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わたしの好きな本:マンガ編

わたしの好きな本を、テーマ毎に紹介するシリーズ第7弾です!
今回は、大好きなマンガを集めました。
ページを開くと、そこにはとても居心地の良い、大好きな世界が存在しています。
恋愛でもたたかいでも魔法でもない、時間軸の違う独特の世界があるマンガが好きです。こんな世界もあるんだなぁ、と知ってもらえたら嬉しいです!
【▪️もっと詳しく:】と画像の下にリンクを貼っています。深掘りして頂けたら幸いです。

余談:好きな雰囲気
静寂と混沌と。
昔々、“サブカル”という言葉が今とはまったく違う言葉で使われ、良い感じにアングラだった時代に「ガロ」という雑誌がありました(今回は特に言及はないのですが…以下の▪️にリンクを貼っておきますね)。その頃の雰囲気がとってもすきです。
▪️もっと詳しく:ガロ(wiki)

▼前回の記事▼


カストラチュラ/鳩山郁子

鳩山郁子さんを知ったのは、ソニーマガジンから短期間刊行された“きみとぼく”という雑誌に掲載されていた新刊の広告でした。“カストラチュラ”(カストラート=去勢歌手が語源)というセンセーショナルなタイトルと、繊細な線とその描写力に物凄く惹かれたのを覚えています。新興時代の中国が舞台で、永遠の声のために幼い頃去勢されたオペラ歌手と、少年の交流を描いています。作者の描く風景や光の描写、構図が、おどろしいものを描いても、透明なガラスを通して見るかの様に、美しく無機質に見えてしまうのが不思議です。時代に翻弄されたオペラ歌手の、非現実的な過去の回顧と、現代の波に翻弄された少年たちの物語。
中国の昔の装飾や建築が好きなので、全てが大好き過ぎて困るくらい好きです!
(作家の、この頃の作風が1番すきなのです。もっと昔のスパングルや月に開く襟なども)

▪️もっと詳しく:
きみとぼく(雑誌)wiki
鳩山郁子(wiki)

カストラチュラ/鳩山郁子 作


こんちゅう稼業/秋山亜由子


虫達の世界を擬人化して描く、秋山さんの世界は静かで不思議で懐かしい気持ちになります。
虫達の生態を再現した物語は不思議でとっても素敵です。
繊細な優しさ、悲しさ、嬉しさを描いた世界は、そばに置いて何度も読み返したくなります。
大好きな本です。

▪️もっと詳しく:秋山亜由子(wiki)

こんちゅう稼業/秋山亜由子 作

タムくんとイープン/ウィスットポンニミット


専門学生の頃くらいに、遊べる本屋さんヴィレッジバンガードで出会いました。
可愛い絵と現代の空虚を辛辣に描いたシリアスキュートな内容は、胸がギュッとなりつつ共感がいっぱいです。昔で言う風刺漫画ってやつでしょうか。色々考えるきっかけをくれる素敵なマンガで、大好きです!

▪️もっと詳しく:ウィスット・ポンニミット(wiki)

タムくんとイープン/ウィスットポンニミット 作


棒がいっぽん/高野文子

高野文子さんの本と出会ったのは、好きな本屋さんで平積みされた“ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事”を見つけて表紙に惚れ込み即買いした時でした。昭和初期の様なレトロな雰囲気、構図の自由さ、お話の可愛さに、高野文子さんと言う人が大好きになりました。他にも初期の“絶対安全剃刀”という短編集も大好きです。
そして1番好きなのがこの“棒がいっぽん”どのお話も世界観がとても好きです…(しみじみ)。工場で働きその団地に暮らす夫婦を描いた“美しい街”、入院中の女の子の内景を描く“病気になったトモコさん”、1番好きなのは、過去のある日の1日が蘇る“奥村さんちのお茄子”、描き方が大好き過ぎます。

▪️もっと詳しく:高野文子(wiki)

棒がいっぽん/高野文子


あとがき

今回は、ずっと手元に置いて何度も読み返している大好きなマンガを集めてみました。
新しい出会いになったらこの上ない幸せです(知ってるよ!という方がいたら更に幸せ!)。
この記事を読んでくださる方の、好き!とフィットしたら本当に嬉しいかぎりです。

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます!とっても嬉しいです!

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