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実はフランス語が......。

ろくに通わなかった大学時代、第2外国語はフランス語を選択していた。通っていた大学には北海道大学ほどではないが、海外からの留学生も多かった気がする。

いまになって思えば、もったいないことをしたなぁ。だって大学時代の私はガチの根暗の陰キャで、友だちが1人もいなかった。海外の友だちを作るチャンスって、30歳を超えるとそうそうないから、あちゃー、と後悔したりもする。

潮永さんと違って、私はTOEICを受けたことがない。

大学の英語のひとコマでTOEICの受験が必修になっていたやつがあった気がするが、卒業する気もないし、逃げに逃げてTOEICは受けなかった。TOEIC対策もしたことがない。が、小さなころからビートルズを聴いて育った私なので、中学生のころから英語は好きだった。

大学受験のセンター試験は英語が私の得点源で、試験の点数も最高にGOOD、リスニングも満点だった。ソー、ナイスだ。だけど「じゃあ、イトーさん、あなたは英語が得意なんですね?」と質問されると返答には困る。

「英語がしゃべれるんですか?」と聴かれれば「Hello!」が言えるから「はい、しゃべれます」と言えるが「得意か?」と聞かれるとちょっと困る。

よく、英検1級を取得すると「やっと英語の入り口に立てた気分です」というキリッとした話を聞いたりするが、要するに言語学習に終わりはない。

だから得意も不得意もあったもんじゃない。

TOEICをはじめとする試験の点数ってのは、そういうアイマイなものを数値にして指標化するものだから、便利なものだなぁ。



札幌の地下街を歩いていると、向かいから欧米風女性と日本人女性が歩いてきて、私とすれ違った。札幌で欧米の外国人を見ることは少ないから「おっ」と思ってすれ違う。外国人女性が日本人女性と何やら会話をしながら歩いている。

使っている言語は日本語かな? それとも英語かな? と思ってすれ違いざまに少しだけ自分の聴力を拡張させた。すると聞こえてきたのは日本語でも英語でもなくフランス語だった。

フランス語。なめらかな言語。この会話の相手は日本人女性であるから、私は「いいねぇ」と思うのだった。

英語を用いて日常会話ができる日本人は少数派であろうが、おそらく一定数いる。「あぁ、英語がしゃべれるんですね」くらいのもんだが、これが英語以外の言語となると話は変わる。なかなかにいいじゃん、である。

なめらかなフランス語に対して、日本人女性もまた、なめらかなフランス語を使っていた。かっこいい。どうやったらフランス語を勉強して、日常会話レベルまで習得しようと思えるのだろう。必要に迫られなければ言語の学習は難しい。


ここで言えるのは「希少性」は価値である、ということだ。エッフェル塔も凱旋門もパリにしかないから価値がある。コアラもカンガルーもオーストラリアにしかいないから価値がある。モアイはイースター島でしか本物をみることができないから価値がある。


仕事においては、ほとんどの人ができないことを深く掘り下げて習得することができれば、市場における1%の人材になることができる。


noteの毎日投稿も1ヶ月続けるだけでそれは価値になる。たとえ続かなかったとしても、過去に1ヶ月継続した、という事実は立派な実績になるから誇っていいと思う。

「それはあなたの得意なことなんですか?」と聞かれると困るかもしれないが、胸をはって得意と言えるようになるには、入力と出力を継続するしかない。

この観点で言うと「イトーさん、あなたは英語が得意なんですか?」という質問には自信を持って「得意です」とは言えないが、「イトーさん、あなたはnoteが得意なんですか?」と聞かれると、少し自信をもって「はい」と答えられる。


にしても、英語以外の他言語を操れる人って、かっこいい。

それから、私はフランス語はしゃべれない。


<あとがき>
中学1年生で英語の授業が始まったとき、まったく意味が分からずテストの点数も低いものでした。しかし2年生になり、三人称単数の概念や、be動詞と一般動詞の違い、時制の変化などが理解できるようになると、おもしろいようにテストの点数が上がっていきました。学校教育における英語は「パズル」のようなものだと思っています(キリッ)。今日も最後までありがとうございました。

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