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天の川が見たくて

早朝のベランダに熱気。
言うたよ、聞いてないよのエンドレス。
取りそこねた折り返し。
切って炒めてことこと煮込んで。
湯気まで見えそうな太陽の下。
こぼれる七夕の話。
いい名前。
シャツのゆるみ。
二の腕のゆるみ。
過去の栄光いつまでも。


七夕の夜になると、天の川が見たくて(見たことない)、星が見たくて、毎年星空を見上げるのを楽しみにしている。

でも私の住む町では、もう何年も雨が降ったり、雲がかかっていて星空が見えない七夕が続いている。

それが今年は晴れの七夕。暑い暑い七夕。

七夕飾りは飾らなくなったし、七夕イベントにももう行かなくなった。お願い事もすることもないけど、七夕の夜には空を見上げて星を見たくなる。

何年かぶりの晴れの七夕。
私が住んでいるところは田舎町だけど、さらに田舎町まで車を走らせて、周りに街灯も家の灯りもないところまで家族3人で星を見に(私がお願いして)出かけた。

車から降りて顔を上に向けてぐるりと空を見上げてみたら、北斗七星を発見。目が慣れてくると星がいくつも見えたけど、残念ながら天の川は見られず。見つけられず。

空の地平線に近いところは、遠くの町の灯りでうっすらと明るかったし、まだまだ山の方の真っ暗なところへ行かないと天の川は見られないのかもしれない。七夕じゃなくても天の川は見られると思うし、またの機会の楽しみにとっておこう。

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