まさか自分が手術を受けることになるなんて。
8月下旬に手術を受けることになった。
約1年前から、右わき腹のあばら骨の部分に小さなシコリがあって、それが大きくなってきた。それを除去する手術を8月下旬にやる。
シコリのサイズは最初、ごく小さなものだった。特に臓器に持病もないから「あぁ、謎のシコリがあるなぁ」程度に思っていた。皮下にあり少しだけ硬いシコリ。特に気にするレベルのものではないからずっと放っておいた。
約8ヶ月くらいかなぁ。シコリが少しずつ大きくなり始めて、おかしいなぁと思って皮膚科に行くことにした。病院で測ってもらったら1.2cmくらいのシコリになっていた。隆起してこすれるから茶色く変色している。先生に言われた。
「わっかんないなぁ、これは」
「わかんないですか」
「痛みはない?」
「ないです」
「臓器の病気したことある?」
「ないです。持病もないです」
「背中見せてもらえる?」
着ていたシャツをまくって、背中を見せる。
特に異常はない。
「うーん、赤くないしなぁ」
「茶色いですよね」
「これは擦れて茶色になるんだよ。この感じはなんなんだろう?んー、どこからか細胞が飛んできたわけでもないしなぁ」
「細胞、飛んでこないですもんね」
「最近、銃で撃たれたりした?」
「いや、撃たれてないですね」
「だよなぁ」
たしかに銃で撃たれたような、なんかそんな感じに見えなくもない。ただこの国で、ごく最近銃で撃たれた方は1人しか思い浮かばない。少なくとも私ではない。
「うーん、手術する?」
「あ、はい」
「それで細胞をさ、病理検査に出すから、それで分かると思うんだよなぁ」
「ですよね」
と、いうわけで、このシコリがなんなのか、まずは摘出して検査に出すことになった。
「それじゃあ、手術の説明するから少し待っててね」
「はい」
待っていると呼ばれた。
50代の女性看護師さんに。
「手術はね、局所麻酔でやりますよ」
「分かりました」
気になったので聞いた。
「あの、これって例えば病理検査して、上皮内がんとか、そういった腫瘍である可能性もあります?」
「うーん、分かんないねぇ。今は。でもとにかく手術すれば何かしらは分かるからね」
「分かりますよね」
特に痛みもないし、身体の不調もない。
妻からは「メラノーマ?ってのがあるらしい」と聞かされていたし、手術も受けるつもりだった。私は保険外交員の仕事をしているから、医療保険も2つ加入してるし、がん保険も2つ加入している。
転ばぬ先の杖とはよく言ったものだな。
今日これを書いてる時点で、重大な病気である自覚は一切ない。これで下旬、重たい報告noteを書くことにならないように願っている。
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