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季語哀楽

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季語をテーマにした投稿まとめ。 365日が目標。
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#音楽

薫風

薫風

風薫る朝。
自転車脇のブロック塀には、小さな虹が映っていた。薄いシャカシャカのパーカーを羽織って漕ぎ出す。風を受けて、帆がばたばたと膨らんだ。

雑草の生い茂る路地を通り抜けて、
さっき飲んだ珈琲交じりの吐く息さえも、
ぼくは、

風をあつめて
蒼空を翔けたいんです。

薫風(くんぷう)

薄暑

薄暑

KIGOです。
最近、Twitterでこの曲を見つけてこればっかり聞いてる。

あの夏は…。

なんでかな、やっぱこういう恋の歌にいいなって思うのは、私がそういう風にできているだけなんだろうか。

実は昨日を取りこぼしていたり。
試行錯誤の毎日です。「思考索語」…なんて、徒歩通勤中に考えていたら、検索してみるといるもんですね、先駆者が。笑

アウトプットのエネルギーが溜まるまで、徒然と過ごしていこ

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木の芽時

木の芽時

春になり、いろいろな樹々が芽吹く頃。
華やぐ季節の一方で、
その変わり目は古くから心身の調子が乱れやすいとされている。

悪い芽も顔を出しているだけだとしたら。
養分が無ければ枯れるかもしれないし、
花まで咲かせてみたら意外と美しいのかもしれない。

悪い芽も顔を出しているだけだとしたら。
それに「木の芽時」という名前を与えて
この時期のせいにしてしまえばいい。

例えどんなに想っても
永遠などは

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春一番

春一番

春一番という言葉は、よくニュースにもなるので知っていた。しかし、それに続く風を、春二番、春三番、春四番などと呼ぶのは初耳だった。

春を告げる南風。
その番号の通り、
風が吹く度に春の訪れが進んでいく。

まるで音楽みたいだ。

それは、遥かに壮大な一曲かも知れないし、
もしくはEPのようにいくつかの曲の集まりかも知れない。
曲調は、楽器は、歌詞は?
イメージが頭の中を駆けていく。

できれば視聴

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