見出し画像

森の幼稚園の本場ドイツで、1年間の実習!

・「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム 大学生等コース」で、多様性人材コースの第6期生として留学しました。その時の留学大図鑑がコチラ☟


・今は消しましたが、当時フェイスブックをしていて、留学最終日に投稿したモノ☟


~~~~~留学成果報告~~~~~

「トビタテ!留学JAPAN」から奨学金を頂いたおかげで、2017年4月1日から2018年3月31日まで丸っと1年間ドイツに留学することが出来ました。支援して下さった皆さんのおかげです!どうもありがとうございました!

「不安が無いことが不安」という心持ちで始まった今回の留学を大きな怪我もなく無事に終えることが出来て、とても幸せです。

留学中は、奨学生としてなすべき最低限の仕事として【自ら作成した留学計画を実行し、留学の目的を達成すること】を肝に銘じて生活しました。

そのおかげでトビタテの事前研修で作成した「留学計画改善ワークシート」に書いてある5つの活動をちゃんと実行できました!

①ドイツの森の幼稚園で1年間の実習(ヴァルツヴェルゲ森の幼稚園)

②実習先以外の森の幼稚園での実習(ラインバッハ森の幼稚園、ブリュール森の幼稚園)

③卒業論文に向けた森の幼稚園に関するアンケート(上記3つの森の幼稚園で実施)

④日本の良さを伝えるアンバサダー活動(日本語の数え方や挨拶を教える、折り紙で遊ぶ、絵本の読み聞かせ、「いただきます」や挨拶の時に頭を下げるなどの文化発信、子ども達の「~は日本語で何というの?」や日本に関する質問への回答、相撲・剣道・空手などの日本の武道を体験、日本の写真を紹介、おにぎりを振る舞う等。また私という存在自体が周りの人に日本を感じさせ、私の何気ない行動が周りにとっては「日本人らしいな」と思わせたこともあったと思います。)

⑤ドイツ以外の森の幼稚園を体験(デンマーク、スウェーデン)

以上の活動により、今回の留学の目的である「森の幼稚園の本場ドイツで森の幼稚園を1年間体験し、子ども達が『イキイキと遊び、逞しく育つ』教育方法を、春夏秋冬に沿って学ぶ!」を達成できました!

また、留学をさらにより良いものにするために、以下の5つの活動を留学中に自ら考えて実行しました!

①2017年5月にドイツの森の幼稚園全国フォーラムに参加

②フェイスブック上で宣言した通り、7月中旬から留学終了まで週一回のペースで森の幼稚園に関するドイツ語記事を日本語に訳す(合計41本)

③計14人の日本人に本場ドイツの森の幼稚園を体験してもらう(特に、まりなさん、遠山さん、大梅さん、森田さん、瀬尾さん、小林さんはFacebookにてその様子を詳細に発信してくださいました!)

④トビタテ生とコラボレーションして、音楽会をヴァルツヴェルゲ森の幼稚園で2回実施
Ⅰ(12月):遠山さん(サックス)、成瀬さん(カメラ)、橋本さん(ピアノ)
Ⅱ(3月):小林さん(お歌)、瀬尾さん(お歌)、森田さん(カメラ)

⑤まりなさんのインタビュー動画に出演、オクトーバーフェストでの集まりを企画、クリスマーケットやカーニバル等の体験、他国への観光、ケルンやボンの案内などを通じて数多くのトビタテ生と交流

こうして1年間の素敵な留学生活を送ることができたのは、留学中にたくさんの素敵な人達に出会えたからだと思います!

ヴァルツヴェルゲ森の幼稚園の方々をはじめとして、困った時に何でも助けてくれたボン大学のチューターやドイツでの友達、いつも美味しいシュニッツェルを提供してくれた行きつけのお店、はるばるドイツへ遊びに来てくれた日本の友達、突然の実習願いを快く受け入れてくれたブリュールとラインバッハの森の幼稚園の方々などなど、素晴らしいご縁に多く恵まれました!

特にトビタテ生との出会いはいつも刺激的でした!出不精で、案内されるより案内をしたい性格の私にとって、ヨーロッパやドイツ各地からボンに来てくれたことは感謝の気持ちでいっぱいです!

宿泊したり、行事に参加したり、観光したり、お酒を飲んだり、大いに語ったりして、とても楽しく有意義な時間を過ごすことが出来ました。また、トビタテ生との繋がりのおかげで、多種多様な分野の方々とお話しする機会に恵まれました。自分の知らない世界を学び、自分の価値観を再構築する貴重な経験になりました。

トビタテ生として留学したからこそ、1人では出来ないことも協力することで成し遂げられました! トビタテ生として留学できて本当に良かったです!

留学後は、留学の良さを伝える「エヴァンジェリスト」として活動する役割があります。熊本大学の仲間、トビタテの仲間、留学中に出会った仲間などと協力したり、自分の留学経験を発表できる場に参加したりすることで、少しでも留学機運の醸成に貢献したいと思います!

