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育児編 〜首がすわるまで|0ヶ月〜4ヶ月

いつの間にか、息子がもうすぐ2歳に。
子育てがはじまってからこまめに記録して発信できればと思っていましたが、ばたばたあわあわでそんな余裕もなく・・そろそろこの2年を振り返ろうと思います。夫と妻、それぞれの成長過程で大変なポイントや心境の変化もあったので、以下の5期くらいに分けて書きためてみようと思います。

①首がすわるまで|0ヶ月〜4ヶ月 
②つかまり立ちまで|4ヶ月〜10ヶ月 
③実際、保育園ってどうだった?の話
④歩き始めて|10ヶ月〜1歳4ヶ月
⑤おしゃべりしはじめて|1歳4ヶ月〜2歳

授乳の困難

妻:最初は授乳がうまくできず、毎日トライアンドエラーの繰り返し。うまく吸えなく泣く赤ちゃん、うまく吸わせられなくて泣く母親、近くでどうすることも出来ずオロオロ見守る父親というカオスな状態がしばらく続いた。
そもそもあまり母乳が出る方ではなかったので、日中の授乳回数をこまめにしたり*、麹の甘酒を毎食のんだり**、助産師さんにマッサージしてもらったりと、少しずつ母乳の量も増えて赤ちゃんも母親も授乳がうまくなっていった。
それでも十分には母乳がでなかったので必然的にミルクと混合に。当たり前に出ると思っていた母乳、当時は完全母乳でないと母親失格だと錯覚してよく凹んでいた。ただ、父親にも子供にミルクをあげる機会ができたのは結果的に自分ごととして育児をしてくれたのでよかったと思う。

*赤ちゃんが母乳を吸うと母乳を作る信号を送り作られるという仕組み
**栄養価が高いので母乳の出をよくする効果がある

夫:産後2ヶ月は育休をとった。妻子とずっと一緒にいられたことは本当によかったのだが、何より大変そうだったのは「授乳」。妻は最初、母乳で育てなきゃ!と意思をもっていただけにそれがうまくいかない様子を見ているのは辛いし、もどかしかった。
区の取り組みで「訪問型産後ケア」を申込、産後数ヶ月は助産師さんにきてもらい、マッサージしてもらったり、体重を測ってもらいながらミルクの量と調整したり、よろずの悩み事を聞いてもらったりと、本当に助けられた。会ってそうそう、くるぶしの靴下を指摘される。くるぶしを温めるのが大事だと言われ、そういう小さいわからない事だらけだった。育児って夫婦2人だけじゃなくて、他人にたくさん助けてもらいながらするもんなんだ、と気づいた。

すべてが未知であるという状況

妻:何をするにもわからないことだらけで、とにかく携帯か本で情報収集をしていた。
ミルクの最適な温度や量、沐浴の温度、保湿クリームは肌に合うかパッチテストしたり、今日はうんち少ないなと心配になったり、ニキビなのかダニに刺されたのか不安になったり、と自分の力量で小さな宇宙人をどうにかしてしまうのではないかという緊張感が常にあった。そしてうんちがよく漏れた。布おむつだったこともあり、おむつがずれちゃっているのか付け方の問題なのかわからずしばらく苦労していたが、結果、単におむつのサイズオーバーだった。などなど、毎日わからないことを一人で不安になりながら対面していると、気持ちもどんどん疲弊してしまう。
夫の育休明け、たまに1日の終盤にお風呂を1人で入れるときは一番しんどかった(今もだけど)。お風呂の前に帰って来てくれる夫は大げさではなくヒーローだ。そして久しぶりに大人と会話ができる夜の時間が、なによりリフレッシュの大切な時間だった。

夫:生後数ヶ月の子育ては未知との遭遇だらけ。日々不安になりながら過ごしている。お互い、抱え込んでしまうことがあって喧嘩もよくした。
気づいたのは、とにかく母親が孤独だということ。夫としては寄り添っているつもりでも、大人と話す時間が極端に少なく、辛いものだ。授乳はできないけど、そのほかできることはしたい。でも、夫も変に頑張りすぎるとぷつっと切れてしまうので、家族や地域にどんどん頼ろう。
あと、妻と夫の認識のズレは徐々にできてくるもの。どんなときに安心するか、どんなときに不安になるか、言われたい言葉、言われたくない言葉、やりたいけど我慢していること、とかを書き出したりして、確認してみたりした。やり方はなんでもいいのだけど、一回時間をとって、お互いに考えていることを少しでも吐き出せるようになったら、ちょっとだけ安心して楽になった。

睡眠とだっこマン

妻:授乳と並行して大変だったのが「睡眠」をとること。抱っこをしていないと泣いてしまうため、常に抱っこか首が座ってからはおんぶをしながら家事をしていた。といっても家事は最小限で、最初の1ヶ月の週何日かはお弁当宅配を利用したりもした。
もちろん夜もベッドで寝てくれることはなく、抱っこしながら寝る状態がしばらく続いた(クッションを重ねて背もたれにして、子供をお腹に抱えて仮眠をとる体制)。
日中は起きているのがしんどくて、子供の昼寝と合わせてできるだけ寝るようにしていた。1日何もしていないのではという日がざらで、社会に取り残された気分になりメンタルもやられた。
なので、少しずつ社会復帰をしようと仕事を始めるも(フリーランスなので良くも悪くも作業する時間帯に制限がない)、休む時間がなくなり自分を追い詰めることになるのだ。

夫:最初の数週間は、寝る時間やミルクを飲む時間が規則的で、寝るか飲むかだったので、思いの外ゆっくりできるじゃーん、なんて思っていたけど甘かった。。だんだん、抱っこしていないとぐずぐずしてたり、抱っこでゆらゆらしてないと寝なかったり、文字通りつきっきりだった。”背中スイッチ”の恐怖を体感した。
この頃から、妻はいろんな仕事の相談もあり徐々に仕事に復帰していった。でも、やっぱりろくに寝れない状況で、タスクや時間に追われることになった。平日は1日子供を見て、寝ついてから仕事へ。休日は私が面倒を見ている間に作業する。休む暇なんてなく、精神的にも限界で、そんな生活しんどすぎた。。

すべてが新鮮で尊い

妻:ついつい大変な側面ばかりを書いてしまうが、そうは言ってもすべてが新鮮で尊い時間を過ごしているのは間違いない。
焦点があっていなかったのに目で追うようになったり、目が合ってわらうようになったり、いないないばあに反応したり、ものを掴むようになったり、小さな成長がとにかく楽しい。日々できることが目に見えて増えていくのがわかると少し報われる。
夫ともぶつかる事は増えたけれど、お互いの考えや価値観を確認する時間を意識的にとるとこで、着実に家族になっていっている気がする。

夫:子供ができたことで、「休みがなくなった」感覚はある。平日は仕事、休日は子供と遊ぶ。ゆっくりだらだらする、ということがなくなった。でも、それ以上の幸せがあるので苦痛では全くないのだけど、数時間でもしっかり休む、ということを意識的にやることが重要。仕事もだらだらやらない。そう意識すると、子供との時間を素直に楽しめるようになったし、気持ちも楽になり、充足感を感じた。


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