コスパの良い人間に
「1台3役だからコスパが良い」
「安くてボリュームがあるからコスパが良い」
コストに対するパフォーマンスの高さを評価する行為が、年々強くなっていると感じる。身もふたもなく言うと、大衆の心が貧乏になった(もしくはなりつつある)からだと思う。悪口ではない。
話を戻す。
本来、コスパという言葉は「人間」を対象に用いるのがベストだ。
コスパを評価するのは人間であるし、人間尺度の物差しである。
よって「私はコスパが良い」といった表現が適切だと考える。
食事なら、白米があればおかずは不要。
娯楽なら、図書館で借りた本を読めば満足。
気分転換は、自宅周りの散歩。
コスパの良さをモノに求めるのは非効率でもある。
己が変われば、モノを変える必要はない。
正に「足るを知る」ということである。
しかし、突き詰めると「じゃあ死ね」にもなるので、要注意。
以上。
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