きいこ

夫と息子とのこと。おいしいもののこと。音楽のこと。好きなこと。いろいろあった今までのこ…

きいこ

夫と息子とのこと。おいしいもののこと。音楽のこと。好きなこと。いろいろあった今までのこと。毎日の暮らし。

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noteはじめました

海と山が近くにある小さな町で、夫と息子と3人暮らしをしています。 今もいろいろ課題も悩みもあるけれど、そんな毎日を過ごせてること、昔の自分が知ったらびっくりすると思う。 高校に行けなくなってから数年間、外に出るのが怖くなっていた時期がありました。つまずいたり、転んだり、坂道転げ落ちたりしながら、もがいてもがいて、好きなことや家族や音楽の力に支えられながら、小さな勇気を何度も振りしぼってやっとなんとかよじ登ってきて、平凡に見える日々を過ごしています。 そんな毎日の中で思うこ

    • ブルーベリー&ブラックベリーとプラムのジャム作り

      少しずつ深まる眠り。 足りない眠り。 大きく吸ってゆっくり吐いて。 伸ばしてゆるめて。 音を選ぶための寄り道。 気を抜くと詰めすぎる。 あくびであいづち。 やっぱり困っているかもしれない。 スーパーに行くと果物コーナーをかならず見てしまう。この前並んでいたのは、キウイ、桃、プラム、りんご、ブドウ、メロン、イチジク、梨、バナナ……。 果物が大好きで欲しいなぁと思うものの、高くてなかなか手が出なくなってしまった。 近頃見かけるプラム。 甘酸っぱくて、この時期にしか食べられな

      • 旅の帰り道

        行き慣れたところへの1泊2日の旅行。 見慣れた景色のはずだけど、ホテルの窓から見える景色は新鮮でとてもきれいだった。 今回は観光はしないで、ただ泊まっておいしいものを食べてゆっくりしたい、と言う夫。 私はせっかくならあちこち寄り道して、時間いっぱいいろいろなことをして満喫したかった。 息子はやりたいことを我慢して、しぶしぶついて来ながらも程よく楽しんでいる感じ。 3人それぞれの希望の間をとって、帰り道の途中で少しだけ寄り道して帰ることにした。 朝、いろとりどりの朝食を食

        • ぽっかり浮かぶ島々へ

          緑の中を抜けて、足りないものをもらいに行く。 太陽の下、返して借りて抱えて出る。 日傘を閉じて、階段をくるくる上がる。 画面の前、並び替え新たに作りセンスを問われる。 手抜きして、ラタトゥイユパンとレモンパン。 思い出されて、BGMはハナレグミ。 電話鳴り、荷物を取りに停めた車をまた走らせる。 いよいよ出発、チェックシートは全部済み。 中学校は今日で2学期終了。 今年はのんびりしていられない年なので、夏の遊びは早めにすませてしまおうと、学校が終わって夏休みに入る直前の今日か

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        noteはじめました

          ソーダ水みたいな世界

          少しずつ和らぐ。 しゃがみこむ姿と方言。 はしゃぐ笑顔。 急かされて短く。 ソーダ水みたいな空。 甘味と酸味の隠し味。 もうずいぶん前に発売された写真集。 川内倫子さんの「うたたね」。 透明感があって、切なくて、儚く、見ていてきゅっとなる写真達。 とても好きだったのに、持ってるものを整理していた頃に手放してしまった。 この前、図書館で「うたたね」があるのを見つけて借りてきたのだけど、あらためてページをめくって、手放したことをとても後悔してしまった。 川内倫子さんのイ

          ソーダ水みたいな世界

          いつもの朝のひととき

          ひんやり優しい空気の中。 緑の葉っぱに水のシャワー。 洗顔とシャワーでさっぱり。 いらなくなった物を必要な人へ。 階段をゆっくりゆっくり。 ドアを開けると立ち込める熱気。くらくら。 笑ってばかりはいられない。 その表情の意味をさがしてしまう。 じわりと熱を持って。おあずけ。 エアコンのついていない寝室で、窓を開けて扇風機を回しては…寝てられへーん!となり、エアコンのついている部屋にお布団を運んで寝ている梅雨も明けていない今……と書いていたけど、曇り空続きになりエアコンのつい

          いつもの朝のひととき

          気になることが不思議と集まる

          いつもと変わらないくったくのない笑顔。 甘いキャラメルタルト。 意味を理由を考えてしまう。 なくしてしまったけど、もう取り戻したい。 言葉を言葉のままに。 最近なんとなーくぼんやりと思っていることや、noteに下書きしてあったこと、気になって読んでる本など。 考えていることが、目にしたものや本や会話の中で、そして誰かのnoteを読んでいると同じように考えていたことが出てきたりすることが最近よくある。考えていることの道しるべのようなものが目の前にぽつりぽつりと照らされている不

          気になることが不思議と集まる

          手抜き朝ごはんと手をかけた朝ごはん

          どんより立ち込める雲。 ねぎらう前にねぎらわれる。 集中しすぎて疲れがどっと。 いつもの時間をなくした。 ちくりちくり。 うちの朝ごはんは、家族3人それぞれメニューが違う。 夫は朝からあまり食べられないので、さらりと食べられるお茶漬け。息子は毎日違うものがいいらしく、おにぎりやピザトーストや野菜スープやパンケーキの日もある。私はパンがあればはみちつとチーズをのせて焼いたパン。ごはんの時は納豆や昨日の残り物をおかずに食べる。 さっと作れる簡単なごはん。適当な手抜きごはん。

