。  しかし、30代半ばに差し掛かろうとして、秋も悪くない、と思うようになった。朝の気温が10度を下回るようになり、休日の読書、昼寝がとても心地良い、風呂も2回入っちゃうくらい、愛おしいと言い換えても適切。暑いのか寒いのか、天秤がぐらぐらして、どっち付かずの状態も悪くない。半端で、どちらにも傾く可能性があって、しか

          夏が特別だと思っていた。

          ひとりで(も)できるもん

          ひとりでできるもん→ひとりで(も)できるもん 成長と変化の過程、以上。

          ひとりで(も)できるもん

          つまらない、それがいい。

          久方ぶりに、恩田 陸(おんだ りく)の小説を読みました。実に数年ぶり。しかし書き方が大きく変わっていて、戸惑いつつ読んでいましたが、終始「つ、つまらねぇ」という想いに包まれて、そのまま読み終えました。最近読んだ本の中で最上位クラスのつまらなさであります。 なのに不思議。また、恩田 陸の小説を買いました。そのことを彼女に語りながら、恩田 陸は「つまらないけど、それがいいのかも」と思ったのです。 文字の並びが醸し出す空気感は今も(あんまり)変わらず。同氏の世界観に浸る事が悦な

          つまらない、それがいい。

          ウォーキングデッド=日常系

          近年、窮屈な漫画が増えた、と思います。多くのテーマが消費され尽くし、作り手が新しいテーマを探そうと抗った結果、とんでもなくニッチな所を狙った漫画が続々と登場している現状。突出したくて、新しさを求める道理はわかりますが、見苦しさを感じます(それが悪いというわけではない)。 拷問、薫製、SM、女装、コスプレ。 上記のテーマで一点突破を目論む漫画を読んできましたが、即座に失速するのは予測できたことでしょう。振り幅が狭いし、作者が束縛されている感さえある。自由だから創作に価値はあ

          ウォーキングデッド=日常系

          住まいは場所

          約3ヶ月ぶりの投稿です。毎日1記事投稿をしていた時期もありましたが、連投しても何も得られなかったので、気が向いたら投稿する生活にします。 台風の影響で、日本各地に水害が発生しています。メディアが驚くべき降水量と煽る方向性は理解しますが、事前の対策をとることで被害を抑える事は勿論可能です。 住まいを考えるにあたり、最も重要な要素は「場所」であると何かの本で読みました。戦と同じですね。 私は現在の地に住居を構えるにあたり、不動産屋に過去数十年ほど、同地域の水害履歴情報を調べ

          住まいは場所

          情報は既に死んでいる

          仕事の話。たまに過去に配信したメールマガジンを読んで「今と内容が違うじゃないか」とお怒りの電話を受けます。勿論、メールマガジンなので配信日もあきらかだし、期間限定の文言も添えられている。 自分にとって都合が悪いから、サンドバッグを探して、八つ当たりしたいだけのお客様です。これはメールマガジンだけに限られたものでなく、全ての情報にあてはまるものです。情報は発信する以前、記録される以前に死ぬ、止まる。変化が止まるから、記録できるのです。 そんなことすら分からない方が散見される

          情報は既に死んでいる

          クイズの作り方

          会社のレクリエーションで、近場へ旅行に出かけました。移動中にクイズ大会を催すことになり、私がクイズの問題を考えることになりました。 問題を考えるのは時間がかかります。参加者の年齢、性別、国籍、知識、経験、部署、役職を考慮して、ある程度の回答率が期待できるレベルにする。社員全員の年齢は知らないが、恐らく年齢差は最大30歳ほどはあるので、いろいろと気を使う。最終的には以下のクイズを用意した。 ・旅行地に関するクイズ ・職場近辺にまつわるクイズ ・社員のプライベートなクイズ ・

          クイズの作り方