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大好きな記事まとめ

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また読みたい大好きな記事をまとめました。
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2024年1月の記事一覧

花は咲く: 菅野よう子 (三重奏編) 福島コンサートよりLIVE収録 【YouTube】

ウクライナの戦下から逃れてきたバイオリニストとチェリストが福島の皆様に向けて、心を込めて演奏してくださいました。 大ホールはほぼ満席で、多くの方にご来場いただき、大変盛況となりました。 最後のアンコールでは、「花は咲く」を三重奏で披露し、即興でアレンジを施し、お客様にも一緒に歌っていただけるように歌詞も用意いたしました。 演奏家とお客様が一体となり、感動的なひと時を共有しました。 興味深いエピソードとして、この曲の演奏では、バイオリニストのお父様が彼女のために特別に製作し

「PERFECT DAYS」人を幸せにする持続可能なモノ作りの3つのヒント

「PERFECT DAYS」は、シンプルに楽しい至福の映画体験だった。  長年ヴィム・ヴェンダースの映画を観てきたが、これほどわかりやすく心に響いた映画はなかった。  私はこの映画からストレス社会から抜け出し、人を幸せにする持続可能なモノ作りの姿勢や楽しさを改めて教えられた。 ①日常の観察から生まれる心の安定と優しいまなざしを持つ事  「PERFECT DAYS」はトイレ清掃作業員の日常が繰り返し描かれる。 主人公平山の日々の観察から生まれる心の安定と優しいまなざし。その

写真をはじめて1年がたって「何気ない日常」なんてないとわかりました。

出版社で働いている辻敦と申します。ぼくは写真家・幡野広志さん編集担当をしていて、『うまくてダメな写真とヘタだけどいい写真』という本を幡野さんと一緒につくりました。写真を撮る前に知っておいてほしいことから、写真の撮り方、RAW現像の方法まで、幡野さんが写真についてはじめて書いた本です。 ぼくは完全な写真シロウトです。本のお話をいただいたときは、ぼくが幡野さんの写真の本を作ってよいのだろうか、そんな気持ちもありました。でもむしろ、写真をやっていないからこそ、ぼくにお願いしたいと

雪の夜行列車と祖父の言葉と布袋さん

 各駅停車の夜行列車には、人はまばらだった。車窓は、足下からの蒸気暖房で白く曇っていた。指でこすると、キュキュと物悲しい音がした。  窓の外は真っ暗だった。真っ暗の中、小さな生き物のように無数の雪片が舞っていた。  1983年、冬、祖父が倒れ入院した。私が夏、帰省した際には、祖父の喉から遠い海鳴りの音が聞こえていた。  祖父は、左官屋の棟梁だった。大阪で仕事をして、芸者をしていた祖母と結婚した。戦争が始まり、二人は子供を連れ満州に渡り、終戦後は、田舎に戻り、祖父は知り合いの

冬の夜には、ホット&クールなJazzを

 冬になると部屋で過ごす時間が長くなり、それに比例して音楽を聴く時間も長くなってくる。 久々にジャズについての記事を書いてみようかと。 雪の降りしきる夜の街をコートの襟を立てクールに歩きたくなるような(笑) または、グラスを傾けながら体が自然にリズムを刻みたくなるような、今回はそんな曲たちを選んでみました。 Art Blakey & the Jazz Messengers「Moanin’」 前奏だけでも聞き覚えがある方も多いと思う、ファンキー・ジャズの名曲。 肩を並べるか

念願の豊島美術館でいのちを感じる空間を楽しむ

私のバケットリストには、「豊島美術館にいく」という項目があります。2年前、瀬戸内芸術祭で豊島を訪れたときには、予約必須と知らず入れなかったのです。自分の準備不足さを悔やみました。 そのときから、豊島美術館という言葉がやたらと耳に入るようになりました。ついに仲の良い友人が「今までで一番好きだったかも」と言い始めるほど。そんな念願の美術館に行ってきた話です。 宇野に前泊して、8時40分の小型船で島へ。「小型船ですか、フェリーですか」とタクシーの運転手さんに聞かれて、時刻表の「

「光る君へ」では「鳥の声」に注目だ

ボクの大河ドラマ歴は鎌倉殿からなので、浅いのですが、ちょいちょい気になっているのが「鳥の声」です。 特に鎌倉殿では効果的に?意図的に?鳥の声が入っていて確実に狙っているなと感じてはいましたが、内容を追うのに一生懸命だったので鳥はあとまわしになっていました。 どうする家康でも鳥の声は入っていたけど、あくまで臨場感を持たせるための鳥の声だった感じがして「気のせいかな〜」なんて思っていたのですが、今回の光る君へはまた狙って入れている気がします。 なので、まとめます。 (聞き間違い

