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いびつだからこその輝きや強さがそこにあるのかも


休日は真夏の日差しのような中、朝から公園に出かけます。
底なしの体力ゲージを備えた子供達。体力消耗させるには楽しんでもらうには何がいいか毎週頭を悩ませています。

おかげで私のスマホのメモはオシャレなレストランの情報は皆無となり、大きな滑り台があるとか、遊具が豊富、アスレチックが本格的!なスポットの情報ばかり。
寝ても覚めても自分以外の誰かのことで頭がいっぱいなんて今だけなんだろうなぁ。

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親になり子育てをスタートして、まだまだ中間地点にも達してはいない私だけれど、「あれ?この考え方ってもしかしたら違うのかも?」と感じることが増えました
そのひとつが、不得意な部分を伸ばそうと頑張るより、得意分野を伸ばす方が楽しいし、強みになるよねってこと。

人には得意なことと不得意がありますよね。

走るのが得意なひともいれば、計算が得意なひともいる。
絵が上手な方がいれば、人当たりがよく社交的なひともいる。

ご相談をいただくときに多いのが、
『欠点をどうしたら改善できるか』
と、マイナスを伸ばすということが主眼でいらっしゃる方が多いのです。
私も小さな頃は苦手克服に精を出したものです。
でも、苦手だからしんどいんですよね~。全然楽しくない。だから続かない。

年を重ね様々な経験をしてきた今思うのは、得意なことを伸ばすことで不得意なことをカバーできることもあるのかな、と。

いつかに書いた『がんばった数』を数えるというお話もそうなんですが、私たちって足りていないことに目を向けがちなのかな、と。

でも変えられないもの、世の中には自分でコントロールできないものや変えられないものってあって。例えばお天気ですね。
今日は快晴だけども明日からは雨が続く…対策はできても天気を変えるなんてことは不可能に近いし、「どうしよう降っちゃう」と気に病んでも事実は変わらない。
後は過去のことやひとの気持ちや評価など。

変えられないもの、自分でコントロール出来ないものに対していくら悩んでも、対処しようとしても意味がないのかも…と思うお話をしたのですが、

その反対は変えられるもの、自分でコントロールが出来るもので。
自分自身のことですね。行動や考え方など。

その自分自身のことでも、『苦手』に目を向けるととたんにペースが落ちるんです。頑張るけど、苦手だからしんどい。しんどいから楽しくないし、頑張りに対して結果もいまいちなことが多い印象。しまいには自分ってダメなのかも…なんて思ったり。

でも、『得意』はどうだろう?
息を吐くようにやれることだったりするし、楽しいと思えることなら続けなきゃ!なんて思うことなく無意識に続けている。
だから伸びる。伸びるから楽しい。楽しいから続けられる。

コーンフレークの栄養バランスのきれいな形を目指すより、とがったいびつな形の方がもしかしたら強いのかもしれないなって思うのです。

どこかがとがっていれば、凹んでいるところもカバーできるんじゃないかなって。
いや、カバーなんてしなくていいのかもしれない。
それがその人のオリジナルなものなら、それで勝負するのが本人も一番しあわせなのかも。

人はひとりじゃないし、凹みは誰かに補ってもらえばいい。
補ってもらえるような、そして相手の凹みも補えるような、そんな柔らかい人間性があれば、もしかしたらその他は重要じゃないのかもしれないな。

そんな風にも思うのです。


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