「最高の計画」があれば勝てる!? 仕事に関する9つの嘘 その②
こんにちは。Kid.iAです。
今年6月に発売されて以来、「世界最重要のビジネス書」として各メディアでも絶賛されている「NINE LIES ABOUT WORK (邦題:仕事に関する9つの嘘)」について書いたnoteをシリーズ化して書き始めました。
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今回の問いは、「9つの嘘」その②ということで「『最高の計画』があれば勝てる!?」です。
今や世界中のビジネスパーソンが回し続けている(と同時に回し切ることも困難な)ことで有名な「PDCAサイクル」に代表されるように、ビジネスにおいて何をするにしてもまずは「計画を練る」ことから始めている方が殆んどだと思います。
では、なぜ「計画で勝てる」ということはウソになるのか?代わりに「何をすれば」いいのか?を書いていきたいと思います。
結論
早速ですが、以下が問いに対する結論です。
結論は「『最高の計画』より、『最高の情報共有』があれば勝てる」ということです。
このことは、私達を取り巻く「現代のビジネス環境」に大きく関係しているのではないかと思います。
変化の激しい時代
よく今の世の中を表現する言葉として「VUCA」という言葉が使われたりもしますが、要は現代は大変「変化の激しい」時代と言われています。
そのようなモノゴトが変化するスピードが早い環境で「計画」を立てるとどのようなことが起こるのでしょうか?
そうです。立てた「計画」は、よっぽどのことが起こらない限り「変更」になります。
では、次に私達にとってそれはどういうことを意味しているのかを考えてみます。
会社のチームで年初にひとつの「年間計画」を立てたとしましょう。その計画には、目的から始まり、いついつに、誰々と、何をしようというような「沢山の情報」が含まれています。
それらの「情報」が計画変更の直後、一瞬にして「腐って」しまいます。
「腐る」=「役に立たなくなる」ということですね。また、さらに追い討ちをかける事実としてあるのが、変化が「激しい」ゆえにこうした「情報の陳腐化」は一度ではなく「何度も」起こることです。
「新鮮さ」を保つためには?
では、そんな「計画変更」や「情報の陳腐化」に対してどう対処していけばいいのか?
もうここまででお分かりになる方も多くいらっしゃると思いますが、その処方箋は「情報を迅速に共有すること」、つまり「情報の開放」です。
一般的にヒトは、手に入れた情報があればそれを自らで「解釈」し(センスメイキングというやつです)、「自発的対応」を行う生き物です。
つまり、「計画が変更された」という新鮮な情報の「持ち主」が、その事実を素早く計画の「関係者」に共有する(もしく「知れる仕組み」を作る)ことが大切になるということです。
毎日2時間の2000人が参加する会議とは?
ここで、情報共有の仕組みづくりの事例として、かって米軍のマクリスタル大将がイラクで編み出した「O&I※ 状況報告会議」というものを紹介します。(※Operation & Intelligence)
いつ、どこでテロ活動が行われるかわからない状況に迅速かつ的確に対応するために考案、実施されたこの会議の最大の特徴は「毎日2時間、週6日開催され、2000人もの参加者がいた」会議だったということ。
そして、(ここが一番重要だと思っているのですが)希望すれば「だれでも参加可能」だっだことです。
この会議を実践する中で米軍やマクリスタル大将が学んだ情報共有に対する重要なこととして、以下のことが挙げられます。
1. 情報は「陳腐化」するゆえに「即共有」
2. 情報の「連携」が「協調」を生む
3. 情報の「価値や意味」を最も理解できるのは情報の「利用者」
4. 情報の意味づけは「ともに行う」ことが一番
日々の私達を取り巻くビジネス環境では、ここまでの規模のものはそうないものの、ここから得られる「ヒント」みたいなものは、沢山あるように思います。
まとめ
再度、結論を書いておきます。
よく「PDCA」の重要性が語られているのを見かけます。私もそれを否定するつもりは全くありませんし、仕事において「計画」は決して無視できないものです。
大切なことは、自らが作った計画に「縛られることのないように」すること。
この記事にも書いたように、計画を「つくる側」も「うけとる側」双方が、その変化をよく観察しながら「最高の情報共有」をしていくことが一番大事だと思っています。
もし記事に少しでも共感頂けたなら、「スキ」や「フォロー」をしていただけると嬉しいです‼️今後の創作の活力になります。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました🙏
(追記)以下、シリーズ全編をまとめています。
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