写真のように 第10回 ある同時代性の話、「写真」と「漫画」 展評 「即興 ホンマタカシ」 東京都写真美術館

最初に言い訳を。2023年の秋は忙しかった。この年の秋は展評に書いておきたい写真展や写真集がいくつもあったにも関わらず、まったく書けなかった。11月から手間の掛かる煩雑な仕事を引き受けたり、12月の初めから新宿のゴールデン街で人生初の写真と文章による創作個展をおこなったり(「寿命の縮み食事」という食エッセイ+iPhone写真による展示でした)とかなかなか落ち着いて書く時間が取れなかったというのがその理由である。それでも10月5日から東京都写真美術館で始まった「即興 ホンマタカ

突破口を開いたのは"ネコ"!? 段ボールを生かしたアイデア商品が生み出された舞台裏とは

【Create New Market】Episode.11日頃表舞台に立つ機会が少ない製造業が、知恵と技術を凝縮して生み出した商品やサービスによって思いがけず注目の的となることがあります。 どんなきっかけで作り出し、どんな思いで世の中に送り出したのか。 1つ1つの商品が世に出るまでの舞台裏を覗くと、かけがえのないストーリーが隠されています。 今回は、大国段ボール工業(株)が手がけるユニークな段ボール製品にまつわるエピソードをお届けします。 私たちの生活に身近な段ボールを生か

ほんとうは自炊したかったのかもしれない話

食欲がおかしいなんだか食欲がおかしいな、と気づいたのは昨年10月末ごろのことだった。 ここ数年は体質改善につとめており、その甲斐あってか、貧血やむくみも解消できた。いちばん太っていた時期からくらべると、なんだかんだで7kgほど落ちた。やせたかったというよりは、慢性的なだるさや身体の重さをなんとかしたかった。 体質改善をはじめるにあたって参考にした食事法にのっとって、自炊のメニューや買いものの内容も変えた。野菜中心の献立にし、豚肉や牛肉、乳製品、パン、シリアルなどは控えるよ

世界はいつも決定的瞬間

「そうしてると、いかにも"カメラの人"っぽいね」 家族がそんな風に冷やかしてくるのは、私が片手にミラーレス一眼カメラ、もう片方の手に埃を払うブロワーを持ち、真剣な顔つきをしているからです。 それでも久しぶりに引っ張り出した大切なカメラですし、手入れは慎重にするに越したことはありません。 このカメラは以前の仕事で幸運にも経費購入が認められて手にしたもので、さらに幸運なことに、その職を離れた今も私の手元に残っています。 自分で吟味して買い求めただけあり、公私問わずどこへ行く

私がインストラクターに向かない理由

自分でも忘れがちなのですが、そういえば私はヨガの先生でもあるのだった、ということに時々思い至ります。 専門の学校で学んで国際資格も持っていますし、レッスンを担当した経験ももちろんあります。 けれどここしばらくは決まったクラスも持たないために、自分でも記憶が遠くなるのは当然かもしれません。 それでも時々であれ思い出すのは、ヨガのインストラクターだから、という前提で誰かから話を振られることがあるからです。 「ヨガマットを買いたいんだけど、種類が多すぎて迷ってて」 「教室を選

失われた絵本を求めて

探してる絵本があります。どなたか協力していただけないでしょうか。 幼いころに読んでいた絵本なのですが、記憶の中にあるぼんやりとしたイメージ以外はタイトルも作者名もわからず、でも好きだった絵本なのでもう一度読みたいなあと思っていまして、絵本に詳しい方、あるいは思い当たる節がある方、暇だし協力してやるかという奇特な方、どなたでも構いませんので何か情報をいただけると幸いです。 というかこういう場合どうやって探すのが正解なのでしょう。ネットで「星 おじいさん ロボット」などと検索

映画「怪物」〜人は、見たいものだけを、見たいように見ている

ずっと観たかった映画「怪物」 実は、昨年の一時帰国の際に飛行機の中で観ることが出来たのだけど、途中何度か機内アナウンスが入り画面が中断したりで集中出来なかったこともあり、観終わったあとも混沌として感想がまとまらず…。 今こちらの国ではやっと上映が始まりもう一度観たので、今頃だけど感想を書こうと思う。 あらすじについては、note内でも沢山の感想記事があるので割愛する。 まず2度観た最初の感想は、 "人は無意識に、見たいものだけを、見たいように見ている" ということ。 それ