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好きな映画:ノスタルジア/Rosas danst Rosas/砂の女/水玉の幻想

専門学生時代に出会った作品です。“水玉の幻想”以外は、映像か何かの授業で観た時に大好きになりました。DVDも手元にあります。再生機器が無くならない事を祈ります。

ノスタルジア:アンドレイ・タルコフスキー

1983年の作品。
ロシアの詩人アンドレイが故郷をめぐる、静寂で美しく、切ない物語。音楽もとても素敵です。 
モノクロの映像、静かに示唆する描写、どれをとっても美しく、とても印象に残りました。
他の作品、惑星ソラリスや、ストーカー、鏡も大好きです。
語彙力が少なすぎるので、詳しい説明をしてくれている素敵なサイトや予告編のリンクを貼って置きます。

▪️シアターイメージフォーラムの詳しい解説を見つけたのでこちらをどうぞ。

▪️予告映像(故郷編)


Rosas danst Rosas:Rosas

1997年の作品。
ベルギーのRosasというコンテンポラリーダンスグループの長編作品(57分)。
学校か工場のような広い建物が舞台として使われ、美しい光の中ダンサーが踊り続けます。
無機質な建物もこの作品の大きな魅力です。
思春期の目覚めのような、もどかしさや不安、様々な感情を、ダンスの表現と表情から受け取ることができ、とてもエモーショナルな体験をすることが出来ます。Rosasの他の映像作品も大好きです。
コンテンポラリーダンスは、割りと理解できない人なのですが、Rosasの「Rosas danst Rosas」だけは、大好き!と胸を張って言えます。

▪️予告編


砂の女:勅使河原宏(監督)安倍公房(原作)

1964年頃公開された作品。
安倍公房が執筆した砂の女が原作の映画です。
昆虫学者の男が、蟻地獄のような砂浜の町に足を踏み込み、妖しい女に囚われていく様を描いています。
その妖しい女を演じたのが、昔のアニメーション、“ムーミン”のナレーションでお馴染みの岸田今日子さんなのです。今は知ってる方も少ないのでしょうけれど、個性派俳優と知られたユニークでキュートな女優さんなのです。それでも、ムーミンのナレーションしか知らない世代だったので、岸田今日子さんが動いてる!演じてる!かっこいい!と感動したものです。
アングラ時代の寵児、安倍公房の原作を忠実に再現しており映像作品としても素晴らしいです。
原作の世界観と表現力、雰囲気もとても好きです。

▪️この映画の推しはどうやら岸田今日子さんだった様子…岸田今日子(wiki)

▪️原作などいかがでしょうか


水玉の幻想:カレルゼマン

違う専門学校に少しいた頃、同級生と好きな本や映画など交換して楽しんでいた時、教えてもらった作品です。特殊撮影の先駆者的な存在のカレルゼマン、ガラスを使ったアニメーションを作っているのです。今なら簡単に出来ちゃうけれど、時は1949年ですぞ!ストップモーションアニメですぞ!前人未到なのでは?と驚愕です。

▪️カレルゼマン(wiki)
▪️なんと、著作権が切れてしまい無料で見放題なのです。少し複雑な気持ち。

あとがき

好きなものは変わらないなぁ、と思いつつ。
出会いを考えると不思議なもので、担任の先生や同級生のセンスが良かったおかげで、大好きなテイストの大好きなジャンルに出会っていて本当に有難いなぁとしみじみ思います。

この記事を読んでくださる方の、出会いになったら嬉しいです。知ってるよ!という方がいたら嬉しすぎます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!嬉しいです!

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