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「どの会社」で働くかが大事!? 仕事に関する9つの嘘 その①

こんにちは。Kid.iAです。

前回の記事から始まりました「名著が暴く『仕事に関する9つの嘘』とは!?」シリーズ。

⬇️シリーズ初回の投稿はコチラ

6月に発売されて以来「世界最重要のビジネス書」として、各メディアでも絶賛されている「NINE LIES ABOUT WORK (邦題:仕事に関する9つの嘘)」ですが、そんな名著の内容を私なりにまとめて、複数回に渡ってnote上に書いていければと思っています。

今回の問いは、そんな名著が主張する「仕事に関する9つの嘘」の内の一つ「『どの会社』で働くかが大事!?」です。

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これは特に、これから就活を始めたりする学生の方に多いのではないかと思うのですが、「志望上位の会社に就職できなかったら、その先どうすればいいのか…。」等と、必要以上に悲観してはいないでしょうか?

もしこの本に書かれていることが正しければ、そんな心配は「全く問題ではありません」ので、どうぞご安心下さい。

結論

いきなりですが、以下が問いに対する結論です。

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結論は「『どの会社』で働くかより、『どのチーム』で働くかの方が大事である」ということです。

それこそ書籍内では多くの定性・定量情報を用いて根拠の説明がなされているのですが、今回は一点だけ、歴史家のユヴァル・ノア・ハラリ氏が考えた「3つの現実」という概念に沿って、なぜこの結論に至るのかを書いていきます。

「会社(文化)」という見えない現実

ハラリ氏の考える3つの現実とは以下です。

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まず一つ目は、個人の自由意思によって捉え方が変わる「主観的現実」です。

二つ目は、個人の思考に関係なく、常に真実として存在する「客観的現実」です。

最後に三つ目が、誰もが本当だと認めているからというだけの理由で存在し、信じることをやめた途端に無くなってしまう「共同主観的現実」です。
(「時価総額」や「ブランド価値」などがこれにあたります。)


次に、「会社」というものを当てはめて考えると、それは「共同主観的現実」であり、社員一人ひとりの日常の仕事に与える影響は「ほんのわずか」です。

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「会社(という概念やその文化)」は、必要不可欠であるものの、「虚構」であるがゆえに、一人ひとりの職場経験の全てを説明するものではない決してないことがわかります。

抽象的な「会社」と、具体的な「チーム」

そんな抽象度の高い「会社」と比較して、より具体度の高いものがあります。それが「チーム」です。

チーム(チーム経験)」は、社員それぞれの仕事のやり方に大きく影響を及ぼし、全員がそれを信じる必要もない。

なぜなら、そこで起こること全ては「主観的・客観的現実」、つまり「ありのままの現実」だからです。

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「チーム」のおかげで、自分の「仕事」を含むモノゴトがより分かりやすく、具体的になります。一方で、「会社や文化」にはそうした機能はなく、抽象的すぎるということです。

「チーム」が与える影響力

本著では、著者達の研究により「高業績かつ高エンゲージメント」チームに共通して見られる「8つの特徴」というものが導き出されています。

その各項目については割愛しますが、今回伝えたいこととして、その8つの項目のスコアは「『どのチーム』に属しているかによって」大きく異なるということです。

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例えば、その項目の一つに「『会社の未来』に絶大な自信を持っている」というものがあるのですが、その項目スコアがチームによって異なるということから「『同じ会社』で働く人だとしても『所属チーム』が違えば『会社の未来への自信』も違ってくること」が言えます。

まとめ

再度、結論です。

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会社のビジョンや全社的な経験よりも、身近な同僚やランチ仲間とのやりとり・雑談といった「ローカルな経験」の方がよっぽど大切なことだったりする方は少なくないと思います。

最後は、本書籍内にあった印象的なこの言葉を書いて終わりたいと思います。

「従業員が『ココで働くのをやめよう』と決めるとき、その『ココ』とは、会社ではなく『チーム』であるということです。」

今回も読んで頂きありがとうございました‼️

(追記)以下、シリーズ全編をまとめています。

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