          手抜き朝ごはんと手をかけた朝ごはん

          くどうれいんさん「コーヒーにミルクを入れるような愛」を読んで

          雑誌でその名前を目にしたり、noteを読んでいたら出てきたりして気になっていたくどうれいんさんのエッセイ。 名前の印象からなぜか男の人だと思っていたのだけど、恥ずかしながら女の人だったことを読んでみて初めて知った。 すーっとよどみなくスルスルと読み進めた。 きれいなパステルカラーだけでなく、泥のような茶色やくすんだ灰色や真っ黒もちゃんと入ったエッセイだなぁと思った。 日常のなにげない瞬間、なんでもないやりとりに大切な何かがつまっている、と思わされた。 私はこうやって考

          くどうれいんさん「コーヒーにミルクを入れるような愛」を読んで

          とある休日の切り取り

          朝のうちにスーパーへ。 火曜一だったようで人で混雑。 手伝いたい、と思うことがあったけど、まだ万全じゃない腰のことを考えて手伝えず。早く万全になりたい。 ピーマンをたくさんもらったので、お昼は焼きそば。焼きそばソースを切らしていたので、おたふくソースメインで作ったら甘めに仕上がり、家族に不評。 昨日の疲れが出ていた様子の父。少し気になるところはあったみたいだけど、それもひっくるめて全体的には安心。 ふと時間を持て余して、思い立って行こうと思ってたスタバへ。ストロベリーフ

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          天の川が見たくて

          早朝のベランダに熱気。 言うたよ、聞いてないよのエンドレス。 取りそこねた折り返し。 切って炒めてことこと煮込んで。 湯気まで見えそうな太陽の下。 こぼれる七夕の話。 いい名前。 シャツのゆるみ。 二の腕のゆるみ。 過去の栄光いつまでも。 七夕の夜になると、天の川が見たくて(見たことない)、星が見たくて、毎年星空を見上げるのを楽しみにしている。 でも私の住む町では、もう何年も雨が降ったり、雲がかかっていて星空が見えない七夕が続いている。 それが今年は晴れの七夕。暑い暑い

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          すくっと伸びる蓮の花

          蓮の花は、仏教やお寺のイメージがあるから、少しさみしく感じるけど、好きな花。 池の中に咲く蓮の花が見られるところを見つけて少し前に行ってきた。地域のご年配の方々がボランティアで育てているそうで、春には肥料をまいたり、きれいに見えるようあれこれ工夫されているそう。 蓮の花は、水辺に葉っぱと花が浮かんでいるものしか知らなくて、そのイメージ(モネの水蓮みたいな)で出かけたのだけど、池の水からすくっと上に伸びて見上げるような蓮だった。 だから、蓮の池と池の間に渡された橋の中にいる

          すくっと伸びる蓮の花

          西加奈子さん「わたしに会いたい」を読んで

          西加奈子さんが乳がん治療を経てから出版された短編集「わたしに会いたい」。 心の奥を刺激されるような強さを感じる本だった。 自分の考えてること、やってること、毎日の自分のことを1番よく見てるのは、周りにいる誰かじゃなくて、自分自身。だからこそ自分が一番味方でいてあげたい、というようなことを思いながら読み終わった。 よく見てるから、ずるいところだって知ってるし、手を抜いたところだって見てるから、ついつい自分で自分にダメ出ししたくなる。 今日も集まりがあって、和気藹々とする

          西加奈子さん「わたしに会いたい」を読んで

          口笛でつながる

          ゆっくりとほぐして。 心も体もしゃっきり。 1日でも先に伸ばす。 生き生きとした葉っぱ。 いつもと変わらない話。 知るための話。 明るく終わりたい話。 チョコにつつまれたポテトチップス。 届ける口笛、届く口笛。 この前、うたコンに好きな真心ブラザーズとスカパラが出ていて、昔からつながりがあるのは知っていたけど、35周年の同期だそうで、音楽も好きだけど、みんな今を楽しんでいる感じが伝わってきてそこがとても好き。 最近のBGMはチャットモンチー。 聴いていたのはずいぶん昔のよ

          口笛でつながる

          そう思わなくても変わっていくこと

          ゆるやかにのびのびと。 さっぱり洗い流す。 エネルギーは満タンに。 毎月の用事をあっちとこっちと。 甘くてぷるんとつつまれた和菓子。 かたかたと集中。 つるりと足をすべらせてひやり。 いつもの時間が変わりつつある? 変えてしまったのは素直な思い。 いつものお礼にをつつみを配る。 今年も半分が過ぎた。 子どもの頃に比べると、年月が過ぎ去るのがぐんと早くなった。今年ももう半分終わったのかぁ、とあっという間だった。でも、いろいろなことがあってぎゅーっと凝縮された半年。 毎日な

          そう思わなくても変わっていくこと

          梅とブルーベリーといちじくと

          目覚める朝。 行き交うまぶしい制服姿。 遅れてがんばる制服姿。 立つ、座る、寝転ぶ、基本の動作。 重心のかけどころ。 タイミングよくかけ合う電話。 「へへへ」と笑ってしまった。 全てを持ち上げられ。まるく。 子どもに戻ったみたいな幸せな心地。 太陽のシャワーが降り注ぐ夕方。 今年は梅干しを作ろうと思っていたのだけど、その話を実家でしたら、「梅干しあるからあげるよ」と大きな梅干しをもらった。 梅干しは、我が家では私しか食べないので、簡単なお昼ごはんに添えたり、お弁当に入れた

          梅とブルーベリーといちじくと