そして、たくさんの方々に応援してもらった自分の夢を実現するために、留学で得た自信を胸に1歩ずつ進んで行きたいと思います!

1年間どうもありがとうございました!
Vielen Dank für alles!


・大学で書いた報告書から抜粋☟


5.留学成果とアドバイス

・留学によって得られた成果(語学に関すること、ものの考え方や取り組み方、コミュニケーション能力など自由に記載してください)

 私の留学の成果は「森の幼稚園の教育を『体験』したこと」です。書籍や動画などから得られる単なる知識ではなく、森の幼稚園の現場に継続的に関わったからこそ、森の幼稚園の教育のカギは、「遊び環境」、「先生の態度」、「安全の確保」だと理解できました。遊び環境では、【子ども達の主体的で春夏秋冬に沿った遊び】、【遊び方を限定しない遊具(砂場やボール等)】、【室内遊び用の遊具(お絵描き、絵本)】、【異年齢の子ども達から成るグループ】が重要です。先生の態度では、【ロープやハンモック等を用いて子ども達の遊び場所を構築する技術】、【遊び場所の決定】、【「先生」としてではなく、「一人の人間」として、子ども達に付き添うこと】、【保護者と連携し、共に子どもを育てること】が大切です。安全の確保では、【遊び場所の安全確認】、【救急道具・食料・水・着替えなどを常備】、【周辺施設、森林管理士、病院などとの連携】、【先生1人に対して子ども約5人の体制】、【園で守るべきルールの徹底】が大事です。

・同じ大学へ留学を希望する人へのアドバイス(留学先大学、プログラムに関すること、生活全般に関することなど自由に記載してください)

 留学は大変です。まずは言葉の問題。当たり前ですが日本語が通じません。最低でも現地の言葉で日常会話レベルが必要でしょう。また現地の人達が話すスピードは想像よりとても速いです。しかも授業では習わないスラングが多く出てきます。ネイティブの会話についていくことは大変です。次にお金の問題。留学は本当にお金がかかります。日本から留学先までの移動費から海外保険に至るまで。留学中に旅行したいと考えているなら旅費代も。食費は外食を頻繁にしたら結構かかります。味や食文化が合えばいいですが、そうでない場合は自炊することになるでしょう。他には精神的な問題。環境の変化はかなりの負担です。日本が恋しくなって、ホームシックになったり、現地で友達が出来ずに独りぼっちという事態は珍しくありません。寮の住人とのトラブルや街中でテロに遭う危険性も無視できません、などなど留学の大変さについて、氷山の一角を挙げてみました。もしこの文章を読んでも「留学したい!」という熱い思いをお持ちの方は、ぜひ留学に挑戦してください!留学で得られる経験は、どれだけ明確な目的を持っているかに比例すると思います。目的があればどんなに大変なことも、きっと乗り越えられるハズです!

・留学を通しての感想

 多くの方々に支えられたおかげで、留学を達成できたのだと感じています。まずは留学前にドイツ語の勉強を手伝ってくれたドイツ人留学生、「トビタテ!留学JAPAN」の応募を真摯に支えて下さった恩師の中島先生や国際教育課の中川さんに感謝の気持ちでいっぱいです。私一人の力では決して今回の留学のスタートラインに着くことは出来きませんでした。留学中は1年間の実習を快く受け入れて頂いたヴァルツヴェルゲ森の幼稚園の方々をはじめ、困った時に何でも助けてくれたボン大学の3人のチューター、美味しいシュニッツェルと楽しい時間を提供してくれて、9か月で27回も通った行きつけのお店Lenné Snack、はるばるドイツへ遊びに来てくれた日本の友達、留学中に交流した約50名のトビタテ生、などなど留学中に出会った全ての人達のおかげで充実した留学生活を送ることが出来ました。この留学経験は私の人生にとって間違いなく一生輝き続ける素敵な宝物になりました。このような素晴らしい機会を与えて下さった全ての方々に感謝いたします。どうもありがとうございました!Vielen Dank für alles!



・『現段階での理想は「ヴァルトツヴェルゲ森の幼稚園(Waldzwerge-Waldkindergarten)」! 基本情報編』はコチラ☟

・現段階での理想は「ヴァルトツヴェルゲ森の幼稚園(Waldzwerge-Waldkindergarten)」! 教育方針編☟

・留学中に偶然出会った「絵本」を紹介しています☟

・この1年間の実習を絶対に成し遂げようと決意したのは、2014年に1日だけ実習させてもらえたのがきっかけです。森は春夏秋冬で変わるのだから、最低でも1年間は実習しないと、森の幼稚園を理解できないなと思っていました。☟

・トビタテの合格体験記です☟

・実習日誌👇

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?